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介護福祉士等の国家試験、濃厚接触者受験不可へ 国家試験運営団体の発表内容 3つの国家試験は今年も予定通り開催されるそうです。 しかし、受験者がコロナウイルスの濃厚接触者と認定された場合、 試験の受験は不可のことです。 発表資料はこちら 対象となる国家試験は次の3つ ・介護福祉士 ・社会福祉士 ・精神保健福祉士 再受験の措置は?? 今のところ、試験を後で受けることができるという情報は出ていないようです。 濃厚接触者でも症状が出ない人も多いことから、 濃厚接触ではないと偽って試験を受ける人も出てしまうのではないかという懸念も考えられます。 受験予定の方は、人との接触を控えるしかなさそうですね…
介護福祉士等の国家試験、濃厚接触者受験不可へ 国家試験運営団体の発表内容 3つの国家試験は今年も予定通り開催されるそうです。 しかし、受験者がコロナウイルスの濃厚接触者と認定された場合、 試験の受験は不可のことです。 発表資料はこちら 対象となる国家試験は次の3つ ・介護福祉士 ・社会福祉士 ・精神保健福祉士 再受験の措置は?? 今のところ、試験を後で受けることができるという情報は出ていないようです。 濃厚接触者でも症状が出ない人も多いことから、 濃厚接触ではないと偽って試験を受ける人も出てしまうのではないかという懸念も考えられます。 受験予定の方は、人との接触を控えるしかなさそうですね…
2023年8月15日投稿 転職をする際、履歴書や面接において、自己PRは必須の項目です。しかし、重要であることは理解していても、「何を書いたら良いのかわからない…。」と悩んでいる介護士さんも多いのではないのでしょうか? ということで!この記事では以下のような疑問について解説しています。 こんな人に読んでほしい ・自己PRって何?考え方がわからない…。 ・面接で使える、効果的な自己PRを考えたい。 ・参考にできる例文が知りたい この記事では、 →自己PRについての基礎知識、考える際の準備、ポイントをお伝えします。 →面接に効果的な採用担当者に響く自己PRの考え方をまとめました。 →参考にできる例文も紹介しています。 今まで2万人を超える医療、福祉、介護、保育に関わる方達の相談を聞き、転職のお手伝いをしてきました。そんなふくみっとがお伝えする自己PRのポイント、ぜひ参考にしてみてくださいね! 目次 自己PRとは? 自己PRと志望動機の違い 介護職向けの自己PRとは? 自己PRを書く前に準備しておくこと3つ 1.自分の経験を振り返る 2.自分の強みを理解する 3.応募先が求める人物像を理解する 自己PRを考える時のポイント 採用担当者に響くポイント 自己PRを考える時のNGポイント 参考にできる自己PR例文2つ 経験者の場合 未経験者の場合 まとめ 自己PRとは? 自己PRとは、簡単に言うと「自分の強みをアピール」すること。自分自身の能力、人柄、経験などの強みを踏まえた上で、「何が得意なのか」「どのようなことで貢献できるのか」といった、自分を採用する事のメリットをアピールすることができる項目です。 ここで一つ注意点ですが、自分の魅力のみをアピールすることだけが自己PRではなく、相手に評価されるものをアピールしましょう。 自己PRと志望動機の違い よく混同される自己PRと志望動機について、似ているようで意味が違います。こちらも合わせて理解しておきましょう。 【自己PRは「自分の強みをアピール」すること】 今、自分が持っている能力や経験などを言語化し、相手に自分自身を知ってもらうための項目です。 【志望動機は、「なぜここに入社したいのか」を伝えること】 他にもたくさんの企業がある中で、なぜここを選んだのか、何をしたいのか、どのような貢献ができるのか、などを伝える項目です。 似ているようで違いますよね。ですが、この2つに一貫性がないのもいけません。こちらについては後ほど、自己PRを考える時のポイントの項目で詳しく解説しています。 介護職向けの自己PRとは? では、介護職向けの自己PRとは一体どのようなことをアピールすれば良いのでしょうか? 当たり前ではありますが「介護職に就きたい!」という気持ちを、熱意を持ってアピールする必要があります。 また、自分の強みや資格、経験をどのように現場で生かすことができるのかを伝えましょう。介護職未経験の方は、今まで経験してきた事がどのように介護職に生かせることができるのか?どのようにアピールできるのか、を考えて伝えましょう。 自己PRを書く前に準備しておくこと3つ 自分の経験を振り返る まずは、今まで働いてきた中での経験を振り返ってみましょう。コツとしては、整理しやすいように時系列順で考えていくのがおすすめです。紙やスマートフォンなどに書き出すとよりわかりやすくなります。 どのような施設形態で働いてきたのか?年数や役職がアピールできるポイントとなります。また、未経験の方の場合でも、前職での経験や仕事に対する姿勢が強みとなるかもしれません。 自分の強みを理解する 今まで経験してきたことを振り返った上で、自分の性格や特徴も合わせて、アピールできるポイントは一体なんなのか理解しましょう。 ぜひこちらの「自己PRでめっちゃ使えるキーワード一覧」を参考にしてみてくださいね。 応募先が求める人物像を理解する あなたがとても素晴らしい人物だったとして、それをアピールすることはとても良いのですが、一つ注意があります。 それは『応募先が求める人物像に合っていなければ意味がない。』ということです。せっかくアピールできても、採用担当者に響かなかったら、無駄になってしまいますよね。 なので、まずは応募先の募集要項をよく見ましょう。その上で応募先のホームページやSNSがあればチェックし、その職場の雰囲気や、求められている人物像を深く理解することが大切になってきます。 自己PRを考える時のポイント ・具体的な内容を交える あなたが自身が経験したことを活かしましょう。リアリティのあるエピソードを具体的に交えることで、あなたのオリジナルの自己PRとなり説得力が増すので、採用担当者の印象に残る自己PRになります。 ・盛り込みすぎない アピールをするために、強みをたくさん伝えてしまいがちですが、多くても3つまでに絞るようにしましょう。あれもこれもと盛り込みすぎて、「最終的に何を伝えたかったのだろうか?」と思われてしまうと残念な自己PRになってしまいます。要点を抑えて、より簡潔に伝えることを心がけましょう。 ・仕事に対する思い、将来像を伝える これまでの項目だけだと、あなたが実際に働いた時を想像することが難しいため、どのような思いで仕事に向き合い働くのか、どんな立場を目指すのかを考え伝えることも大切になってきます。 ・志望動機との一貫性を意識する 先ほど、自己PRと志望動機の意味の違いについてお伝えしましたが、違うからと言って、一貫性がないのはマイナスになります。「なんとなくこれでいいか。」という風に考えてしまうと一貫性がなくなってしまうので気をつけましょう。 採用担当者に響くポイント ・熱意があるか 採用担当者は、「どうしてうちに面接にきたのか?」「長く働くことはできるのか?」「介護職への興味はあるのか?」「働く熱意はあるのか?」を面接や履歴書から判断しています。すぐに辞めてしまったり、やる気のない人は採用しようとは思いません…。その施設で実際に働くことを想定し、熱意が相手に伝わるような自己PRになるように意識しましょう。 ・求める人物像と合っているか 自己PRを書く前に準備しておくこと3つでもお伝えしましたが、その企業が求める人物像とズレていないか意識しましょう。採用担当者は、そこもしっかりと見ています。良い自己PRができたとしても、求める人物像からズレていると不採用になってしまったりします。 以上を踏まえた上で、「一緒に働きたい」とイメージしてもらえるようにすることがとても大切です。自己PRが出来上がった際に、「自分が採用担当者ならどう思うだろう?」と、読み直してみると良いかもしれませんね。 自己PRを考える時のNGポイント ・中身が薄い 熱意を伝えることが大切だとお伝えしましたが、そこばかりに集中してしまい、中身が薄くなっていないか確認しましょう。 ・抽象的な内容 例えば、「私は責任感があります。」と伝えるだけの漠然としたアピールはやめましょう。「責任感が強いこと」が、どのように仕事の役に立つのかまで伝えるようにしましょう。ここで少しポイントですが、あなたの具体的なエピソードを交えることで、より良いアピールとなりますので、そこまでしっかりと考えてみるといいでしょう。 ・マイナスな表現 あなたの強みを伝える際に、あなたと比べて活躍できていなかった人に対しての批判的な意見を言ってしまうのはNGです。そのようなことを聞いた採用担当者は「この人を採用すると、他の職員と上手く行かないのではないか?」と思います。 また、介護職を選んだ理由を伝える際に、他業界へのマイナスイメージを伝えたり、他社の批判的な意見を伝えるのもやめましょう。 ・どこでも使えてしまう内容 数ある職種から、なぜ介護職を選んだのか?がいまいちわからない自己PRは避けましょう。例えば「飲食業の経験があるので、接客が得意です」とだけ言われても、採用担当者からするとピンとはきません。その自己PRなら介護職でなくても、どこでも使えてしまうからです。「接客が得意」なのであれば、それがどう介護職に生きるのか、まで伝えることができれば良いでしょう。介護職に関係なかったり、絡めることが難しい場合は別の自己PRを考えましょう。 ・例文をそのまま使う この記事でもこの後に例文を紹介しますし、他のサイトでもたくさんの例文がありますが、それをそのまま使うのは辞めましょう。採用担当者は数多くの面接を行ってきているので、例文そのままの自己PRはすぐに気づかれます。あくまで参考程度にしましょう。 参考にできる自己PR例文2つ ここからは、経験者と未経験者の自己PRの例をご紹介いたします。 【経験者の場合】 私はデイサービスで3年間働き、介護職としてのスキルを高めてきました。その中でも特に、レクリエーションの企画に力を入れ、ご利用者様に喜んでもらえるものを開催して参りました。当初はなかなか参加していただけなくて落ち込むこともありましたが、ご利用者様とのコミュニケーションをこまめに取り、ご要望をお聞きし、他のスタッフとも連携し盛り上げ方の工夫を行ったところ、当初に比べて、参加率をあげることができました。 貴事業所でもこれらの経験を生かし、ご利用者様に楽しんでいただきながらQOLの向上に貢献できればと思っています。 →経験者の場合は具体的なエピソードを盛り込みましょう。「その結果どうなったのか?」「その経験によりどのような活躍や貢献ができるのか?」を伝えると効果的な自己PRになります。 【未経験者の場合】 私はこれまで清掃業に勤めていました。力仕事や体を使う業務が多かったため、体力には自信があります。また、夜勤でも働いていたので、夜勤シフトにも対応可能です。介護業界は未経験ですが、専門的な知識を学びながら、前職で培った体力を生かし、ご利用者様に安心していただけるような介護サービスを提供していきたいと考えています。 →強みを「体力がある」に絞り、それがどのように役に立つのか?を伝えました。今回の場合だと夜勤で働けることや、ご利用者様の安心(身体介助の面など)に繋がることが伝えられています。このように、前職のスキルが介護職や、応募先に貢献できることを伝えることによって、未経験の場合でも印象的な自己PRになると思います。 まとめ 介護職での自己PRの準備、ポイント、NG、例文についてご紹介いたしました。 自己PRは、選考の結果に関わる重要な項目です。しっかりと応募先が求める人物像を理解し、正しいアピールができるように意識しましょう。 また、例文をそのまま使うのではなく自分の言葉で伝えることが大事になってきます! 採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえるような素敵な自己PRを作成しましょう。 ■介護・医療・福祉のお仕事をお探しの方 「ふくみっと」は介護・医療・福祉の求人を専門に全国の求人を掲載しています。 是非チェックしてみてくださいね! ▶︎無料で求人を探す 正社員の求人 パートアルバイトの求人 新卒求人 都道府県別でお探しの方はこちらから↓ 都道府県から求人を探す 北海道・東北 北海道(3981) 青森県(638) 岩手県(739) 宮城県(1734) 秋田県(599) 山形県(601) 福島県(826) 関東 茨城県(1668) 栃木県(1545) 群馬県(973) 埼玉県(3368) 千葉県(2329) 東京都(8447) 神奈川県(3668) 甲信越・北陸 新潟県(1574) 富山県(637) 石川県(736) 福井県(520) 山梨県(480) 長野県(1194) 東海 岐阜県(1165) 静岡県(2271) 愛知県(3818) 三重県(1070) 関西 滋賀県(1238) 京都府(2704) 大阪府(7238) 兵庫県(3463) 奈良県(1753) 和歌山県(548) 中国・四国 鳥取県(746) 島根県(526) 岡山県(1695) 広島県(2490) 山口県(1131) 徳島県(776) 香川県(1865) 愛媛県(1487) 高知県(516) 九州・沖縄 福岡県(4301) 佐賀県(686) 長崎県(1070) 熊本県(1538) 大分県(898) 宮崎県(951) 鹿児島県(1460) 沖縄県(1155)
2023年8月15日投稿 転職をする際、履歴書や面接において、自己PRは必須の項目です。しかし、重要であることは理解していても、「何を書いたら良いのかわからない…。」と悩んでいる介護士さんも多いのではないのでしょうか? ということで!この記事では以下のような疑問について解説しています。 こんな人に読んでほしい ・自己PRって何?考え方がわからない…。 ・面接で使える、効果的な自己PRを考えたい。 ・参考にできる例文が知りたい この記事では、 →自己PRについての基礎知識、考える際の準備、ポイントをお伝えします。 →面接に効果的な採用担当者に響く自己PRの考え方をまとめました。 →参考にできる例文も紹介しています。 今まで2万人を超える医療、福祉、介護、保育に関わる方達の相談を聞き、転職のお手伝いをしてきました。そんなふくみっとがお伝えする自己PRのポイント、ぜひ参考にしてみてくださいね! 目次 自己PRとは? 自己PRと志望動機の違い 介護職向けの自己PRとは? 自己PRを書く前に準備しておくこと3つ 1.自分の経験を振り返る 2.自分の強みを理解する 3.応募先が求める人物像を理解する 自己PRを考える時のポイント 採用担当者に響くポイント 自己PRを考える時のNGポイント 参考にできる自己PR例文2つ 経験者の場合 未経験者の場合 まとめ 自己PRとは? 自己PRとは、簡単に言うと「自分の強みをアピール」すること。自分自身の能力、人柄、経験などの強みを踏まえた上で、「何が得意なのか」「どのようなことで貢献できるのか」といった、自分を採用する事のメリットをアピールすることができる項目です。 ここで一つ注意点ですが、自分の魅力のみをアピールすることだけが自己PRではなく、相手に評価されるものをアピールしましょう。 自己PRと志望動機の違い よく混同される自己PRと志望動機について、似ているようで意味が違います。こちらも合わせて理解しておきましょう。 【自己PRは「自分の強みをアピール」すること】 今、自分が持っている能力や経験などを言語化し、相手に自分自身を知ってもらうための項目です。 【志望動機は、「なぜここに入社したいのか」を伝えること】 他にもたくさんの企業がある中で、なぜここを選んだのか、何をしたいのか、どのような貢献ができるのか、などを伝える項目です。 似ているようで違いますよね。ですが、この2つに一貫性がないのもいけません。こちらについては後ほど、自己PRを考える時のポイントの項目で詳しく解説しています。 介護職向けの自己PRとは? では、介護職向けの自己PRとは一体どのようなことをアピールすれば良いのでしょうか? 当たり前ではありますが「介護職に就きたい!」という気持ちを、熱意を持ってアピールする必要があります。 また、自分の強みや資格、経験をどのように現場で生かすことができるのかを伝えましょう。介護職未経験の方は、今まで経験してきた事がどのように介護職に生かせることができるのか?どのようにアピールできるのか、を考えて伝えましょう。 自己PRを書く前に準備しておくこと3つ 自分の経験を振り返る まずは、今まで働いてきた中での経験を振り返ってみましょう。コツとしては、整理しやすいように時系列順で考えていくのがおすすめです。紙やスマートフォンなどに書き出すとよりわかりやすくなります。 どのような施設形態で働いてきたのか?年数や役職がアピールできるポイントとなります。また、未経験の方の場合でも、前職での経験や仕事に対する姿勢が強みとなるかもしれません。 自分の強みを理解する 今まで経験してきたことを振り返った上で、自分の性格や特徴も合わせて、アピールできるポイントは一体なんなのか理解しましょう。 ぜひこちらの「自己PRでめっちゃ使えるキーワード一覧」を参考にしてみてくださいね。 応募先が求める人物像を理解する あなたがとても素晴らしい人物だったとして、それをアピールすることはとても良いのですが、一つ注意があります。 それは『応募先が求める人物像に合っていなければ意味がない。』ということです。せっかくアピールできても、採用担当者に響かなかったら、無駄になってしまいますよね。 なので、まずは応募先の募集要項をよく見ましょう。その上で応募先のホームページやSNSがあればチェックし、その職場の雰囲気や、求められている人物像を深く理解することが大切になってきます。 自己PRを考える時のポイント ・具体的な内容を交える あなたが自身が経験したことを活かしましょう。リアリティのあるエピソードを具体的に交えることで、あなたのオリジナルの自己PRとなり説得力が増すので、採用担当者の印象に残る自己PRになります。 ・盛り込みすぎない アピールをするために、強みをたくさん伝えてしまいがちですが、多くても3つまでに絞るようにしましょう。あれもこれもと盛り込みすぎて、「最終的に何を伝えたかったのだろうか?」と思われてしまうと残念な自己PRになってしまいます。要点を抑えて、より簡潔に伝えることを心がけましょう。 ・仕事に対する思い、将来像を伝える これまでの項目だけだと、あなたが実際に働いた時を想像することが難しいため、どのような思いで仕事に向き合い働くのか、どんな立場を目指すのかを考え伝えることも大切になってきます。 ・志望動機との一貫性を意識する 先ほど、自己PRと志望動機の意味の違いについてお伝えしましたが、違うからと言って、一貫性がないのはマイナスになります。「なんとなくこれでいいか。」という風に考えてしまうと一貫性がなくなってしまうので気をつけましょう。 採用担当者に響くポイント ・熱意があるか 採用担当者は、「どうしてうちに面接にきたのか?」「長く働くことはできるのか?」「介護職への興味はあるのか?」「働く熱意はあるのか?」を面接や履歴書から判断しています。すぐに辞めてしまったり、やる気のない人は採用しようとは思いません…。その施設で実際に働くことを想定し、熱意が相手に伝わるような自己PRになるように意識しましょう。 ・求める人物像と合っているか 自己PRを書く前に準備しておくこと3つでもお伝えしましたが、その企業が求める人物像とズレていないか意識しましょう。採用担当者は、そこもしっかりと見ています。良い自己PRができたとしても、求める人物像からズレていると不採用になってしまったりします。 以上を踏まえた上で、「一緒に働きたい」とイメージしてもらえるようにすることがとても大切です。自己PRが出来上がった際に、「自分が採用担当者ならどう思うだろう?」と、読み直してみると良いかもしれませんね。 自己PRを考える時のNGポイント ・中身が薄い 熱意を伝えることが大切だとお伝えしましたが、そこばかりに集中してしまい、中身が薄くなっていないか確認しましょう。 ・抽象的な内容 例えば、「私は責任感があります。」と伝えるだけの漠然としたアピールはやめましょう。「責任感が強いこと」が、どのように仕事の役に立つのかまで伝えるようにしましょう。ここで少しポイントですが、あなたの具体的なエピソードを交えることで、より良いアピールとなりますので、そこまでしっかりと考えてみるといいでしょう。 ・マイナスな表現 あなたの強みを伝える際に、あなたと比べて活躍できていなかった人に対しての批判的な意見を言ってしまうのはNGです。そのようなことを聞いた採用担当者は「この人を採用すると、他の職員と上手く行かないのではないか?」と思います。 また、介護職を選んだ理由を伝える際に、他業界へのマイナスイメージを伝えたり、他社の批判的な意見を伝えるのもやめましょう。 ・どこでも使えてしまう内容 数ある職種から、なぜ介護職を選んだのか?がいまいちわからない自己PRは避けましょう。例えば「飲食業の経験があるので、接客が得意です」とだけ言われても、採用担当者からするとピンとはきません。その自己PRなら介護職でなくても、どこでも使えてしまうからです。「接客が得意」なのであれば、それがどう介護職に生きるのか、まで伝えることができれば良いでしょう。介護職に関係なかったり、絡めることが難しい場合は別の自己PRを考えましょう。 ・例文をそのまま使う この記事でもこの後に例文を紹介しますし、他のサイトでもたくさんの例文がありますが、それをそのまま使うのは辞めましょう。採用担当者は数多くの面接を行ってきているので、例文そのままの自己PRはすぐに気づかれます。あくまで参考程度にしましょう。 参考にできる自己PR例文2つ ここからは、経験者と未経験者の自己PRの例をご紹介いたします。 【経験者の場合】 私はデイサービスで3年間働き、介護職としてのスキルを高めてきました。その中でも特に、レクリエーションの企画に力を入れ、ご利用者様に喜んでもらえるものを開催して参りました。当初はなかなか参加していただけなくて落ち込むこともありましたが、ご利用者様とのコミュニケーションをこまめに取り、ご要望をお聞きし、他のスタッフとも連携し盛り上げ方の工夫を行ったところ、当初に比べて、参加率をあげることができました。 貴事業所でもこれらの経験を生かし、ご利用者様に楽しんでいただきながらQOLの向上に貢献できればと思っています。 →経験者の場合は具体的なエピソードを盛り込みましょう。「その結果どうなったのか?」「その経験によりどのような活躍や貢献ができるのか?」を伝えると効果的な自己PRになります。 【未経験者の場合】 私はこれまで清掃業に勤めていました。力仕事や体を使う業務が多かったため、体力には自信があります。また、夜勤でも働いていたので、夜勤シフトにも対応可能です。介護業界は未経験ですが、専門的な知識を学びながら、前職で培った体力を生かし、ご利用者様に安心していただけるような介護サービスを提供していきたいと考えています。 →強みを「体力がある」に絞り、それがどのように役に立つのか?を伝えました。今回の場合だと夜勤で働けることや、ご利用者様の安心(身体介助の面など)に繋がることが伝えられています。このように、前職のスキルが介護職や、応募先に貢献できることを伝えることによって、未経験の場合でも印象的な自己PRになると思います。 まとめ 介護職での自己PRの準備、ポイント、NG、例文についてご紹介いたしました。 自己PRは、選考の結果に関わる重要な項目です。しっかりと応募先が求める人物像を理解し、正しいアピールができるように意識しましょう。 また、例文をそのまま使うのではなく自分の言葉で伝えることが大事になってきます! 採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえるような素敵な自己PRを作成しましょう。 ■介護・医療・福祉のお仕事をお探しの方 「ふくみっと」は介護・医療・福祉の求人を専門に全国の求人を掲載しています。 是非チェックしてみてくださいね! ▶︎無料で求人を探す 正社員の求人 パートアルバイトの求人 新卒求人 都道府県別でお探しの方はこちらから↓ 都道府県から求人を探す 北海道・東北 北海道(3981) 青森県(638) 岩手県(739) 宮城県(1734) 秋田県(599) 山形県(601) 福島県(826) 関東 茨城県(1668) 栃木県(1545) 群馬県(973) 埼玉県(3368) 千葉県(2329) 東京都(8447) 神奈川県(3668) 甲信越・北陸 新潟県(1574) 富山県(637) 石川県(736) 福井県(520) 山梨県(480) 長野県(1194) 東海 岐阜県(1165) 静岡県(2271) 愛知県(3818) 三重県(1070) 関西 滋賀県(1238) 京都府(2704) 大阪府(7238) 兵庫県(3463) 奈良県(1753) 和歌山県(548) 中国・四国 鳥取県(746) 島根県(526) 岡山県(1695) 広島県(2490) 山口県(1131) 徳島県(776) 香川県(1865) 愛媛県(1487) 高知県(516) 九州・沖縄 福岡県(4301) 佐賀県(686) 長崎県(1070) 熊本県(1538) 大分県(898) 宮崎県(951) 鹿児島県(1460) 沖縄県(1155)
児発管ってなに?資格や仕事内容について解説します! 児発管とサビ管の違いとは まず、児発管とサビ管のふたつの違いについて最初にご説明します。 児童発達支援管理責任者(児発管)とサービス管理責任者(サビ管)は共に障がいを持つ方のために個別支援計画を作成することを主な業務としていますが、児発管が18歳未満の子供(障がい児)を対象とするのに対して、サビ管は18歳以上の(障がい者)を対象としています。 サビ管についても説明している記事があるのでそちらも参考にしてみてください。 ここからは児発管について詳しく解説していきます! ・児発管ってどんな仕事? ・資格はどのように取得するのか。 福祉の仕事のうち、特に児童に関わる仕事をしたいと考えている方は、どのような職種があるのか気になりますよね。 新体系になってから児童発達支援管理責任者について、その内容が分かりにくいと困っている人も多いでしょう。 そこで今回は、児童発達支援管理責任者の仕事内容や役割、資格を取得するための要件等を分かりやすくご紹介します。 目次 ① 児発管とは ②児発管の仕事内容 ③児発管になるには  ④児発管の働ける職場 ⑤まとめ ① 児童発達支援管理責任者(児発管)とは 児童発達支援管理責任者は、障害児の保育や療育に関する専門職の1つです。児童福祉法における様々な障害児支援のための施設で働いています。 略して「児発管」と呼ばれることもあり、 児童発達支援施設には必ず1名以上の配置が義務付けられています。 利用する児童や家族への支援だけでなく、現場職員への助言や指導も行うためベテラン職員が資格を取得し、その役割を担うケースが多いです。 児童発達支援管理責任者の役割 厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」では、児童発達支援の定義を次のように定めています。 日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練その他の便宜を提供するもの 引用:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000171670.pdf ②児童発達支援管理責任者の仕事内容 児童発達支援管理責任者の仕事内容としては、個別支援計画書の作成や実施、関係機関との連携、コーディネート、人材育成などです。 仕事内容を理解することで、この職業がどのようなものなのか全体像をつかめるようになるはずです。 <仕事内容> 個別支援計画の作成 アセスメントとモニタリング その他の業務 ①個別支援計画の作成 個別支援計画(児童発達支援計画・放課後等デイサービス計画)は、障害のある子どもの療育と保護者への支援の根幹をなす重要な書類です。 サービス提供開始前の面談(アセスメント)で、利用児童の発達状況や心理状況を適切に把握し、保護者の支援ニーズを踏まえて支援内容と到達目標を具体化していきます。 障害児支援の施設は、専門的なサポートが必要な児童が利用します。 障害の程度や発達の状態は当然それぞれ違うため、必要な支援内容ももちろん違ってきます。 児童発達支援管理責任者は、これら児童の心理面や発達面の課題をきちんと把握し、家族のニーズとも照らし合わせながら目標を立て、目標が達成できるように援助の方針を決めていきます。 スタッフなどとの担当者会議で出た意見をもとに計画原案の修正を加えた後、本人と家族に内容を説明し、同意を得てから個別支援計画を書面で家族に渡します。 ②アセスメントとモニタリング 利用児童の発達状況に応じた個別支援計画の作成と、療育の効果を最大化するために大切なのが、アセスメントとモニタリングの実施です。 児童発達支援管理責任者が、障害のある子ども・保護者と直接会って面談を行う必要があります。 代理者による対応は基本的に認められていませんが、オンライン面談の可否は自治体によって対応が異なります。 「アセスメント」は、事業所としてサービスを提供する前に障害のある子ども・保護者のニーズを把握する目的で実施します。 必要な支援を検討し、個別支援計画の原案を作成するための必須項目です。 「モニタリング」は、個別支援計画の実施状況や課題の達成度合いなどを確認する目的で実施します。 最低でも6ヶ月に1回以上実施し、必要に応じて計画変更を行います。障害のある子どもの状況を的確に把握するために、送迎や行事などの機会を通じて保護者とコミュニケーションをとることも効果的です。 ③その他の業務 児童発達支援管理責任者には、個別支援計画書作成以外の業務もあります。 例えば、保護者との面談です。 児童の支援や療育がより良い方向に向かうように、普段から保護者と良い関係を築いておくことも大事な仕事です。 不安になった時や困った時に頼れる存在であったり、時には専門的な視点からアドバイスをしたりする役割も担っています。 事務作業や雑務については、職場により内容が異なります。必要な教材の準備や手配などを行ったり、送迎ドライバーも担当したりするケースもあります。 児童発達支援管理責任者も、職場によっては現場に入ることがあります。児童と一緒に遊んだり、学習を支援したりと、個別支援計画書に基づいた支援・療育を行います。 ③児童発達支援管理責任者になるには 児童発達支援管理責任者になるには、「実務経験の要件」を満たし「研修を修了」する必要があります。 この、実務経験要件はとても複雑でわかりにくいと言われています。 実際に私も理解するまでとても時間がかかりました、、。 ご存じの方も多いかもしれませんが、この実務経験の要件については、平成31年4月から適用されたものによりさらに複雑になりました。 その一方で、保育所や幼稚園で勤務してきた方や教員免許状の保有者などが要件に加わることとなり、より専門性の高い人材が児童発達支援管理責任者として働きやすくなりました。 <実務経験の要件とは> 実務経験の要件については、まず以下の3つのいずれかに当てはまり、いずれにおいても老人福祉施設・医療機関等以外での障害者福祉の分野で3年以上の実務経験が必要です。 それでは、詳しく見ていきましょう。 〈実務経験の要件〉 ①相談支援事業に従事する者 ②相談機関等において相談支援業務に従事する者 ③施設等において相談支援業務に従事する者 5年以上の相談支援業務 下記①~⑥の機関で5年以上、かつ高齢者分野での期間を除いて相談支援業務に従事した期間が3年以上必要です。 ①相談支援事業に従事する者 地域生活支援事業 障害児相談支援事業 身体障害者相談支援事業 知的障害者相談支援事業 ②相談機関等において相談支援業務に従事する者 児童相談所 児童家庭支援センター 身体障害者更生相談所 精神障害者社会復帰施設 知的障害者更生相談所 福祉事務所 発達障害者支援センター ③施設等において相談支援業務に従事する者 障害児入所施設 乳児院 児童養護施設 児童心理治療施設 児童自立支援施設 障害者支援施設 老人福祉施設 精神保健福祉センター 救護施設 更生施設 介護老人保健施設 介護医療院 地域包括支援センター ④就労支援に関する相談支援の業務に従事する者 障害者職業センター 障害者就業・生活支援センター ⑤学校教育法第1条に規定する学校(大学を除く)において相談支援の業務に従事する者 幼稚園 小学校 中学校 義務教育学校 高等学校 中等教育学校 特別支援学校 高等専門学校 ⑥医療機関において相談支援業務に従事する者で、次のいくつかに該当する者 病院 診療所 ※ただし、社会福祉主事、相談支援専門員等、保育士、児童指導員、障害者社会復帰指導員であって、上記①~⑥の実務経験年数が1年以上のものに限られる <有資格者としてそれに係る実務経験5年以上+3年以上の相談または直接支援業務> 下記の資格保有者としてそれに係る実務経験5年以上、かつこれまでに紹介した機関のうち、高齢者分野を除く機関で相談または支援業務に従事した期間が3年以上必要です。 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、栄養士、精神保健福祉士 ただし、実務経験に含まれる業務の範囲は都道府県により独自の基準が設けられている場合があります。 大阪や埼玉では、上記より短い期間でも実務要件を満たすとされているなど、例外もあるため注意が必要です。 最終的には、都道府県のホームページから確認されることをおすすめします。 実務経験の要件を満たす方は、まず児童発達支援管理責任者基礎研修を受講します。 基礎研修の受講を終え、相談支援従業者初任者研修(講義部分)を修了している又は平成24年4月1日以前に相談支援の業務に関する研修を修了し、証明書の交付を受けている場合は「基礎研修修了者」となります。 基礎研修修了者が、相談又は直接支援業務2年以上従事した場合、もしくは平成31年3月31日時点で児童発達支援管理責任者研修を修了している場合、児童発達支援管理責任者実践研修を受講することが可能です。 実践研修を修了した後は、5年ごとの児童発達支援管理責任者更新研修も必要です。 ※平成31年3月31日時点での児童発達支援管理責任者研修修了者は、平成36年3月31日までは児童発達支援管理責任者としてみなされますが、同日までには児童発達支援管理責任者更新研修修了者になる必要があります。 研修の申し込み方法 研修の申し込みは、各都道府県や、都道府県から研修を委託された事業者に勤務先の法人や事業所が申し込む方法が一般的です。その他には、個人が申し込むことも可能です。 各都道府県や社会福祉協議会のホームページには、研修の日程や開催場所等が記載されており、申込書をダウンロードできます。 研修の受け入れ人数には限りがあるため、余裕を持って申し込むことをおすすめします。   ④児童発達支援管理責任者の働ける職場 児童発達支援管理責任者が働ける職場はたくさんあります。 児童福祉法で定められて施設においては、必ず1名以上の配置が義務付けられているため、不可欠な存在でもあります。 児童発達支援管理責任者を配置している施設は、通所系と入所系の2種類に分けることができます。 通所系:障害児通所支援施設 <児発管の配置が義務付けられている職場(通所系)> 児童発達支援センター 児童発達支援事業類型 医療型児童発達支援 放課後等デイサービス 保育所等訪問支援 入所系:障害児入所支援施設 <児発管の配置が義務付けられている職場(入所系)> 知的障害児施設 第一種自閉症児施設 第二種自閉症児施設 盲児施設 ろうあ児施設 肢体不自由児施設 肢体不自由児療護施設 重症心身障害児施設 ⑤まとめ 最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 今回は、児童発達支援管理責任者の仕事内容や、資格の取得方法、活躍できる職場についてご紹介しました。 児童発達支援管理責任者の資格の情報は複雑でとても分かりにくいものが多いです。 難しいかもしれませんが、情報をしっかりと把握することで資格取得に大きく近付くことは間違いありません。 この記事を参考にして、これまでの専門職としての経験が活かせる児童発達支援管理責任者をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
児発管ってなに?資格や仕事内容について解説します! 児発管とサビ管の違いとは まず、児発管とサビ管のふたつの違いについて最初にご説明します。 児童発達支援管理責任者(児発管)とサービス管理責任者(サビ管)は共に障がいを持つ方のために個別支援計画を作成することを主な業務としていますが、児発管が18歳未満の子供(障がい児)を対象とするのに対して、サビ管は18歳以上の(障がい者)を対象としています。 サビ管についても説明している記事があるのでそちらも参考にしてみてください。 ここからは児発管について詳しく解説していきます! ・児発管ってどんな仕事? ・資格はどのように取得するのか。 福祉の仕事のうち、特に児童に関わる仕事をしたいと考えている方は、どのような職種があるのか気になりますよね。 新体系になってから児童発達支援管理責任者について、その内容が分かりにくいと困っている人も多いでしょう。 そこで今回は、児童発達支援管理責任者の仕事内容や役割、資格を取得するための要件等を分かりやすくご紹介します。 目次 ① 児発管とは ②児発管の仕事内容 ③児発管になるには  ④児発管の働ける職場 ⑤まとめ ① 児童発達支援管理責任者(児発管)とは 児童発達支援管理責任者は、障害児の保育や療育に関する専門職の1つです。児童福祉法における様々な障害児支援のための施設で働いています。 略して「児発管」と呼ばれることもあり、 児童発達支援施設には必ず1名以上の配置が義務付けられています。 利用する児童や家族への支援だけでなく、現場職員への助言や指導も行うためベテラン職員が資格を取得し、その役割を担うケースが多いです。 児童発達支援管理責任者の役割 厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」では、児童発達支援の定義を次のように定めています。 日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練その他の便宜を提供するもの 引用:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000171670.pdf ②児童発達支援管理責任者の仕事内容 児童発達支援管理責任者の仕事内容としては、個別支援計画書の作成や実施、関係機関との連携、コーディネート、人材育成などです。 仕事内容を理解することで、この職業がどのようなものなのか全体像をつかめるようになるはずです。 <仕事内容> 個別支援計画の作成 アセスメントとモニタリング その他の業務 ①個別支援計画の作成 個別支援計画(児童発達支援計画・放課後等デイサービス計画)は、障害のある子どもの療育と保護者への支援の根幹をなす重要な書類です。 サービス提供開始前の面談(アセスメント)で、利用児童の発達状況や心理状況を適切に把握し、保護者の支援ニーズを踏まえて支援内容と到達目標を具体化していきます。 障害児支援の施設は、専門的なサポートが必要な児童が利用します。 障害の程度や発達の状態は当然それぞれ違うため、必要な支援内容ももちろん違ってきます。 児童発達支援管理責任者は、これら児童の心理面や発達面の課題をきちんと把握し、家族のニーズとも照らし合わせながら目標を立て、目標が達成できるように援助の方針を決めていきます。 スタッフなどとの担当者会議で出た意見をもとに計画原案の修正を加えた後、本人と家族に内容を説明し、同意を得てから個別支援計画を書面で家族に渡します。 ②アセスメントとモニタリング 利用児童の発達状況に応じた個別支援計画の作成と、療育の効果を最大化するために大切なのが、アセスメントとモニタリングの実施です。 児童発達支援管理責任者が、障害のある子ども・保護者と直接会って面談を行う必要があります。 代理者による対応は基本的に認められていませんが、オンライン面談の可否は自治体によって対応が異なります。 「アセスメント」は、事業所としてサービスを提供する前に障害のある子ども・保護者のニーズを把握する目的で実施します。 必要な支援を検討し、個別支援計画の原案を作成するための必須項目です。 「モニタリング」は、個別支援計画の実施状況や課題の達成度合いなどを確認する目的で実施します。 最低でも6ヶ月に1回以上実施し、必要に応じて計画変更を行います。障害のある子どもの状況を的確に把握するために、送迎や行事などの機会を通じて保護者とコミュニケーションをとることも効果的です。 ③その他の業務 児童発達支援管理責任者には、個別支援計画書作成以外の業務もあります。 例えば、保護者との面談です。 児童の支援や療育がより良い方向に向かうように、普段から保護者と良い関係を築いておくことも大事な仕事です。 不安になった時や困った時に頼れる存在であったり、時には専門的な視点からアドバイスをしたりする役割も担っています。 事務作業や雑務については、職場により内容が異なります。必要な教材の準備や手配などを行ったり、送迎ドライバーも担当したりするケースもあります。 児童発達支援管理責任者も、職場によっては現場に入ることがあります。児童と一緒に遊んだり、学習を支援したりと、個別支援計画書に基づいた支援・療育を行います。 ③児童発達支援管理責任者になるには 児童発達支援管理責任者になるには、「実務経験の要件」を満たし「研修を修了」する必要があります。 この、実務経験要件はとても複雑でわかりにくいと言われています。 実際に私も理解するまでとても時間がかかりました、、。 ご存じの方も多いかもしれませんが、この実務経験の要件については、平成31年4月から適用されたものによりさらに複雑になりました。 その一方で、保育所や幼稚園で勤務してきた方や教員免許状の保有者などが要件に加わることとなり、より専門性の高い人材が児童発達支援管理責任者として働きやすくなりました。 <実務経験の要件とは> 実務経験の要件については、まず以下の3つのいずれかに当てはまり、いずれにおいても老人福祉施設・医療機関等以外での障害者福祉の分野で3年以上の実務経験が必要です。 それでは、詳しく見ていきましょう。 〈実務経験の要件〉 ①相談支援事業に従事する者 ②相談機関等において相談支援業務に従事する者 ③施設等において相談支援業務に従事する者 5年以上の相談支援業務 下記①~⑥の機関で5年以上、かつ高齢者分野での期間を除いて相談支援業務に従事した期間が3年以上必要です。 ①相談支援事業に従事する者 地域生活支援事業 障害児相談支援事業 身体障害者相談支援事業 知的障害者相談支援事業 ②相談機関等において相談支援業務に従事する者 児童相談所 児童家庭支援センター 身体障害者更生相談所 精神障害者社会復帰施設 知的障害者更生相談所 福祉事務所 発達障害者支援センター ③施設等において相談支援業務に従事する者 障害児入所施設 乳児院 児童養護施設 児童心理治療施設 児童自立支援施設 障害者支援施設 老人福祉施設 精神保健福祉センター 救護施設 更生施設 介護老人保健施設 介護医療院 地域包括支援センター ④就労支援に関する相談支援の業務に従事する者 障害者職業センター 障害者就業・生活支援センター ⑤学校教育法第1条に規定する学校(大学を除く)において相談支援の業務に従事する者 幼稚園 小学校 中学校 義務教育学校 高等学校 中等教育学校 特別支援学校 高等専門学校 ⑥医療機関において相談支援業務に従事する者で、次のいくつかに該当する者 病院 診療所 ※ただし、社会福祉主事、相談支援専門員等、保育士、児童指導員、障害者社会復帰指導員であって、上記①~⑥の実務経験年数が1年以上のものに限られる <有資格者としてそれに係る実務経験5年以上+3年以上の相談または直接支援業務> 下記の資格保有者としてそれに係る実務経験5年以上、かつこれまでに紹介した機関のうち、高齢者分野を除く機関で相談または支援業務に従事した期間が3年以上必要です。 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、栄養士、精神保健福祉士 ただし、実務経験に含まれる業務の範囲は都道府県により独自の基準が設けられている場合があります。 大阪や埼玉では、上記より短い期間でも実務要件を満たすとされているなど、例外もあるため注意が必要です。 最終的には、都道府県のホームページから確認されることをおすすめします。 実務経験の要件を満たす方は、まず児童発達支援管理責任者基礎研修を受講します。 基礎研修の受講を終え、相談支援従業者初任者研修(講義部分)を修了している又は平成24年4月1日以前に相談支援の業務に関する研修を修了し、証明書の交付を受けている場合は「基礎研修修了者」となります。 基礎研修修了者が、相談又は直接支援業務2年以上従事した場合、もしくは平成31年3月31日時点で児童発達支援管理責任者研修を修了している場合、児童発達支援管理責任者実践研修を受講することが可能です。 実践研修を修了した後は、5年ごとの児童発達支援管理責任者更新研修も必要です。 ※平成31年3月31日時点での児童発達支援管理責任者研修修了者は、平成36年3月31日までは児童発達支援管理責任者としてみなされますが、同日までには児童発達支援管理責任者更新研修修了者になる必要があります。 研修の申し込み方法 研修の申し込みは、各都道府県や、都道府県から研修を委託された事業者に勤務先の法人や事業所が申し込む方法が一般的です。その他には、個人が申し込むことも可能です。 各都道府県や社会福祉協議会のホームページには、研修の日程や開催場所等が記載されており、申込書をダウンロードできます。 研修の受け入れ人数には限りがあるため、余裕を持って申し込むことをおすすめします。   ④児童発達支援管理責任者の働ける職場 児童発達支援管理責任者が働ける職場はたくさんあります。 児童福祉法で定められて施設においては、必ず1名以上の配置が義務付けられているため、不可欠な存在でもあります。 児童発達支援管理責任者を配置している施設は、通所系と入所系の2種類に分けることができます。 通所系:障害児通所支援施設 <児発管の配置が義務付けられている職場(通所系)> 児童発達支援センター 児童発達支援事業類型 医療型児童発達支援 放課後等デイサービス 保育所等訪問支援 入所系:障害児入所支援施設 <児発管の配置が義務付けられている職場(入所系)> 知的障害児施設 第一種自閉症児施設 第二種自閉症児施設 盲児施設 ろうあ児施設 肢体不自由児施設 肢体不自由児療護施設 重症心身障害児施設 ⑤まとめ 最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 今回は、児童発達支援管理責任者の仕事内容や、資格の取得方法、活躍できる職場についてご紹介しました。 児童発達支援管理責任者の資格の情報は複雑でとても分かりにくいものが多いです。 難しいかもしれませんが、情報をしっかりと把握することで資格取得に大きく近付くことは間違いありません。 この記事を参考にして、これまでの専門職としての経験が活かせる児童発達支援管理責任者をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
介護・福祉・医療系の新卒求人を探す求人サイト(大阪・京都編) 介護職や障害者支援などの福祉系。 又は看護師や医療ソーシャルワーカーなどの医療系。 これら医療福祉系の新卒求人って、探すのに苦労しませんか? 「あんまりいい求人サイトって無いな~~ どうしよう!?」 「学校から指定された実習先で決めてしまって、本当にいいのかな??」 と、思っている人も多いかもしれません。 そんな人のために、医療福祉系の新卒求人についてまとめました☆彡 目次 医療・福祉系の新卒求人を、大阪・京都で検索してみる 医療・福祉系の新卒求人を、職種別に検索してみる エージェントに頼んでみる 医療福祉業界での就職とは 福祉系職種の種類と特徴 障害者福祉系職種の種類と特徴 医療系職種の種類と特徴 医療福祉の求人サイト「ふくみっと」について ふくみっとの特徴 ふくみっとの使い方 まずは医療・福祉系の新卒求人を、「大阪・京都」で検索してみる 医療福祉業界の新卒求人について説明する前に、「まずはどんな求人があるか見てみたい!」という急いでいる人のために、実際の求人をまとめました。今回は、大阪と京都の求人をピックアップしたので、のぞいてみてね。 京都の新卒求人(正社員)を見る 京都の新卒求人(インターン・アルバイト・パート)を見る 大阪の新卒求人(正社員)を見る 大阪の新卒求人(インターン・アルバイト・パート)を見る 医療・福祉系の新卒求人を、「職種別」で検索してみる 介護職、看護職、MSW、支援員など、職種別に新卒求人を探してみたい人は、こちらからどうぞ。 家の近くにぴったり合う求人があるかもしれません♪ ■ 高齢者福祉系の新卒募集 介護職/ヘルパーの新卒求人 介護福祉士の新卒求人 看護助手の新卒求人 機能訓練指導員の新卒求人 ■ 障害者支援系の新卒募集 支援員/ヘルパーの新卒求人 児童指導員の新卒求人 職業指導員の新卒求人 相談支援専門員の新卒求人 ■ 医療系の新卒募集 看護師/准看護師の新卒求人 医療ソーシャルワーカーの新卒求人 医療事務の新卒求人 理学療法士の新卒求人 作業療法士の新卒求人 言語聴覚士の新卒求人 視能訓練士の新卒求人 臨床工学技士の新卒求人 診療放射線技師の新卒求人 臨床検査技師の新卒求人 柔道整復師の新卒求人 鍼灸師の新卒求人 あん摩マッサージ師の新卒求人 薬剤師の新卒求人 歯科衛生士の新卒求人 公認心理師の新卒求人 ■ 保育系の新卒募集 保育士の新卒求人 子育て支援員の新卒求人 ■ その他の医療福祉系新卒募集 管理栄養士の新卒求人 調理師の新卒求人 送迎ドライバーの新卒求人 営業/事務の新卒求人 エージェントに頼んでみる 医療福祉業界は、一般的な営利目的の企業とは少し違い、新卒学生を大量に採用することはあまりありません。 リクナビやマイナビなどに掲載するには、数十万円から数百万円のお金がかかります。 それよりは、患者や福祉サービスの利用者のためや、既存の職員の処遇改善にお金を使いたいと考える法人さんも少なくありません。 そのため、本当は新卒採用がしたいけど、費用をかけてまでは、求人広告サイトに求人は載せていないということが多いのです。 そうなると、業界の情報をあまり持っていない人(特に学生さん!)は、 新卒募集をしている医療・福祉事業者を見つけるのは非常に難しくなります。 そんなときは、思い切って業界のプロに探してもらうのが良いかもしれません。 プロといっても、お金がかかることはありません。 無料で使えるエージェントサービスを利用することで、 自分では見つけられない求人をたくさん知ることができます。 面接のアドバイスや、対策も手伝ってもらえる(無料) 内定をもらった後に、受けるか断るかといった相談もOK エージェントサービスは、就職活動を成功させるのに有効な手段です。 良い就職先を、効率的に見つけたい! という人は、お気軽に相談してみてください。 関西特化、介護・医療・保育・福祉専門のエージェントサービス『ことメディカル』 こちらをクリック↓↓↓ 医療福祉業界での就職とは はじめに 医療福祉業界というと、高齢者や障がい者などの支援をする仕事というイメージが強いかもしれませんが、実はさまざまな分野や職種があります。 社会的にも重要な役割を担う医療・福祉の仕事は、やりがいや将来性が高く、多くの人に必要とされるやりがいのある仕事です。 しかし、医療・福祉の仕事に興味があっても、どんな職種があるのか、どんな資格やスキルが必要なのか、どんな求人があるのかなど、わからないことも多いでしょう。 そこで、この記事では、新卒で医療・福祉の仕事に就きたい方に向けて、職種の種類や特徴、勤務地や勤務先の例などをまとめてご紹介します。 福祉系職種の種類と特徴 福祉系職種は大きく分けて、介護職、生活相談員、ホームヘルパー、施設長、介護福祉士、社会福祉士、ソーシャルワーカーなどがあります。それぞれについて簡単に説明していきます♪ 介護職 介護職は、高齢者や障がい者などの身体的・精神的な介助を行う仕事です。食事や入浴、排泄などの日常生活のサポートやレクリエーションの企画・実施などが主な業務内容です。介護職には無資格でも可能な場合もありますが、介護福祉士やヘルパー2級などの資格を持っているとより幅広く活躍できます。また、資格取得支援制度を利用して働きながら資格を取得することも可能です。 ホームヘルパー ホームヘルパーは、高齢者や障がい者などの自宅での介護や生活支援を行う仕事です。食事や入浴、排泄などの日常生活のサポートや買い物や掃除などの家事代行などが主な業務内容です。ホームヘルパーには無資格でも可能な場合もありますが、基本的には初任者研修(ヘルパー2級)や、介護福祉士などの資格を持っていることが前提となります。また、資格取得支援制度を利用して働きながら資格を取得することを支援している訪問介護事業所も多く、そこを重視して探すのも良いかもしれません。 また、障がい者を支援するホームヘルパーの中には、一般的な企業と比較しても給与が高い仕事もあります。これも情報をチェックしてみてください♪ 生活相談員 生活相談員は、高齢者や障がい者などの生活上の悩みや問題に対して相談や助言を行う仕事です。ケアプランの作成やサービス利用の手続き、家族や関係機関との連絡調整などが主な業務内容です。生活相談員には社会福祉士や精神保健福祉士などの資格が必要ですが、地域によっては介護福祉士があれば就任することが可能な場合もあります。 有料老人ホームでの生活相談員職は、入居相談も業務に入ることがあるため、営業の仕事もおこなう場合があります。 施設長 施設長は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの福祉施設の管理・運営を行う仕事です。施設の方針や計画の策定や実施、職員の採用・教育・管理、予算・経理・報告などの事務処理などが主な業務内容です。施設長になるには、業界での経験や、社会福祉士・介護福祉士などの資格なども基本的には必要になることが多いです。管理能力やリーダーシップ能力がある人は、施設長を目指してキャリアアップをしていくといいかもしれません。 介護福祉士 国家資格である介護福祉士の仕事は、高齢者や障がい者などの身体的・精神的な介助を行う専門職です。介護職やホームヘルパーと同様に食事や入浴、排泄などの日常生活のサポートやレクリエーションの企画・実施などを行いますが、さらに個別ケアプランの作成や評価、関係機関との連携調整、チームケアのリーダーシップなども担うことがあります。介護福祉士には国家試験に合格する必要がありますが、資格取得支援制度を利用して働きながら資格を取得することも可能です。また、サービスの種別によっては、サービス提供責任者や生活相談員といった業務も担うことがあります。 社会福祉士 社会福祉士は、高齢者や障がい者などの生活上の悩みや問題に対して相談や助言を行う専門職です。生活相談員と同様にケアプランの作成やサービス利用の手続き、家族や関係機関との連絡調整などを行いますが、さらに社会的資源の開発や活用、社会福祉政策への提言、地域福祉活動への参加・支援なども担います。社会福祉士には国家試験に合格する必要があります。 病院では医療ソーシャルワーカーとして活躍する場もあります。こちらも同様に、入退院に関して家族や周辺施設との連携をとりながら、患者の動向に寄り添い支えます。 障害者福祉系職種の種類と特徴 障害者福祉系の職種は、障害のある人の生活や社会参加を支援する仕事です。障害の種類や支援の方法によって、さまざまな職種があります。ここでは、代表的な職種とその特徴を紹介します。 生活支援員 障害者グループホームなどで働く職種で、身体介護や生活相談などの支援を行います。食事や入浴、排泄などの身の回りの世話から創作・生産活動まで、生活に密着しながら障害者の自立をサポートします。資格は必要ありませんが、ホームヘルパーなどの資格があると優遇されます。地域差などもありますが、平均年収は約300万円程度のようです。 サービス管理責任者 障害者支援施設に配置が義務付けられている職種で、利用者のニーズに応じた個別支援計画書を作成し、サービス提供に関する管理・調整を行います。利用者や家族からの相談に応じたり、職員への指導・教育にも携わります。資格は必要ありませんが、実務経験や研修が必要です。平均年収は約400万円程度の模様です。 実務経験等が必要なので、新卒ですぐにサービス管理責任者に就くことはできませんね。 職業指導員/就労支援員 障害者の就労支援を行う職種です。障害者の能力や希望に応じて、就労に必要な知識や技能の向上を図る訓練や指導を行います。また、就労先の開拓や就職後のフォローも行います。資格は必要ありませんが、障害者支援施設や、介護職としての実務経験があると有利です。平均年収は約300万~400万円のようです。 児童発達管理責任者 児童発達管理責任者とは、障害のある子どもが福祉サービスを利用する際に必要な個別支援計画を作成し、提供サービスを管理する専門職です。児童発達管理責任者の仕事内容は、主に以下のようなものです。 個別支援計画の作成と見直し:子どもの発達状況や保護者のニーズに応じて、支援内容や目標を具体化し、定期的に評価や修正を行います。 相談業務:子どもや保護者からの相談に応じて、助言や指導を行います。また、関係機関との連携や情報交換も行います。 技術指導業務:子どもに対する支援業務を行う職員に対して、技術的な指導や教育を行います。 送迎業務:子どもの自宅や学校と事業所との間で、送迎を行います。 管理者業務:事業所の運営や管理に関する業務を行います。事業所によっては、管理者と兼任している場合もあります。 児童発達管理責任者は、障害児通所支援事業所や障害児入所施設などで働きます。児童発達管理責任者になるには、5年以上の実務経験と基礎研修と実践研修の修了が必要です。また、5年毎に更新研修を受ける必要があります。児童発達管理責任者は、障害のある子どもの生活や社会参加を支えるやりがいのある仕事ですが、コミュニケーション能力やリーダーシップ能力も求められます。また、障害児支援の分野は日々進歩しているため、常に最新の知識や技術を学ぶ姿勢も大切です。 こちらも実務経験等が必要なので、新卒ですぐに児童発達管理責任者に就くことはできませんね。 医療系職種の種類と特徴 医療系の職種は、人の健康や命に直接かかわる仕事です。病院など治療を直接おこなう医療機関、薬の開発や生産をおこなう製薬業界、医療の現場で使われる医療機器の業界、歯科や動物系など様々あります。ここでは医療系職種について説明していきます。 看護師 看護師は病院を中心として医療現場で活躍する仕事ですが、その仕事内容は主に以下の2つに分けられます。 医師の診察や診療の補助:血圧や体温、脈拍などの測定、注射や採血、点滴などの治療補助、診療に使う器具の準備などを行います。医師と連携して患者さんの診察や治療をスムーズに進める役割を担います。 患者さんの医療的なケアと精神面のケア:食事や排泄、入浴などの身の回りの世話、体位交換やリハビリなどの身体的なケア、患者さんやその家族とのコミュニケーションや相談などの精神的なケアを行います。患者さんが快適に療養できるようにサポートします。 勤務先としては、病院を中心として、介護施設、障がい者支援施設、保育園、訪問看護、病院の医事課、クリニック、健診センターなど、幅広くあります。 助産師 助産師の仕事は、主に以下の3つに分けられます。 妊娠から出産、育児に至るまでの母子の健康を支えるべく、妊婦健診、分娩介助、産後ケア、母乳指導、乳児ケアなどを行います。妊娠期や出産後の健康指導、乳房ケア、新生児のケアなども担います。正常分娩であれば医師の指示を受けることなく介助できますが、異常分娩や帝王切開の場合は医師と連携して看護や補助を行います。 また、女性のライフサイクル全般を支えるために、女性特有の疾患や不妊治療、更年期障害などの治療やケアに携わります。産科医の補助を行ったり、女性の性に関する保健指導や相談に応じたりします。 他にも子どもたちの未来を支えるために、母親教室や父親教室を開催して、親になる心構えや育児のアドバイスをします。また、適切な時期に適切な性教育を行うことで、子どもたちの命の尊さや性感染症の予防などを伝えます。 保健師 保健師の仕事内容について説明します。 人々の病気を防ぎ、健康でいられるよう手助けします。保健指導を通じて多くの人々の病気の予防や健康の維持に貢献する医療専門職です。健康診断や予防接種、健康相談、乳幼児検診などを行います。また、心身に不調を感じている人や子育て中の親などの相談にも応じます。 また、勤務先によって仕事内容が異なります。保健師の勤務先は市区町村や保健所といった行政機関が7割を占めますが、医療機関や一般企業、学校などでも働くことができます。勤務先によって対象者や業務内容が異なります。 行政保健師:地域の保健所や市役所において、公務員として働きます。地域住民の健康を守る役割を担い、乳児から老人まで幅広く対応します。育児の相談や個別に自宅療養している人を訪問することもあります。 産業保健師:企業や病院、大学などの事業所や組織で雇用されます。産業医や人事労務の担当者と連携し、その企業の従業員の健康を管理します。また、メンタルヘルス対策や職場環境改善なども行います。 学校保健師:学校(大学や専門学校など)で働きます。学生と職員の健康を管理し、健康診断や性教育などを行います。 保健師も、職場や仕事内容が幅広くありますので、よく調べてみましょう。 セラピスト 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった職種は、主にリハビリを支援する仕事で、セラピストと呼ばれることも多いです。セラピストの仕事内容について説明します。 理学療法士は、病気やけがなどによって「立つ、座る、歩く、寝返りをうつ」といった基本的な身体機能が低下した患者に対し、リハビリテーションを行う職業です。物理療法や運動療法を用いて、失われた身体機能の改善や痛みの軽減を図ります2。医師や看護師、作業療法士などと連携して治療方針を決めたり、カルテやリハビリ計画を作成したりするデスクワークも重要です。勤務先は主に医療施設や介護施設ですが、スポーツ分野や産業分野などでも活躍できます。 作業療法士は、けがや病気などによって障がいを負ってしまった人に対して、日常生活で行われるさまざまな「作業」を通して、日常生活に必要な能力を高めるリハビリを行う職業です。食べる、入浴する、着替えるといった日常作業や、趣味の領域の作業、職業訓練領域の作業などが対象です。身体的な能力だけでなく、精神的なケアもあわせて行います。作業療法士は、からだとこころの両面から患者を支え、日常生活復帰や社会復帰を全面的にサポートします。勤務先は医療施設や介護施設のほか、福祉施設や教育機関、行政機関などでも働けます。 言語聴覚士は、発声・発話・言語・嚥下(えんげ)・聴覚などに障がいがある人に対して、評価や訓練を行う職業です。 発声・発話・言語障がいは、「声が出せない」「話せない」「話すことが難しい」「話す内容が理解できない」「話す内容が伝わらない」という問題です。嚥下障がいは、「飲み込むことができない」「飲み込むことが難しい」という問題です。 聴覚障がいは、「耳で聞くことができない」「耳で聞くことが難しい」という問題です。言語聴覚士は、これらの問題を改善するために、個別に合わせた訓練プログラムを作成し実施します。勤務先は医療施設や福祉施設のほか、学校や保育園、企業などでも働けます。 以上が、セラピストの仕事内容の一例です。いずれも国家資格が必要で、専門的な知識と技術を持った職業です。人の健康や福祉に貢献できるやりがいのある仕事ですが、患者や利用者とのコミュニケーションやチームワークも重要です。また、医療や福祉の分野は日々進歩しているため、常に最新の情報をキャッチアップし、自己研鑽を怠らない姿勢も求められます。 ソーシャルワーカー 医療ソーシャルワーカーとは、病院や保健所などの保健医療機関において、患者やその家族が抱える心理的・社会的・経済的な問題を支援する専門職です。 仕事内容は、以下のようなものがあります。 患者や家族との面談や相談 退院後の生活や社会復帰の支援や調整 利用できる社会資源や制度の紹介や手続き 病院や診療所などの医療機関との連携や情報提供 経済的な困りごとの解決や調整 地域の保健医療福祉システムづくりに貢献 医療ソーシャルワーカーになるには、一般的には社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格を取得する必要があります。 社会福祉士や精神保健福祉士になるには、専門学校や大学で養成されるか、実務経験を積んで試験を受けるか、関連資格を持って一定の単位を取得するか、といった方法があります。 また、公益社団法人日本医療ソーシャルワーカー協会では、医療ソーシャルワーカーとして必要な知識・技術・倫理観を有する者に対して、認定医療ソーシャルワーカーという資格を認定しています。 認定医療ソーシャルワーカーになるには、以下の条件を満たす必要があります。 社会福祉士または精神保健福祉士の資格を持つこと 医療ソーシャルワークに関する実務経験が3年以上あること 医療ソーシャルワークに関する基礎知識・技術・倫理観を修得したことを示す単位(シラバス)を取得したこと 厚生労働省による医療ソーシャルワーカーの仕事紹介動画はこちらです。 https://www.youtube.com/watch?v=KBS-k0V0S3w その他の職種 医療系には他にもたくさんの専門職があります。 臨床工学技士などの「技師」、柔道整復師などの機能訓練をおこなう職種、歯の健康に携わる歯科衛生士、心理的ケアをおこなう公認心理師などです。 様々なプロフェッショナルが力を合わせることで、人びとの健康な人生をサポートしていくということが、わかりますね。 医療福祉の求人サイト「ふくみっと」について ふくみっとは、介護・医療・福祉・保育の分野に特化した求人メディアです。 各地の求人情報から詳細条件を選択して絞り込めるため、あなたの希望に合った求人情報を簡単に探すことができます。 また、事業所から直接スカウトが届いたり、チャット機能で簡単にやり取りができます。 何より、お仕事先のことがよくわかるコンテンツが多数あるため、より詳細に、より簡単に、求人検索ができちゃいます!   ふくみっとの特徴 ふくみっと最大の特徴は、なんといってもコンテンツの豊富さにあります! ちょいムビ…流行りのショート動画で情報収集! 学生インタビュー…現役大学生による、特別インタビュー! ブログ…求人公開、イベント、日常が知れちゃいます。 カメラロール…職場の雰囲気が沢山の写真で知れちゃいます。 チャット機能…担当者と直接簡単にチャットができます。 スカウト機能…事業所から直接スカウトが届きます。 このように、たくさんのコンテンツから、気になるお仕事先の情報を、見ること知ることができます。 サクッと情報収集ができて、楽しくお仕事探しができますよ!   使い方 まずはふくみっとサイトにて、あなたの希望条件で検索してみましょう。 気になる求人を見つけたら 『☆気になる』ボタンで保存。 『チャット』ボタンから施設に直接質問。 『応募』ボタンから応募してみましょう! 保存機能や、チャット機能は会員登録限定機能になりますが、 登録や使用に関しての費用は一切かからず、サクッと1分程でできちゃうので、ぜひご登録してお使いください! ふくみっとの説明はこちら →ふくみっと とは
介護・福祉・医療系の新卒求人を探す求人サイト(大阪・京都編) 介護職や障害者支援などの福祉系。 又は看護師や医療ソーシャルワーカーなどの医療系。 これら医療福祉系の新卒求人って、探すのに苦労しませんか? 「あんまりいい求人サイトって無いな~~ どうしよう!?」 「学校から指定された実習先で決めてしまって、本当にいいのかな??」 と、思っている人も多いかもしれません。 そんな人のために、医療福祉系の新卒求人についてまとめました☆彡 目次 医療・福祉系の新卒求人を、大阪・京都で検索してみる 医療・福祉系の新卒求人を、職種別に検索してみる エージェントに頼んでみる 医療福祉業界での就職とは 福祉系職種の種類と特徴 障害者福祉系職種の種類と特徴 医療系職種の種類と特徴 医療福祉の求人サイト「ふくみっと」について ふくみっとの特徴 ふくみっとの使い方 まずは医療・福祉系の新卒求人を、「大阪・京都」で検索してみる 医療福祉業界の新卒求人について説明する前に、「まずはどんな求人があるか見てみたい!」という急いでいる人のために、実際の求人をまとめました。今回は、大阪と京都の求人をピックアップしたので、のぞいてみてね。 京都の新卒求人(正社員)を見る 京都の新卒求人(インターン・アルバイト・パート)を見る 大阪の新卒求人(正社員)を見る 大阪の新卒求人(インターン・アルバイト・パート)を見る 医療・福祉系の新卒求人を、「職種別」で検索してみる 介護職、看護職、MSW、支援員など、職種別に新卒求人を探してみたい人は、こちらからどうぞ。 家の近くにぴったり合う求人があるかもしれません♪ ■ 高齢者福祉系の新卒募集 介護職/ヘルパーの新卒求人 介護福祉士の新卒求人 看護助手の新卒求人 機能訓練指導員の新卒求人 ■ 障害者支援系の新卒募集 支援員/ヘルパーの新卒求人 児童指導員の新卒求人 職業指導員の新卒求人 相談支援専門員の新卒求人 ■ 医療系の新卒募集 看護師/准看護師の新卒求人 医療ソーシャルワーカーの新卒求人 医療事務の新卒求人 理学療法士の新卒求人 作業療法士の新卒求人 言語聴覚士の新卒求人 視能訓練士の新卒求人 臨床工学技士の新卒求人 診療放射線技師の新卒求人 臨床検査技師の新卒求人 柔道整復師の新卒求人 鍼灸師の新卒求人 あん摩マッサージ師の新卒求人 薬剤師の新卒求人 歯科衛生士の新卒求人 公認心理師の新卒求人 ■ 保育系の新卒募集 保育士の新卒求人 子育て支援員の新卒求人 ■ その他の医療福祉系新卒募集 管理栄養士の新卒求人 調理師の新卒求人 送迎ドライバーの新卒求人 営業/事務の新卒求人 エージェントに頼んでみる 医療福祉業界は、一般的な営利目的の企業とは少し違い、新卒学生を大量に採用することはあまりありません。 リクナビやマイナビなどに掲載するには、数十万円から数百万円のお金がかかります。 それよりは、患者や福祉サービスの利用者のためや、既存の職員の処遇改善にお金を使いたいと考える法人さんも少なくありません。 そのため、本当は新卒採用がしたいけど、費用をかけてまでは、求人広告サイトに求人は載せていないということが多いのです。 そうなると、業界の情報をあまり持っていない人(特に学生さん!)は、 新卒募集をしている医療・福祉事業者を見つけるのは非常に難しくなります。 そんなときは、思い切って業界のプロに探してもらうのが良いかもしれません。 プロといっても、お金がかかることはありません。 無料で使えるエージェントサービスを利用することで、 自分では見つけられない求人をたくさん知ることができます。 面接のアドバイスや、対策も手伝ってもらえる(無料) 内定をもらった後に、受けるか断るかといった相談もOK エージェントサービスは、就職活動を成功させるのに有効な手段です。 良い就職先を、効率的に見つけたい! という人は、お気軽に相談してみてください。 関西特化、介護・医療・保育・福祉専門のエージェントサービス『ことメディカル』 こちらをクリック↓↓↓ 医療福祉業界での就職とは はじめに 医療福祉業界というと、高齢者や障がい者などの支援をする仕事というイメージが強いかもしれませんが、実はさまざまな分野や職種があります。 社会的にも重要な役割を担う医療・福祉の仕事は、やりがいや将来性が高く、多くの人に必要とされるやりがいのある仕事です。 しかし、医療・福祉の仕事に興味があっても、どんな職種があるのか、どんな資格やスキルが必要なのか、どんな求人があるのかなど、わからないことも多いでしょう。 そこで、この記事では、新卒で医療・福祉の仕事に就きたい方に向けて、職種の種類や特徴、勤務地や勤務先の例などをまとめてご紹介します。 福祉系職種の種類と特徴 福祉系職種は大きく分けて、介護職、生活相談員、ホームヘルパー、施設長、介護福祉士、社会福祉士、ソーシャルワーカーなどがあります。それぞれについて簡単に説明していきます♪ 介護職 介護職は、高齢者や障がい者などの身体的・精神的な介助を行う仕事です。食事や入浴、排泄などの日常生活のサポートやレクリエーションの企画・実施などが主な業務内容です。介護職には無資格でも可能な場合もありますが、介護福祉士やヘルパー2級などの資格を持っているとより幅広く活躍できます。また、資格取得支援制度を利用して働きながら資格を取得することも可能です。 ホームヘルパー ホームヘルパーは、高齢者や障がい者などの自宅での介護や生活支援を行う仕事です。食事や入浴、排泄などの日常生活のサポートや買い物や掃除などの家事代行などが主な業務内容です。ホームヘルパーには無資格でも可能な場合もありますが、基本的には初任者研修(ヘルパー2級)や、介護福祉士などの資格を持っていることが前提となります。また、資格取得支援制度を利用して働きながら資格を取得することを支援している訪問介護事業所も多く、そこを重視して探すのも良いかもしれません。 また、障がい者を支援するホームヘルパーの中には、一般的な企業と比較しても給与が高い仕事もあります。これも情報をチェックしてみてください♪ 生活相談員 生活相談員は、高齢者や障がい者などの生活上の悩みや問題に対して相談や助言を行う仕事です。ケアプランの作成やサービス利用の手続き、家族や関係機関との連絡調整などが主な業務内容です。生活相談員には社会福祉士や精神保健福祉士などの資格が必要ですが、地域によっては介護福祉士があれば就任することが可能な場合もあります。 有料老人ホームでの生活相談員職は、入居相談も業務に入ることがあるため、営業の仕事もおこなう場合があります。 施設長 施設長は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの福祉施設の管理・運営を行う仕事です。施設の方針や計画の策定や実施、職員の採用・教育・管理、予算・経理・報告などの事務処理などが主な業務内容です。施設長になるには、業界での経験や、社会福祉士・介護福祉士などの資格なども基本的には必要になることが多いです。管理能力やリーダーシップ能力がある人は、施設長を目指してキャリアアップをしていくといいかもしれません。 介護福祉士 国家資格である介護福祉士の仕事は、高齢者や障がい者などの身体的・精神的な介助を行う専門職です。介護職やホームヘルパーと同様に食事や入浴、排泄などの日常生活のサポートやレクリエーションの企画・実施などを行いますが、さらに個別ケアプランの作成や評価、関係機関との連携調整、チームケアのリーダーシップなども担うことがあります。介護福祉士には国家試験に合格する必要がありますが、資格取得支援制度を利用して働きながら資格を取得することも可能です。また、サービスの種別によっては、サービス提供責任者や生活相談員といった業務も担うことがあります。 社会福祉士 社会福祉士は、高齢者や障がい者などの生活上の悩みや問題に対して相談や助言を行う専門職です。生活相談員と同様にケアプランの作成やサービス利用の手続き、家族や関係機関との連絡調整などを行いますが、さらに社会的資源の開発や活用、社会福祉政策への提言、地域福祉活動への参加・支援なども担います。社会福祉士には国家試験に合格する必要があります。 病院では医療ソーシャルワーカーとして活躍する場もあります。こちらも同様に、入退院に関して家族や周辺施設との連携をとりながら、患者の動向に寄り添い支えます。 障害者福祉系職種の種類と特徴 障害者福祉系の職種は、障害のある人の生活や社会参加を支援する仕事です。障害の種類や支援の方法によって、さまざまな職種があります。ここでは、代表的な職種とその特徴を紹介します。 生活支援員 障害者グループホームなどで働く職種で、身体介護や生活相談などの支援を行います。食事や入浴、排泄などの身の回りの世話から創作・生産活動まで、生活に密着しながら障害者の自立をサポートします。資格は必要ありませんが、ホームヘルパーなどの資格があると優遇されます。地域差などもありますが、平均年収は約300万円程度のようです。 サービス管理責任者 障害者支援施設に配置が義務付けられている職種で、利用者のニーズに応じた個別支援計画書を作成し、サービス提供に関する管理・調整を行います。利用者や家族からの相談に応じたり、職員への指導・教育にも携わります。資格は必要ありませんが、実務経験や研修が必要です。平均年収は約400万円程度の模様です。 実務経験等が必要なので、新卒ですぐにサービス管理責任者に就くことはできませんね。 職業指導員/就労支援員 障害者の就労支援を行う職種です。障害者の能力や希望に応じて、就労に必要な知識や技能の向上を図る訓練や指導を行います。また、就労先の開拓や就職後のフォローも行います。資格は必要ありませんが、障害者支援施設や、介護職としての実務経験があると有利です。平均年収は約300万~400万円のようです。 児童発達管理責任者 児童発達管理責任者とは、障害のある子どもが福祉サービスを利用する際に必要な個別支援計画を作成し、提供サービスを管理する専門職です。児童発達管理責任者の仕事内容は、主に以下のようなものです。 個別支援計画の作成と見直し:子どもの発達状況や保護者のニーズに応じて、支援内容や目標を具体化し、定期的に評価や修正を行います。 相談業務:子どもや保護者からの相談に応じて、助言や指導を行います。また、関係機関との連携や情報交換も行います。 技術指導業務:子どもに対する支援業務を行う職員に対して、技術的な指導や教育を行います。 送迎業務:子どもの自宅や学校と事業所との間で、送迎を行います。 管理者業務:事業所の運営や管理に関する業務を行います。事業所によっては、管理者と兼任している場合もあります。 児童発達管理責任者は、障害児通所支援事業所や障害児入所施設などで働きます。児童発達管理責任者になるには、5年以上の実務経験と基礎研修と実践研修の修了が必要です。また、5年毎に更新研修を受ける必要があります。児童発達管理責任者は、障害のある子どもの生活や社会参加を支えるやりがいのある仕事ですが、コミュニケーション能力やリーダーシップ能力も求められます。また、障害児支援の分野は日々進歩しているため、常に最新の知識や技術を学ぶ姿勢も大切です。 こちらも実務経験等が必要なので、新卒ですぐに児童発達管理責任者に就くことはできませんね。 医療系職種の種類と特徴 医療系の職種は、人の健康や命に直接かかわる仕事です。病院など治療を直接おこなう医療機関、薬の開発や生産をおこなう製薬業界、医療の現場で使われる医療機器の業界、歯科や動物系など様々あります。ここでは医療系職種について説明していきます。 看護師 看護師は病院を中心として医療現場で活躍する仕事ですが、その仕事内容は主に以下の2つに分けられます。 医師の診察や診療の補助:血圧や体温、脈拍などの測定、注射や採血、点滴などの治療補助、診療に使う器具の準備などを行います。医師と連携して患者さんの診察や治療をスムーズに進める役割を担います。 患者さんの医療的なケアと精神面のケア:食事や排泄、入浴などの身の回りの世話、体位交換やリハビリなどの身体的なケア、患者さんやその家族とのコミュニケーションや相談などの精神的なケアを行います。患者さんが快適に療養できるようにサポートします。 勤務先としては、病院を中心として、介護施設、障がい者支援施設、保育園、訪問看護、病院の医事課、クリニック、健診センターなど、幅広くあります。 助産師 助産師の仕事は、主に以下の3つに分けられます。 妊娠から出産、育児に至るまでの母子の健康を支えるべく、妊婦健診、分娩介助、産後ケア、母乳指導、乳児ケアなどを行います。妊娠期や出産後の健康指導、乳房ケア、新生児のケアなども担います。正常分娩であれば医師の指示を受けることなく介助できますが、異常分娩や帝王切開の場合は医師と連携して看護や補助を行います。 また、女性のライフサイクル全般を支えるために、女性特有の疾患や不妊治療、更年期障害などの治療やケアに携わります。産科医の補助を行ったり、女性の性に関する保健指導や相談に応じたりします。 他にも子どもたちの未来を支えるために、母親教室や父親教室を開催して、親になる心構えや育児のアドバイスをします。また、適切な時期に適切な性教育を行うことで、子どもたちの命の尊さや性感染症の予防などを伝えます。 保健師 保健師の仕事内容について説明します。 人々の病気を防ぎ、健康でいられるよう手助けします。保健指導を通じて多くの人々の病気の予防や健康の維持に貢献する医療専門職です。健康診断や予防接種、健康相談、乳幼児検診などを行います。また、心身に不調を感じている人や子育て中の親などの相談にも応じます。 また、勤務先によって仕事内容が異なります。保健師の勤務先は市区町村や保健所といった行政機関が7割を占めますが、医療機関や一般企業、学校などでも働くことができます。勤務先によって対象者や業務内容が異なります。 行政保健師:地域の保健所や市役所において、公務員として働きます。地域住民の健康を守る役割を担い、乳児から老人まで幅広く対応します。育児の相談や個別に自宅療養している人を訪問することもあります。 産業保健師:企業や病院、大学などの事業所や組織で雇用されます。産業医や人事労務の担当者と連携し、その企業の従業員の健康を管理します。また、メンタルヘルス対策や職場環境改善なども行います。 学校保健師:学校(大学や専門学校など)で働きます。学生と職員の健康を管理し、健康診断や性教育などを行います。 保健師も、職場や仕事内容が幅広くありますので、よく調べてみましょう。 セラピスト 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった職種は、主にリハビリを支援する仕事で、セラピストと呼ばれることも多いです。セラピストの仕事内容について説明します。 理学療法士は、病気やけがなどによって「立つ、座る、歩く、寝返りをうつ」といった基本的な身体機能が低下した患者に対し、リハビリテーションを行う職業です。物理療法や運動療法を用いて、失われた身体機能の改善や痛みの軽減を図ります2。医師や看護師、作業療法士などと連携して治療方針を決めたり、カルテやリハビリ計画を作成したりするデスクワークも重要です。勤務先は主に医療施設や介護施設ですが、スポーツ分野や産業分野などでも活躍できます。 作業療法士は、けがや病気などによって障がいを負ってしまった人に対して、日常生活で行われるさまざまな「作業」を通して、日常生活に必要な能力を高めるリハビリを行う職業です。食べる、入浴する、着替えるといった日常作業や、趣味の領域の作業、職業訓練領域の作業などが対象です。身体的な能力だけでなく、精神的なケアもあわせて行います。作業療法士は、からだとこころの両面から患者を支え、日常生活復帰や社会復帰を全面的にサポートします。勤務先は医療施設や介護施設のほか、福祉施設や教育機関、行政機関などでも働けます。 言語聴覚士は、発声・発話・言語・嚥下(えんげ)・聴覚などに障がいがある人に対して、評価や訓練を行う職業です。 発声・発話・言語障がいは、「声が出せない」「話せない」「話すことが難しい」「話す内容が理解できない」「話す内容が伝わらない」という問題です。嚥下障がいは、「飲み込むことができない」「飲み込むことが難しい」という問題です。 聴覚障がいは、「耳で聞くことができない」「耳で聞くことが難しい」という問題です。言語聴覚士は、これらの問題を改善するために、個別に合わせた訓練プログラムを作成し実施します。勤務先は医療施設や福祉施設のほか、学校や保育園、企業などでも働けます。 以上が、セラピストの仕事内容の一例です。いずれも国家資格が必要で、専門的な知識と技術を持った職業です。人の健康や福祉に貢献できるやりがいのある仕事ですが、患者や利用者とのコミュニケーションやチームワークも重要です。また、医療や福祉の分野は日々進歩しているため、常に最新の情報をキャッチアップし、自己研鑽を怠らない姿勢も求められます。 ソーシャルワーカー 医療ソーシャルワーカーとは、病院や保健所などの保健医療機関において、患者やその家族が抱える心理的・社会的・経済的な問題を支援する専門職です。 仕事内容は、以下のようなものがあります。 患者や家族との面談や相談 退院後の生活や社会復帰の支援や調整 利用できる社会資源や制度の紹介や手続き 病院や診療所などの医療機関との連携や情報提供 経済的な困りごとの解決や調整 地域の保健医療福祉システムづくりに貢献 医療ソーシャルワーカーになるには、一般的には社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格を取得する必要があります。 社会福祉士や精神保健福祉士になるには、専門学校や大学で養成されるか、実務経験を積んで試験を受けるか、関連資格を持って一定の単位を取得するか、といった方法があります。 また、公益社団法人日本医療ソーシャルワーカー協会では、医療ソーシャルワーカーとして必要な知識・技術・倫理観を有する者に対して、認定医療ソーシャルワーカーという資格を認定しています。 認定医療ソーシャルワーカーになるには、以下の条件を満たす必要があります。 社会福祉士または精神保健福祉士の資格を持つこと 医療ソーシャルワークに関する実務経験が3年以上あること 医療ソーシャルワークに関する基礎知識・技術・倫理観を修得したことを示す単位(シラバス)を取得したこと 厚生労働省による医療ソーシャルワーカーの仕事紹介動画はこちらです。 https://www.youtube.com/watch?v=KBS-k0V0S3w その他の職種 医療系には他にもたくさんの専門職があります。 臨床工学技士などの「技師」、柔道整復師などの機能訓練をおこなう職種、歯の健康に携わる歯科衛生士、心理的ケアをおこなう公認心理師などです。 様々なプロフェッショナルが力を合わせることで、人びとの健康な人生をサポートしていくということが、わかりますね。 医療福祉の求人サイト「ふくみっと」について ふくみっとは、介護・医療・福祉・保育の分野に特化した求人メディアです。 各地の求人情報から詳細条件を選択して絞り込めるため、あなたの希望に合った求人情報を簡単に探すことができます。 また、事業所から直接スカウトが届いたり、チャット機能で簡単にやり取りができます。 何より、お仕事先のことがよくわかるコンテンツが多数あるため、より詳細に、より簡単に、求人検索ができちゃいます!   ふくみっとの特徴 ふくみっと最大の特徴は、なんといってもコンテンツの豊富さにあります! ちょいムビ…流行りのショート動画で情報収集! 学生インタビュー…現役大学生による、特別インタビュー! ブログ…求人公開、イベント、日常が知れちゃいます。 カメラロール…職場の雰囲気が沢山の写真で知れちゃいます。 チャット機能…担当者と直接簡単にチャットができます。 スカウト機能…事業所から直接スカウトが届きます。 このように、たくさんのコンテンツから、気になるお仕事先の情報を、見ること知ることができます。 サクッと情報収集ができて、楽しくお仕事探しができますよ!   使い方 まずはふくみっとサイトにて、あなたの希望条件で検索してみましょう。 気になる求人を見つけたら 『☆気になる』ボタンで保存。 『チャット』ボタンから施設に直接質問。 『応募』ボタンから応募してみましょう! 保存機能や、チャット機能は会員登録限定機能になりますが、 登録や使用に関しての費用は一切かからず、サクッと1分程でできちゃうので、ぜひご登録してお使いください! ふくみっとの説明はこちら →ふくみっと とは
サービス管理責任者(サビ管)ってなに?資格や仕事内容について解説します! ・サビ管ってどんな仕事? ・資格はどのように取得するのか。 まずサビ管とは、サービス管理責任者という職業の略語です。 馴染みのない言葉なので最初に知ったときはサビた鉄棒のようなものを想像していましたね。お恥ずかしい。(笑) ここからは、サービス管理責任者とはどのような仕事をしているのかを詳しく解説していきます。 目次 ① サービス管理責任者とは ②サービス管理責任者の仕事内容 ③サービス管理責任者になるには  ④サービス管理責任者の働ける職場 ⑤まとめ ① サービス管理責任者とは サービス管理責任者(サビ管)は、障害福祉サービスを提供している事業所に配置が義務付けられており、サービス提供する上で全体管理を行います。 サビ管の役割について詳しく解説します。 《役割①》支援プロセスの管理 支援プロセスとは個別支援計画を立てて支援することを言います。 利用者にどのような支援が必要なのかは一人ひとり違うため、その人に合った支援プロセスを立てます。 支援プロセスは、1人で立てるものではなく、多くの人が関わるため、それらを管理するのがサービス管理責任者の役目です。 サービス管理責任者は、利用者やそのご家族と面談を行ったり、スタッフとの会議をしたり、利用者が快適な生活を送れるように、ニーズを把握して個別支援計画の作成、進捗管理を行います。 《役割②》スタッフへの指導・助言 次に、チームのマネジメントです。サービスの管理者として、従業員それぞれに適切な指導や助言をしなければいけません。 具体的には、サービスや人材育成のための勉強会や研修を用いたり、メンバーの役割を明確にして適材適所の人材配置をしたりします。 《役割③》他の施設や医療機関との連携 利用者を支えるさまざまな社会資源との連携も欠かせません。 医療機関や行政、その他の事業所など、事業所の垣根を越えて連携を保つことは、サービスの質を高める上で重要なポイントになります。 ②サービス管理責任者の仕事内容 サービス管理責任者の仕事内容としては、個別支援計画書の作成や実施、関係機関との連携、コーディネート、人材育成などです。 仕事内容を理解し、あなたに適した仕事か確認しましょう。 <仕事内容> 面接で趣味が重要視 個別支援計画の作成に関する業務 個別支援計画をもとにモニタリング 関係機関との連絡・調整 人材育成 ①アセスメント/個別支援計画の作成に関する業務 1つ目の仕事内容としては、個別支援計画の作成と実施があります。個別支援計画とは、支援を必要とする利用者一人ひとりに合わせて立てた支援計画をいいます。 利用者や家族と面接を重ね、ニーズをしっかりと把握します。それに基づいて、利用者がどのような生活を送りたいのか、そのためにはどのような支援が必要なのかを定め、個別支援計画書を作成・実施します。 ②個別支援計画をもとにモニタリング 利用者の状況は日々刻々と変化します。 その都度状況と照らし合わせて、個別支援計画書の内容が適しているか確認しなければなりません。 計画書に記載された内容の支援が実施できているかどうか、出来ていなければその理由と修正も必要です。そうした実施状況は記録として残しておきます。 ③関係機関との連絡・調整 障害者福祉サービスの利用者は、医療機関や行政、その他の事業所のサービスとの関わりもあります。 他の機関と連携を保つことで、その時々に応じた適切なサービスの提供がスムーズにできるようになります。 また、個別支援計画の目標を達成するために必要な各専門家の意見をもらうと、より具体的な支援の方法を実施できるようになるでしょう。 ④人材育成 最後は人材育成です。チームマネジメントも重要な役割であり、連携が重要な仕事であるため、介護施設などで働く職員や支援サービスを提供する施設の職員の人材育成を行います。 経験が浅い職員に対して研修を行ったり、アドバイスをしたりします。 また、場合によっては職員が資格を取れるように支援し、職員のスキルアップを図ります。 ③サービス管理責任者になるには サービス管理責任者になるには、必要な実務経験を積んだのち、研修を受講する必要があります。 <実務経験> サービス管理責任者になるためには、障害者の保健、医療、福祉、就労、教育の分野における支援業務において、下記の業務を一定年数経験していなければなりません。 下記において相談支援業務に5年以上 (国家資格保有者(※1)は3年以上) 指定(特定/障害児/一般)相談支援事業、地域生活支援事業 更生相談所(身体/知的)、福祉事務所、発達障害者支援センター(旧精神保健福祉法の精神障害者社会復帰施設を含む) 障害者支援施設、障害児入所施設、地域包括支援センター、老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、精神保健福祉センター、救護施設、更生施設 障害者職業センター、障害者就業・生活支援センター 特別支援学校 医療機関(病院・診療所)において次のいずれかに該当する者 ①社会福祉主事任用資格保有者、介護福祉士、精神保健福祉士、研修・講習受講者等 ②施設等もしくは就労支援における相談支援業務または特別支援教育における 進路相談・教育相談の業務に従事した期間が1年以上である者 ③介護職員初任者研修修了者 相談支援業務とは 日常生活の自立に関する相談に応じ、助言、指導その他の支援を行う業務、その他これに準ずる業務のこと 下記において直接支援業務に8年以上 (国家資格保有者(※1)は3年以上、有資格者(※2)は5年以上) 障害者支援施設、障害児入所施設、老人福祉施設、介護老人保健施設及び医療機関等 障害福祉サービス事業、障害児通所支援事業 病院・診療所、薬局、訪問看護事業所等 障害者雇用事業所 特別支援学校等 その他都道府県知事が認めた業務に従事する者 直接支援業務とは 入浴、排泄、食事その他の介護並びに介護に関する指導を行う業務、その他職業訓練、職業教育に係る業務、動作の指導・知的技能の付与・生活訓練・訓練等に係る指導業務のこと ※1 国家資格保有者とは 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、栄養士、精神保健福祉士のこと ※2 有資格者とは 社会福祉主事任用資格保有者、介護福祉士、精神保健福祉士、研修・講習受講者等 保育士 児童指導員任用資格保有者 介護職員初任者研修修了者のこと <研修> サービス管理責任者になるためには、上記の実務要件を満たすだけでなく、基礎研修および実践研修を修了する必要があります。 また、実際に勤務する事業所でサービス管理責任者として配置された後も、定期的に更新研修を受講しなければなりません。では、それぞれ詳しく見ていきましょう。 ・基礎研修 相談支援従事者初任者研修講義の一部 11.5時間 サービス管理責任者等基礎研修(統一)研修講義・演習を受講 15時間                              計 26.5時間 ・実務研修 サービス管理責任者等実践研修 14.5時間 ・更新研修 サービス管理責任者等更新研修 【相談支援従事者初任者研修】 【サービス管理責任者等研修】 13時間 <配置基準> 療養介護・生活介護・自立訓練・就労移行支援・就労継続支援利用者60人:1人共同生活援助(グループホーム)利用者30人:1人 日中活動系の事業所では利用者60人以下に対し常勤のサービス管理責任者を1人以上、共同生活援助では利用者30人以下に対しサービス管理責任者を1人以上配置しなければなりません。   ④サービス管理責任者の働ける職場 <サビ管の配置が義務付けられている職場> 療養介護 生活介護 共同生活介護(ケアホーム) 施設入所支援 共同生活援助(グループホーム) 宿泊型自立訓練 自立訓練(機能訓練) 自立訓練(生活訓練) 就労移行支援 就労継続支援A型 就労継続支援B型 ・療養介護 療養介護では、医療機関で入院生活を送る障がいを持った方へ、日中の身体介護や機能訓練、療養上の管理などを提供しています。 ・生活介護 障がい者支援施設などに入所している方の中で、常に介護を必要とする方への身体介護や生活援助に取り組んでいます。またそのほかにも創作活動や生産活動の機会提供などもおこなっています。 ・共同生活介護(ケアホーム) 共同生活を営む住居に入居している障害者の方に対し、主に夜間の介護や生活援助などを行います。 ・施設入所支援 施設入所中の障害者に対し、主に夜間の介護や日常生活上の支援を行います。 ・共同生活援助(グループホーム) 障害者が共同生活を送る住居において、夜間帯の介護や日常生活上の支援を行います。 ・宿泊型自立訓練 知的障害者または身体障害者の方々が入居し、日常生活能力の向上のために必要な支援を昼夜を通じて行います。 ・自立訓練(機能訓練) 身体障害者や難病のある方の入所する施設や住まいを訪問し、リハビリや相談・助言を行います。 ・自立訓練(生活訓練) 知的障害者や精神障害者の方が入所する施設や住まいを訪問し、自立した日常生活を送るための訓練を提供したり、相談・助言を行います。 ・就労移行支援 障害のある65歳未満の方に対し、就労に必要な知識や能力の向上や求職活動の支援を行います。 ・就労継続支援A型 通常の企業に雇用されることが困難な65歳未満の方と直接雇用契約を結び、就労や生産活動の機会を提供、就労に必要な訓練などを行います。 就労経験があるが、現在は働いていない方 就労移行支援サービスや特別支援学校での就職活動を経たが、雇用に結びつかなかった方 ・就労継続支援B型 通常の企業に雇用されることが困難な方で、雇用契約に基づく就労が困難な方に対し、就労や生産活動の機会を提供、就労に必要な訓練などを行います。 就労経験があり、年齢や体力の面で、一般企業に雇用されることが困難になった方 50歳以上の方 障害基礎年金1級を受給している方 就労移行支援事業者等によるアセスメントにより、就労面の課題が把握されていてが行われていて、かつ就労継続支援B型事業所を利用する方が適切だと判断された方 ⑤まとめ 最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 今回は、サービス管理責任者の仕事内容や、資格の取得方法、活躍できる職場についてご紹介しました。 サービス管理責任者は非常にやりがいのある仕事でとても人気があります。 キャリアアップを目指す人や転職を考える人などは是非チェックしてみてください。
サービス管理責任者(サビ管)ってなに?資格や仕事内容について解説します! ・サビ管ってどんな仕事? ・資格はどのように取得するのか。 まずサビ管とは、サービス管理責任者という職業の略語です。 馴染みのない言葉なので最初に知ったときはサビた鉄棒のようなものを想像していましたね。お恥ずかしい。(笑) ここからは、サービス管理責任者とはどのような仕事をしているのかを詳しく解説していきます。 目次 ① サービス管理責任者とは ②サービス管理責任者の仕事内容 ③サービス管理責任者になるには  ④サービス管理責任者の働ける職場 ⑤まとめ ① サービス管理責任者とは サービス管理責任者(サビ管)は、障害福祉サービスを提供している事業所に配置が義務付けられており、サービス提供する上で全体管理を行います。 サビ管の役割について詳しく解説します。 《役割①》支援プロセスの管理 支援プロセスとは個別支援計画を立てて支援することを言います。 利用者にどのような支援が必要なのかは一人ひとり違うため、その人に合った支援プロセスを立てます。 支援プロセスは、1人で立てるものではなく、多くの人が関わるため、それらを管理するのがサービス管理責任者の役目です。 サービス管理責任者は、利用者やそのご家族と面談を行ったり、スタッフとの会議をしたり、利用者が快適な生活を送れるように、ニーズを把握して個別支援計画の作成、進捗管理を行います。 《役割②》スタッフへの指導・助言 次に、チームのマネジメントです。サービスの管理者として、従業員それぞれに適切な指導や助言をしなければいけません。 具体的には、サービスや人材育成のための勉強会や研修を用いたり、メンバーの役割を明確にして適材適所の人材配置をしたりします。 《役割③》他の施設や医療機関との連携 利用者を支えるさまざまな社会資源との連携も欠かせません。 医療機関や行政、その他の事業所など、事業所の垣根を越えて連携を保つことは、サービスの質を高める上で重要なポイントになります。 ②サービス管理責任者の仕事内容 サービス管理責任者の仕事内容としては、個別支援計画書の作成や実施、関係機関との連携、コーディネート、人材育成などです。 仕事内容を理解し、あなたに適した仕事か確認しましょう。 <仕事内容> 面接で趣味が重要視 個別支援計画の作成に関する業務 個別支援計画をもとにモニタリング 関係機関との連絡・調整 人材育成 ①アセスメント/個別支援計画の作成に関する業務 1つ目の仕事内容としては、個別支援計画の作成と実施があります。個別支援計画とは、支援を必要とする利用者一人ひとりに合わせて立てた支援計画をいいます。 利用者や家族と面接を重ね、ニーズをしっかりと把握します。それに基づいて、利用者がどのような生活を送りたいのか、そのためにはどのような支援が必要なのかを定め、個別支援計画書を作成・実施します。 ②個別支援計画をもとにモニタリング 利用者の状況は日々刻々と変化します。 その都度状況と照らし合わせて、個別支援計画書の内容が適しているか確認しなければなりません。 計画書に記載された内容の支援が実施できているかどうか、出来ていなければその理由と修正も必要です。そうした実施状況は記録として残しておきます。 ③関係機関との連絡・調整 障害者福祉サービスの利用者は、医療機関や行政、その他の事業所のサービスとの関わりもあります。 他の機関と連携を保つことで、その時々に応じた適切なサービスの提供がスムーズにできるようになります。 また、個別支援計画の目標を達成するために必要な各専門家の意見をもらうと、より具体的な支援の方法を実施できるようになるでしょう。 ④人材育成 最後は人材育成です。チームマネジメントも重要な役割であり、連携が重要な仕事であるため、介護施設などで働く職員や支援サービスを提供する施設の職員の人材育成を行います。 経験が浅い職員に対して研修を行ったり、アドバイスをしたりします。 また、場合によっては職員が資格を取れるように支援し、職員のスキルアップを図ります。 ③サービス管理責任者になるには サービス管理責任者になるには、必要な実務経験を積んだのち、研修を受講する必要があります。 <実務経験> サービス管理責任者になるためには、障害者の保健、医療、福祉、就労、教育の分野における支援業務において、下記の業務を一定年数経験していなければなりません。 下記において相談支援業務に5年以上 (国家資格保有者(※1)は3年以上) 指定(特定/障害児/一般)相談支援事業、地域生活支援事業 更生相談所(身体/知的)、福祉事務所、発達障害者支援センター(旧精神保健福祉法の精神障害者社会復帰施設を含む) 障害者支援施設、障害児入所施設、地域包括支援センター、老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、精神保健福祉センター、救護施設、更生施設 障害者職業センター、障害者就業・生活支援センター 特別支援学校 医療機関(病院・診療所)において次のいずれかに該当する者 ①社会福祉主事任用資格保有者、介護福祉士、精神保健福祉士、研修・講習受講者等 ②施設等もしくは就労支援における相談支援業務または特別支援教育における 進路相談・教育相談の業務に従事した期間が1年以上である者 ③介護職員初任者研修修了者 相談支援業務とは 日常生活の自立に関する相談に応じ、助言、指導その他の支援を行う業務、その他これに準ずる業務のこと 下記において直接支援業務に8年以上 (国家資格保有者(※1)は3年以上、有資格者(※2)は5年以上) 障害者支援施設、障害児入所施設、老人福祉施設、介護老人保健施設及び医療機関等 障害福祉サービス事業、障害児通所支援事業 病院・診療所、薬局、訪問看護事業所等 障害者雇用事業所 特別支援学校等 その他都道府県知事が認めた業務に従事する者 直接支援業務とは 入浴、排泄、食事その他の介護並びに介護に関する指導を行う業務、その他職業訓練、職業教育に係る業務、動作の指導・知的技能の付与・生活訓練・訓練等に係る指導業務のこと ※1 国家資格保有者とは 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、管理栄養士、栄養士、精神保健福祉士のこと ※2 有資格者とは 社会福祉主事任用資格保有者、介護福祉士、精神保健福祉士、研修・講習受講者等 保育士 児童指導員任用資格保有者 介護職員初任者研修修了者のこと <研修> サービス管理責任者になるためには、上記の実務要件を満たすだけでなく、基礎研修および実践研修を修了する必要があります。 また、実際に勤務する事業所でサービス管理責任者として配置された後も、定期的に更新研修を受講しなければなりません。では、それぞれ詳しく見ていきましょう。 ・基礎研修 相談支援従事者初任者研修講義の一部 11.5時間 サービス管理責任者等基礎研修(統一)研修講義・演習を受講 15時間                              計 26.5時間 ・実務研修 サービス管理責任者等実践研修 14.5時間 ・更新研修 サービス管理責任者等更新研修 【相談支援従事者初任者研修】 【サービス管理責任者等研修】 13時間 <配置基準> 療養介護・生活介護・自立訓練・就労移行支援・就労継続支援利用者60人:1人共同生活援助(グループホーム)利用者30人:1人 日中活動系の事業所では利用者60人以下に対し常勤のサービス管理責任者を1人以上、共同生活援助では利用者30人以下に対しサービス管理責任者を1人以上配置しなければなりません。   ④サービス管理責任者の働ける職場 <サビ管の配置が義務付けられている職場> 療養介護 生活介護 共同生活介護(ケアホーム) 施設入所支援 共同生活援助(グループホーム) 宿泊型自立訓練 自立訓練(機能訓練) 自立訓練(生活訓練) 就労移行支援 就労継続支援A型 就労継続支援B型 ・療養介護 療養介護では、医療機関で入院生活を送る障がいを持った方へ、日中の身体介護や機能訓練、療養上の管理などを提供しています。 ・生活介護 障がい者支援施設などに入所している方の中で、常に介護を必要とする方への身体介護や生活援助に取り組んでいます。またそのほかにも創作活動や生産活動の機会提供などもおこなっています。 ・共同生活介護(ケアホーム) 共同生活を営む住居に入居している障害者の方に対し、主に夜間の介護や生活援助などを行います。 ・施設入所支援 施設入所中の障害者に対し、主に夜間の介護や日常生活上の支援を行います。 ・共同生活援助(グループホーム) 障害者が共同生活を送る住居において、夜間帯の介護や日常生活上の支援を行います。 ・宿泊型自立訓練 知的障害者または身体障害者の方々が入居し、日常生活能力の向上のために必要な支援を昼夜を通じて行います。 ・自立訓練(機能訓練) 身体障害者や難病のある方の入所する施設や住まいを訪問し、リハビリや相談・助言を行います。 ・自立訓練(生活訓練) 知的障害者や精神障害者の方が入所する施設や住まいを訪問し、自立した日常生活を送るための訓練を提供したり、相談・助言を行います。 ・就労移行支援 障害のある65歳未満の方に対し、就労に必要な知識や能力の向上や求職活動の支援を行います。 ・就労継続支援A型 通常の企業に雇用されることが困難な65歳未満の方と直接雇用契約を結び、就労や生産活動の機会を提供、就労に必要な訓練などを行います。 就労経験があるが、現在は働いていない方 就労移行支援サービスや特別支援学校での就職活動を経たが、雇用に結びつかなかった方 ・就労継続支援B型 通常の企業に雇用されることが困難な方で、雇用契約に基づく就労が困難な方に対し、就労や生産活動の機会を提供、就労に必要な訓練などを行います。 就労経験があり、年齢や体力の面で、一般企業に雇用されることが困難になった方 50歳以上の方 障害基礎年金1級を受給している方 就労移行支援事業者等によるアセスメントにより、就労面の課題が把握されていてが行われていて、かつ就労継続支援B型事業所を利用する方が適切だと判断された方 ⑤まとめ 最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 今回は、サービス管理責任者の仕事内容や、資格の取得方法、活躍できる職場についてご紹介しました。 サービス管理責任者は非常にやりがいのある仕事でとても人気があります。 キャリアアップを目指す人や転職を考える人などは是非チェックしてみてください。
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章 】 ~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ ■ ユニットケアとは  ユニットケアは、大規模化している介護老人福祉施設をユニット(単位) 化することで少人数のグループにして、家庭で生活しているようなゆったりしたケアを提供しようという試みです。 ここ数年でユニットケアを取り入れる施設も多くなりました。 各ユニットには居室、談話スペース、食堂を設置して、少人数で買い物や散歩をすることや、 調理・配ぜんも高齢者と職員が一緒に行い、食事をするということを目標としています。 たとえ、重い介護状態になったとしても普通の家庭生活が送れるような援助を行うことが目的でもあると言われています。  人が人として生きるための大原則は「個別性の重視」「主体性の尊重」「自己決定」ではないでしょうか。 ところが、施設の場合には自己決定や自己主張ができにくい状態の人が少なくありません。 ■ ユニットケアの導入 介護も機械的な流れ作業で終わってしまったり、一律のレクリエーションを施設全体で行ってしまったりすることもあります。 建物構造も施設と家庭ではあまりにも違いがあります。 高齢者にとって安心と満足の生活の実現のためには小規模、少人数化は必要であると思います。  約十年前、ユニットケアという言葉もなかった当時、部屋番号数字を花と木の名前の居室名に変更し、東棟と西棟をブロックにして分けたことがありました。 十分に職員間で話し合いをもって、入居高齢者の理解も得ていたはずでしたが、一週間が経過したときに自治会の会長、副会長がそろってやってきました。 「東棟と西棟に職員が分かれて張り付いたら細かいところまで対応してくれるというたが、さっぱりじゃわい。」 「東に人がおらんので西までお願いにいったら、西の担当は西で集中しているから東まではいけませんと言われてな。これじゃ無責任なままじゃ。」 「自治会の意見として元に戻してほしいと思います」 と怒りの表情で言われました。    施設を半分に分割することで小規模化を行って、高齢者のニーズをしっかりとくみ取って援助に結びつけ、ゆとりの介護を実現させたいという思いでしたが、結果として無責任なままに終わってしまいました。 ■ さいごに ユニットケアはややもするとハードの部分が強調されます。 職員の意識の中に十分な「家庭的な雰囲気づくり」が欠けていたのかもしれません。 生活環境の構造整備には、高齢者の声を聴き取って共につくり上げていく視点が必要です。 職員は毎日の決まった日課業務を続けていますが、高齢者は普通の生活を続けているのです。 機械的な身体介護中心の業務から日常の全体性を見る生活援助への移行が不可欠です。 ユニット内で判断したり決定することも多くなってくるだけに密室性も高くなります。 実施の理念を理解した高い専門性を身につけた職員の配置が必要となります。 「愛媛新聞2004年(平成16年)6月1日掲載」 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章 】 ~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ ■ ユニットケアとは  ユニットケアは、大規模化している介護老人福祉施設をユニット(単位) 化することで少人数のグループにして、家庭で生活しているようなゆったりしたケアを提供しようという試みです。 ここ数年でユニットケアを取り入れる施設も多くなりました。 各ユニットには居室、談話スペース、食堂を設置して、少人数で買い物や散歩をすることや、 調理・配ぜんも高齢者と職員が一緒に行い、食事をするということを目標としています。 たとえ、重い介護状態になったとしても普通の家庭生活が送れるような援助を行うことが目的でもあると言われています。  人が人として生きるための大原則は「個別性の重視」「主体性の尊重」「自己決定」ではないでしょうか。 ところが、施設の場合には自己決定や自己主張ができにくい状態の人が少なくありません。 ■ ユニットケアの導入 介護も機械的な流れ作業で終わってしまったり、一律のレクリエーションを施設全体で行ってしまったりすることもあります。 建物構造も施設と家庭ではあまりにも違いがあります。 高齢者にとって安心と満足の生活の実現のためには小規模、少人数化は必要であると思います。  約十年前、ユニットケアという言葉もなかった当時、部屋番号数字を花と木の名前の居室名に変更し、東棟と西棟をブロックにして分けたことがありました。 十分に職員間で話し合いをもって、入居高齢者の理解も得ていたはずでしたが、一週間が経過したときに自治会の会長、副会長がそろってやってきました。 「東棟と西棟に職員が分かれて張り付いたら細かいところまで対応してくれるというたが、さっぱりじゃわい。」 「東に人がおらんので西までお願いにいったら、西の担当は西で集中しているから東まではいけませんと言われてな。これじゃ無責任なままじゃ。」 「自治会の意見として元に戻してほしいと思います」 と怒りの表情で言われました。    施設を半分に分割することで小規模化を行って、高齢者のニーズをしっかりとくみ取って援助に結びつけ、ゆとりの介護を実現させたいという思いでしたが、結果として無責任なままに終わってしまいました。 ■ さいごに ユニットケアはややもするとハードの部分が強調されます。 職員の意識の中に十分な「家庭的な雰囲気づくり」が欠けていたのかもしれません。 生活環境の構造整備には、高齢者の声を聴き取って共につくり上げていく視点が必要です。 職員は毎日の決まった日課業務を続けていますが、高齢者は普通の生活を続けているのです。 機械的な身体介護中心の業務から日常の全体性を見る生活援助への移行が不可欠です。 ユニット内で判断したり決定することも多くなってくるだけに密室性も高くなります。 実施の理念を理解した高い専門性を身につけた職員の配置が必要となります。 「愛媛新聞2004年(平成16年)6月1日掲載」 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~社会常識とかけ離れる 施設病~ ■なぜ施設病が生まれるのか  人が新たに生活していく場所や環境は、それまでの生活歴が大きく影響します。 誰しも、さまざまな生活パターンがあり、どのように過ごしたいかという生活の希望があるはずです。 近年は介護サービスの選択肢を増やして提供することが重要であるといわれていますが、いくら豊富な選択肢があったとしても、内容や利用方法を理解していなければ、選択の自由が確保されているとは言い難いと思います。  施設で長期間にわたって同一の介護を提供されていた場合、利用者が慣れて依存的に生活してしまうことや、「施設生活とはこうあるべき」という方向性を職員側で決めて指導や指示が横行してしまうことがあります。 いわゆる「施設病」です。 「施設だから仕方ない」とするあきらめの姿勢から施設病が生まれます。  職員にまん延した施設病は利用者にも感染していくことになります。 この悪循環を断ち切るには、「利用者は弱者だから主体的に生きていくことはできない」とする考えを見直さなければなりません。 ■「施設の社会化」  「施設の社会化」ということが叫ばれています。 施設を特殊な場所とせず、すべての地域住民にとって開かれた社会資源のひとつとなることが求められています。 施設の行事に地域住民が参加したり利用者が地域の行事に参加したりすることで、 施設の持つ専門的な人的、物的機能を地域に還元するということも社会化のひとつでしょう。  最も重要なことは、社会の一般常識が施設で通用しているか、施設の常識が社会の非常識になっていないか―非常識になっていたとしたら、施設でしか通用しない常識を解体して社会の常識が通用するようにしなければならないことではないでしょうか。  利用者の訴えに、職員から「ちょっと待ってください」という言葉が発せられることがあります。 呼び止められた場面で他の用務を行っており、その用務との優先を考えた場合に、後回しにしてもよいと判断することもあるでしょう。 ですが、職員にとっては後回しと思ったことでも、 身体機能の低下した利用者には切実なことかもしれません。 特に問題なのは、「ちょっと待って」と言っておきながら忘れてしまって対応をしないということです。 利用者は「まだか、まだか」と数日間待ち続けることになります。 ■ さいごに  援助は利用者の希望に合致したものであるべきです。 あくまでも利用者主体の援助であるという意識を持ち、利用者の言葉の重みや意味をしっかりと受け止めて聞き入れることです。 むろん言葉だけではなく表情や行動からも読み取る必要があります。  「ちょっと待って」という 言葉ひとつ取り上げても、施設だけの常識がまかり通っていないか、さまざまな角度から検討してみてはどうでしょうか。 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~社会常識とかけ離れる 施設病~ ■なぜ施設病が生まれるのか  人が新たに生活していく場所や環境は、それまでの生活歴が大きく影響します。 誰しも、さまざまな生活パターンがあり、どのように過ごしたいかという生活の希望があるはずです。 近年は介護サービスの選択肢を増やして提供することが重要であるといわれていますが、いくら豊富な選択肢があったとしても、内容や利用方法を理解していなければ、選択の自由が確保されているとは言い難いと思います。  施設で長期間にわたって同一の介護を提供されていた場合、利用者が慣れて依存的に生活してしまうことや、「施設生活とはこうあるべき」という方向性を職員側で決めて指導や指示が横行してしまうことがあります。 いわゆる「施設病」です。 「施設だから仕方ない」とするあきらめの姿勢から施設病が生まれます。  職員にまん延した施設病は利用者にも感染していくことになります。 この悪循環を断ち切るには、「利用者は弱者だから主体的に生きていくことはできない」とする考えを見直さなければなりません。 ■「施設の社会化」  「施設の社会化」ということが叫ばれています。 施設を特殊な場所とせず、すべての地域住民にとって開かれた社会資源のひとつとなることが求められています。 施設の行事に地域住民が参加したり利用者が地域の行事に参加したりすることで、 施設の持つ専門的な人的、物的機能を地域に還元するということも社会化のひとつでしょう。  最も重要なことは、社会の一般常識が施設で通用しているか、施設の常識が社会の非常識になっていないか―非常識になっていたとしたら、施設でしか通用しない常識を解体して社会の常識が通用するようにしなければならないことではないでしょうか。  利用者の訴えに、職員から「ちょっと待ってください」という言葉が発せられることがあります。 呼び止められた場面で他の用務を行っており、その用務との優先を考えた場合に、後回しにしてもよいと判断することもあるでしょう。 ですが、職員にとっては後回しと思ったことでも、 身体機能の低下した利用者には切実なことかもしれません。 特に問題なのは、「ちょっと待って」と言っておきながら忘れてしまって対応をしないということです。 利用者は「まだか、まだか」と数日間待ち続けることになります。 ■ さいごに  援助は利用者の希望に合致したものであるべきです。 あくまでも利用者主体の援助であるという意識を持ち、利用者の言葉の重みや意味をしっかりと受け止めて聞き入れることです。 むろん言葉だけではなく表情や行動からも読み取る必要があります。  「ちょっと待って」という 言葉ひとつ取り上げても、施設だけの常識がまかり通っていないか、さまざまな角度から検討してみてはどうでしょうか。 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【続:介護人への12章】  ~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ ■社会福祉士とは  社会福祉士という資格名称を聞いたことがあるでしょうか。 社会福祉士とはどのような仕事や業務を行う資格か言える人がどれだけいるでしょうか。 年1回の国家試験の合格率は毎年30%程度ですからかなり難しい試験ですが、だとしてもあまりに知られていないように思います。 「姿形が見えない社会福祉士」 「透明人間化してしまった社会福祉士」という陰口が聞こえてきそうです。  国家資格である社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」で「専門的知識および技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」とされています。  介護の現場では「生活相談員」や「生活援助員」などに該当する職種で、ソーシャルワークと呼ばれる社会福祉援助技術を駆使するソーシャルワーカーであると言われています。  しかし、ソーシャルワーカーが社会福祉士でなければならないということはありません。 介護福祉士や介護支援専門員、精神保健福祉士など、ほかの福祉系資格の中には、その資格がなければ業務に就けないものがありますが、なぜか社会福祉士だけはその指定はありません。 つまり、利用者への相談援助は無資格でも問題ないということになります。 ■ なぜ認知度が低いのか  社会福祉援助技術は専門性の高い技術であると思います。 例えば、利用者の自立支援をしていくには、利用者とよりよい信頼関係を構築して、利用者のニーズに焦点を当て、解決しなければならない問題に対して意図的に働きかけていく技術が必要です。  そのためには、社会福祉士が利用者の問題状況を情報収集するとともに課題分析し、活動の目標を設定して、援助計画を立案実施していかなければなりません。 結果、目標が達成されたかどうかの評価も求められます。  このような複雑にも思える過程の実践を、専門家であるべき社会福祉士がその専門性を認められず、資格などなくてもできるとされている現状を考えると、どこに問題があるのでしょうか。  社会福祉士の待遇や地位が低いからやる気が起きないとか、上司や同僚から認めてもらえないから意欲が向上しないという声を聞きます。 無駄な議論であるとは言いませんが、社会福祉士たちがこの程度の次元で騒いでいるようでは、適切な相談援助はむろんのこと、今後、資格者でなければ行ってはならないという「業務独占」になることはないと感じます。 ■ さいごに  資格があることが、援助技術の能力や資質の高さを示すものではありません。 利用者から「相談援助はやはり資格者である社会福祉士にお願いしないと満足できる解決にはならない」という声が多くなれば、おのずと社会福祉士の認知度も必要度もあがり、社会福祉の推進になくてはならない専門職として位置付けられていくはずです。 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65 notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【続:介護人への12章】  ~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ ■社会福祉士とは  社会福祉士という資格名称を聞いたことがあるでしょうか。 社会福祉士とはどのような仕事や業務を行う資格か言える人がどれだけいるでしょうか。 年1回の国家試験の合格率は毎年30%程度ですからかなり難しい試験ですが、だとしてもあまりに知られていないように思います。 「姿形が見えない社会福祉士」 「透明人間化してしまった社会福祉士」という陰口が聞こえてきそうです。  国家資格である社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」で「専門的知識および技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」とされています。  介護の現場では「生活相談員」や「生活援助員」などに該当する職種で、ソーシャルワークと呼ばれる社会福祉援助技術を駆使するソーシャルワーカーであると言われています。  しかし、ソーシャルワーカーが社会福祉士でなければならないということはありません。 介護福祉士や介護支援専門員、精神保健福祉士など、ほかの福祉系資格の中には、その資格がなければ業務に就けないものがありますが、なぜか社会福祉士だけはその指定はありません。 つまり、利用者への相談援助は無資格でも問題ないということになります。 ■ なぜ認知度が低いのか  社会福祉援助技術は専門性の高い技術であると思います。 例えば、利用者の自立支援をしていくには、利用者とよりよい信頼関係を構築して、利用者のニーズに焦点を当て、解決しなければならない問題に対して意図的に働きかけていく技術が必要です。  そのためには、社会福祉士が利用者の問題状況を情報収集するとともに課題分析し、活動の目標を設定して、援助計画を立案実施していかなければなりません。 結果、目標が達成されたかどうかの評価も求められます。  このような複雑にも思える過程の実践を、専門家であるべき社会福祉士がその専門性を認められず、資格などなくてもできるとされている現状を考えると、どこに問題があるのでしょうか。  社会福祉士の待遇や地位が低いからやる気が起きないとか、上司や同僚から認めてもらえないから意欲が向上しないという声を聞きます。 無駄な議論であるとは言いませんが、社会福祉士たちがこの程度の次元で騒いでいるようでは、適切な相談援助はむろんのこと、今後、資格者でなければ行ってはならないという「業務独占」になることはないと感じます。 ■ さいごに  資格があることが、援助技術の能力や資質の高さを示すものではありません。 利用者から「相談援助はやはり資格者である社会福祉士にお願いしないと満足できる解決にはならない」という声が多くなれば、おのずと社会福祉士の認知度も必要度もあがり、社会福祉の推進になくてはならない専門職として位置付けられていくはずです。 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65 notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
【京都求人】介護施設の看護師について詳しく解説します。 看護師って病院で働くイメージがありませんか??? 実はそれだけじゃないんです!!!私もびっくりです(笑) 介護施設でも看護師として働くことができます。 ・介護施設での看護師ってどんな仕事? ・介護施設でどのように働くのか。 今回の記事では介護施設で働く看護師について仕事内容から病院との違いなどを解説していきます。 目次 ①介護施設で働く看護師の役割 ②看護師が働く介護施設の特徴 ③介護施設勤務の看護師の仕事内容  ④介護看護師の1日のスケジュール ⑤介護施設勤務の看護師の給料 ⑥病院看護と施設看護の違い ⑦介護施設勤務のメリット ⑧介護施設勤務のデメリット ⑨まとめ ① 介護施設で働く看護師の役割 介護施設で働く看護師の役割は、介護士と連携を取りながら入居者のサポートを行うことです。 介護施設ではほとんどの場合、医師が常駐していることはないので、入居者の健康管理はほぼすべて看護師が受け持つこととなります。 例えば、入居者の様態が急変した際には看護師が応急処置、救急隊員や医師への引き継ぎの役割を担います。 医療的な判断を任せられるケースも多く、その仕事には大きな責任を伴います。 ②看護師が働く介護施設の特徴 介護施設は、入居の目的や条件、運営主体などによってさまざまな種類があります。 今回は主な介護施設を5つピックアップし、それぞれの特徴をご紹介します! 〈 今回紹介する介護施設 〉 特別養護老人ホーム(特養) 介護老人保健施設(老健) 有料老人ホーム グループホーム デイサービス ・特別養護老人ホーム(特養) 特別養護老人ホームの特徴としては、要介護度が3~5と高めの介護度になるため、看取りや、急変時の対応なども、看護師の重要な役割となります。 人員配置の基準として、24時間の配置義務はないため、夜勤の看護師業務がない施設もありますが、いつでも入居者のもとへ駆けつけるサービスの対応がある特別養護老人ホームでは多い印象です。 ・介護老人保健施設(老健) 老健(介護老人保健施設)とは、 リハビリや医療ケアを目的とした施設となります。 長期入院をしていた人が在宅復帰を目指すために利用されるため、 老健は、3~6ヶ月の間しか利用することができず、原則65歳以上の方で「要介護1」以上の方が入所できます。 そのため、入居者の長期的なケアを行うことは難しいですが、さまざまな方の医療ケアに携わりたい方にはピッタリです。 ・有料老人ホーム 有料老人ホームには、介護付きと住居型の2種類があります。 介護付き有料老人ホームの場合、要介護者のみが入居する「介護専用型」、自立・要支援と要介護のどちらもが入居する「混合型」に分けられます。 住居型有料老人ホームには、自立・要支援・要介護の方が入居可能です。 どちらも身体介護や日常生活支援が中心で、医療ケアを行う場面は少なめです。 ・グループホーム グループホームとは、認知症の方が共同生活を送る施設です。 グループホームの目的は、少人数で家庭的な環境のもと、認知症の方が地域とかかわりを持ちながら生活を送るという点であるため、1ユニット5~9名の最大18名定員の施設が多いです。 少人数のケアに興味がある方にはおすすめです。 ・デイサービス デイサービスは、その名の通り、1日型や半日型で介護サービスを提供しております。 送迎車で利用者さん宅へ送り迎えをし、 デイサービスの施設内で入浴介助、食事介助、排泄介助、レクリエーションなどの生活サポートを行います。 生活サポートの中に、体調管理などの看護業務も含まれ、看護業務全般を対応していきます。 ③介護施設勤務の看護師の仕事内容 介護施設で行う看護師の仕事内容は主にこちらです。 〈 想定される看護業務・医療措置 〉 点滴 適時の痰の吸引 胃ろうの管理 中心静脈栄養管理(CVポート) バルーン管理ストマ管理 在宅酸素管理 インシュリン管理 バイタル測定 疼痛管理 服薬管理 オンコール対応、緊急時対応 これらの看護業務は、施設に入居されている方の体調によって変わります。 転職の際にはどんな方が入居されているのか事前に調べておくと良いですね! また、職場によっては、看護業務にプラスして介護業務が仕事に加わることもあります。 入浴介助や、排泄介助も含めた身体介護まで、対応することもあれば、あくまで介護士のサポート業務にとどまる範囲内になるなど、職場によって様々です。 看護師さんの中には、介護業務が苦手という方も多いです。 しかし、介護施設に就職するにあたり、いつそのような状況になってもおかしくありません。 仕事内容はきちんと確認が必要です。 ・介護施設の夜勤対応について 全ての介護施設で夜勤対応があるわけではないですが、 基本的には、16時から翌朝10時までの夜勤時間で対応する介護施設が多く、2交代制が基本です。 また、介護度の高い低いによって、夜間の緊急対応の回数も変わりますが、月に1回あるかどうかという頻度です。 ④介護看護師の働く1日のスケジュール 各施設によって内容は様々ですが、 ある日の看護師さんのスケジュールを表にしてまとめてみました。 6:00 ご入居者起床、点滴、トイレ介助 7:00 朝食準備、服薬準備   8:00 業務報告など     9:00 出勤(日勤担当)   10:00 状態に合わせた医療行為 11:00 入浴前後の健康チェック 12:00 服薬準備、食事介助の補助 ~           14:00 口腔ケア、検温、巡回   15:00 記録、物品補充、胃ろうの準備 ~ 出勤(夜勤担当)   17:00 胃ろうの対応、夕食準備、服薬準備 18:00 退勤(日勤担当)、申し送り 19:00 検温、バイタルチェック ~           21:00 消灯、ナースコール対応 ~ 巡回、点滴交換     このスケジュールは、特別養護老人ホームで働く看護師の1日です。 時間で表すことで想像しやすくなったでしょうか?? 私は思っていたよりも勤務時間が長くてびっくりしました! 勤務時間や勤務内容についても施設によって変わるので、自分がどの職場に合っているのかは把握しておく必要があります。 ⑤介護施設勤務の看護師の給料 介護施設ごとの給料の一覧表を作成しました。 地域や勤続年数によっても年収・給料は変動いたしますが、施設形態によって給料が変わってくる場合がありますので、参考にしてみてください。 ・常勤看護師の場合 ・非常勤看護師の場合 このようになりました! 施設によっての給料の違いについては、大きくは変わらないように思います。 あくまで平均なので、あまり金額にとらわれすぎずに目安として考えていただけるとありがたいです。 ⑥病院看護と施設看護の違い 実際に、病院と施設の看護師ではどういった違いがあるのでしょうか。 同じ看護業務だとしても、「患者」か「入居者」では、対応方法がまったく違ったものになります。 ・病院看護の場合 病院という場所は、治療をする場であり、「病気やケガを治して日常生活に戻るんだ」という気持ちの中で、何においても治療が優先されます。 ・施設看護の場合 介護施設は治療する場ではなく、高齢者の方が日常生活を送る場所ですので、すべてにおいて治療が優先される環境ではありません。 施設看護の場合は、日常生活と医療ケアのバランスが非常に大事になってくるので、その感覚に慣れることが大事になってきます。 医療ケアのスキル・能力はもちろん大事ですが、ご入居者とのコミュニケーションがとても大事になってきますので、人付き合いの能力も求められるのが介護施設の看護師です。 ⑦介護施設勤務のメリット それでは全体を通したうえで、介護施設勤務の看護師のメリットについて解説していきたいと思います。 ・残業が少なく定時で帰ることができる職場が多い 介護施設では病院のように急患が入ることもなく、基本的には決められた時間に業務を終了できます。 場合によっては時間外勤務が発生することもありますが、病院と比べると残業は少なめです。 デイサービスなど夜勤のない介護施設も多く、子育てや介護と両立しながら活躍できる職場です。 ・日勤のみ(夜勤なし)で働くことができる 介護施設では、看護師の人員配置が24時間でなくてもよいところもあります。 また、すでに夜勤をする看護師は人員が確保できており、日勤のみ働ける人が欲しいという募集も多いです。 病院勤務で、夜勤業務がまじつらい・しんどかったという方は、日勤のみの施設看護はとても狙い目だと思います。 ・ひとりの方に長くゆっくり関わることができる ご入居者ひとりひとりの生活のサポートをする介護施設では、ご入居者とじっくり向き合った医療ケアをすることができます。 日々コミュニケーションをとりながら長い間一緒に生活をしていくので、病院看護とはまたちがう魅力・やりがいを持つことができます。 ⑧介護施設勤務のデメリット その一方で、デメリットが存在するのも事実です。 今回は実際に施設看護士として働く人々の不安や悩みの声を参考にしてまとめてみました。 ・介護士への医療ケアの支持・判断も任されることがある 正看護師の資格を持って介護施設で働くことになると、介護士さんへの医療ケアの指示も対応する機会があります。 医師が常駐していない介護施設がほとんどですので、簡単な医療ケアなどは、看護師さんの判断に委ねられることが多いです。 こういった責任感やプレッシャーに不安や悩みを感じる方は多いです。 ・病院と介護施設での働き方の違いに戸惑う 病院という場所は、治療をする場であり、「病気やケガを治して日常生活に戻るんだ」という気持ちの中で、何においても治療が優先されます。 一方で、介護施設は治療する場ではなく、高齢者の方が日常生活を送る場所ですので、すべてにおいて治療が優先される環境ではありません。 その働き方や、考え方のギャップに苦しむ方は多いです。 ・医療ケアのスキルアップはしづらい 介護施設での看護業務は、日々生活をするご入居者の健康管理・維持がほとんどです。 医療処置に関しては、特殊な内容を実施している施設は少ないです。 コミュニケーションを通して、一人一人の体調の変化を見抜く力など、別の面でのスキルアップは可能ですが、スキル面より働き方の面で介護施設を選んでいく方が長続きするかもしれません。 ⑨まとめ 最後まで読んでくださりありがとうございました! 様々な記事がある中、この記事を選んでくださったことをとてもうれしく思います! 少しでもお役に立てましたでしょうか?? 今回は「介護施設で働く看護師」について働き方や仕事内容について解説しました。 病院で働くイメージのある「看護師」という職業ですが、介護施設で働く方も多くいらっしゃいます。 その違いを理解して、どのようなメリットやデメリットがあるかも認識したうえで最適な決断をしていただけたらと思います! しかし!! 介護施設の看護師求人、を探すのは実は難しいんです… 『ふくみっと』では、 介護施設の看護師求人を多数掲載しております! 看護師求人は枠も少なく、レアな求人も多いので、好条件の求人を見つけた際は「気になる」などしてキープしておくことをおすすめします! 募集停止中の求人も、「チャット」で枠があるかどうか質問することもできますので、『ふくみっと』内の機能をうまく使って、お仕事探しを効率的に行っていきましょう! 最後まで見てくださったあなたに… 特別に看護師求人の一覧リストをプレゼントしちゃいます👏 下のURLから求人をチェックしてみてくださいね ↓ ↓ 介護施設の看護師求人 病院勤務の看護師求人
【京都求人】介護施設の看護師について詳しく解説します。 看護師って病院で働くイメージがありませんか??? 実はそれだけじゃないんです!!!私もびっくりです(笑) 介護施設でも看護師として働くことができます。 ・介護施設での看護師ってどんな仕事? ・介護施設でどのように働くのか。 今回の記事では介護施設で働く看護師について仕事内容から病院との違いなどを解説していきます。 目次 ①介護施設で働く看護師の役割 ②看護師が働く介護施設の特徴 ③介護施設勤務の看護師の仕事内容  ④介護看護師の1日のスケジュール ⑤介護施設勤務の看護師の給料 ⑥病院看護と施設看護の違い ⑦介護施設勤務のメリット ⑧介護施設勤務のデメリット ⑨まとめ ① 介護施設で働く看護師の役割 介護施設で働く看護師の役割は、介護士と連携を取りながら入居者のサポートを行うことです。 介護施設ではほとんどの場合、医師が常駐していることはないので、入居者の健康管理はほぼすべて看護師が受け持つこととなります。 例えば、入居者の様態が急変した際には看護師が応急処置、救急隊員や医師への引き継ぎの役割を担います。 医療的な判断を任せられるケースも多く、その仕事には大きな責任を伴います。 ②看護師が働く介護施設の特徴 介護施設は、入居の目的や条件、運営主体などによってさまざまな種類があります。 今回は主な介護施設を5つピックアップし、それぞれの特徴をご紹介します! 〈 今回紹介する介護施設 〉 特別養護老人ホーム(特養) 介護老人保健施設(老健) 有料老人ホーム グループホーム デイサービス ・特別養護老人ホーム(特養) 特別養護老人ホームの特徴としては、要介護度が3~5と高めの介護度になるため、看取りや、急変時の対応なども、看護師の重要な役割となります。 人員配置の基準として、24時間の配置義務はないため、夜勤の看護師業務がない施設もありますが、いつでも入居者のもとへ駆けつけるサービスの対応がある特別養護老人ホームでは多い印象です。 ・介護老人保健施設(老健) 老健(介護老人保健施設)とは、 リハビリや医療ケアを目的とした施設となります。 長期入院をしていた人が在宅復帰を目指すために利用されるため、 老健は、3~6ヶ月の間しか利用することができず、原則65歳以上の方で「要介護1」以上の方が入所できます。 そのため、入居者の長期的なケアを行うことは難しいですが、さまざまな方の医療ケアに携わりたい方にはピッタリです。 ・有料老人ホーム 有料老人ホームには、介護付きと住居型の2種類があります。 介護付き有料老人ホームの場合、要介護者のみが入居する「介護専用型」、自立・要支援と要介護のどちらもが入居する「混合型」に分けられます。 住居型有料老人ホームには、自立・要支援・要介護の方が入居可能です。 どちらも身体介護や日常生活支援が中心で、医療ケアを行う場面は少なめです。 ・グループホーム グループホームとは、認知症の方が共同生活を送る施設です。 グループホームの目的は、少人数で家庭的な環境のもと、認知症の方が地域とかかわりを持ちながら生活を送るという点であるため、1ユニット5~9名の最大18名定員の施設が多いです。 少人数のケアに興味がある方にはおすすめです。 ・デイサービス デイサービスは、その名の通り、1日型や半日型で介護サービスを提供しております。 送迎車で利用者さん宅へ送り迎えをし、 デイサービスの施設内で入浴介助、食事介助、排泄介助、レクリエーションなどの生活サポートを行います。 生活サポートの中に、体調管理などの看護業務も含まれ、看護業務全般を対応していきます。 ③介護施設勤務の看護師の仕事内容 介護施設で行う看護師の仕事内容は主にこちらです。 〈 想定される看護業務・医療措置 〉 点滴 適時の痰の吸引 胃ろうの管理 中心静脈栄養管理(CVポート) バルーン管理ストマ管理 在宅酸素管理 インシュリン管理 バイタル測定 疼痛管理 服薬管理 オンコール対応、緊急時対応 これらの看護業務は、施設に入居されている方の体調によって変わります。 転職の際にはどんな方が入居されているのか事前に調べておくと良いですね! また、職場によっては、看護業務にプラスして介護業務が仕事に加わることもあります。 入浴介助や、排泄介助も含めた身体介護まで、対応することもあれば、あくまで介護士のサポート業務にとどまる範囲内になるなど、職場によって様々です。 看護師さんの中には、介護業務が苦手という方も多いです。 しかし、介護施設に就職するにあたり、いつそのような状況になってもおかしくありません。 仕事内容はきちんと確認が必要です。 ・介護施設の夜勤対応について 全ての介護施設で夜勤対応があるわけではないですが、 基本的には、16時から翌朝10時までの夜勤時間で対応する介護施設が多く、2交代制が基本です。 また、介護度の高い低いによって、夜間の緊急対応の回数も変わりますが、月に1回あるかどうかという頻度です。 ④介護看護師の働く1日のスケジュール 各施設によって内容は様々ですが、 ある日の看護師さんのスケジュールを表にしてまとめてみました。 6:00 ご入居者起床、点滴、トイレ介助 7:00 朝食準備、服薬準備   8:00 業務報告など     9:00 出勤(日勤担当)   10:00 状態に合わせた医療行為 11:00 入浴前後の健康チェック 12:00 服薬準備、食事介助の補助 ~           14:00 口腔ケア、検温、巡回   15:00 記録、物品補充、胃ろうの準備 ~ 出勤(夜勤担当)   17:00 胃ろうの対応、夕食準備、服薬準備 18:00 退勤(日勤担当)、申し送り 19:00 検温、バイタルチェック ~           21:00 消灯、ナースコール対応 ~ 巡回、点滴交換     このスケジュールは、特別養護老人ホームで働く看護師の1日です。 時間で表すことで想像しやすくなったでしょうか?? 私は思っていたよりも勤務時間が長くてびっくりしました! 勤務時間や勤務内容についても施設によって変わるので、自分がどの職場に合っているのかは把握しておく必要があります。 ⑤介護施設勤務の看護師の給料 介護施設ごとの給料の一覧表を作成しました。 地域や勤続年数によっても年収・給料は変動いたしますが、施設形態によって給料が変わってくる場合がありますので、参考にしてみてください。 ・常勤看護師の場合 ・非常勤看護師の場合 このようになりました! 施設によっての給料の違いについては、大きくは変わらないように思います。 あくまで平均なので、あまり金額にとらわれすぎずに目安として考えていただけるとありがたいです。 ⑥病院看護と施設看護の違い 実際に、病院と施設の看護師ではどういった違いがあるのでしょうか。 同じ看護業務だとしても、「患者」か「入居者」では、対応方法がまったく違ったものになります。 ・病院看護の場合 病院という場所は、治療をする場であり、「病気やケガを治して日常生活に戻るんだ」という気持ちの中で、何においても治療が優先されます。 ・施設看護の場合 介護施設は治療する場ではなく、高齢者の方が日常生活を送る場所ですので、すべてにおいて治療が優先される環境ではありません。 施設看護の場合は、日常生活と医療ケアのバランスが非常に大事になってくるので、その感覚に慣れることが大事になってきます。 医療ケアのスキル・能力はもちろん大事ですが、ご入居者とのコミュニケーションがとても大事になってきますので、人付き合いの能力も求められるのが介護施設の看護師です。 ⑦介護施設勤務のメリット それでは全体を通したうえで、介護施設勤務の看護師のメリットについて解説していきたいと思います。 ・残業が少なく定時で帰ることができる職場が多い 介護施設では病院のように急患が入ることもなく、基本的には決められた時間に業務を終了できます。 場合によっては時間外勤務が発生することもありますが、病院と比べると残業は少なめです。 デイサービスなど夜勤のない介護施設も多く、子育てや介護と両立しながら活躍できる職場です。 ・日勤のみ(夜勤なし)で働くことができる 介護施設では、看護師の人員配置が24時間でなくてもよいところもあります。 また、すでに夜勤をする看護師は人員が確保できており、日勤のみ働ける人が欲しいという募集も多いです。 病院勤務で、夜勤業務がまじつらい・しんどかったという方は、日勤のみの施設看護はとても狙い目だと思います。 ・ひとりの方に長くゆっくり関わることができる ご入居者ひとりひとりの生活のサポートをする介護施設では、ご入居者とじっくり向き合った医療ケアをすることができます。 日々コミュニケーションをとりながら長い間一緒に生活をしていくので、病院看護とはまたちがう魅力・やりがいを持つことができます。 ⑧介護施設勤務のデメリット その一方で、デメリットが存在するのも事実です。 今回は実際に施設看護士として働く人々の不安や悩みの声を参考にしてまとめてみました。 ・介護士への医療ケアの支持・判断も任されることがある 正看護師の資格を持って介護施設で働くことになると、介護士さんへの医療ケアの指示も対応する機会があります。 医師が常駐していない介護施設がほとんどですので、簡単な医療ケアなどは、看護師さんの判断に委ねられることが多いです。 こういった責任感やプレッシャーに不安や悩みを感じる方は多いです。 ・病院と介護施設での働き方の違いに戸惑う 病院という場所は、治療をする場であり、「病気やケガを治して日常生活に戻るんだ」という気持ちの中で、何においても治療が優先されます。 一方で、介護施設は治療する場ではなく、高齢者の方が日常生活を送る場所ですので、すべてにおいて治療が優先される環境ではありません。 その働き方や、考え方のギャップに苦しむ方は多いです。 ・医療ケアのスキルアップはしづらい 介護施設での看護業務は、日々生活をするご入居者の健康管理・維持がほとんどです。 医療処置に関しては、特殊な内容を実施している施設は少ないです。 コミュニケーションを通して、一人一人の体調の変化を見抜く力など、別の面でのスキルアップは可能ですが、スキル面より働き方の面で介護施設を選んでいく方が長続きするかもしれません。 ⑨まとめ 最後まで読んでくださりありがとうございました! 様々な記事がある中、この記事を選んでくださったことをとてもうれしく思います! 少しでもお役に立てましたでしょうか?? 今回は「介護施設で働く看護師」について働き方や仕事内容について解説しました。 病院で働くイメージのある「看護師」という職業ですが、介護施設で働く方も多くいらっしゃいます。 その違いを理解して、どのようなメリットやデメリットがあるかも認識したうえで最適な決断をしていただけたらと思います! しかし!! 介護施設の看護師求人、を探すのは実は難しいんです… 『ふくみっと』では、 介護施設の看護師求人を多数掲載しております! 看護師求人は枠も少なく、レアな求人も多いので、好条件の求人を見つけた際は「気になる」などしてキープしておくことをおすすめします! 募集停止中の求人も、「チャット」で枠があるかどうか質問することもできますので、『ふくみっと』内の機能をうまく使って、お仕事探しを効率的に行っていきましょう! 最後まで見てくださったあなたに… 特別に看護師求人の一覧リストをプレゼントしちゃいます👏 下のURLから求人をチェックしてみてくださいね ↓ ↓ 介護施設の看護師求人 病院勤務の看護師求人
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~食事 生活で1番の楽しみ~ ■ 生活の中の一番の楽しみは「食べること」  飽食の時代、グルメブームなどと言われているようですが、これは一部のグルメファンや若者だけのものではありません。  介護を必要とする高齢者にも、当たり前に「パスタやピザを食べたい」などの希望があります。これは決して特別なことではありませんし、お店では「高齢者お断り」や「車いす、歩行器の方はご遠慮ください」という看板も見たことはありません。  特別養護老人ホームでの勤務時代に、食事についてのアンケートを栄養士とともに実施したことがありましたが、生活の中の一番の楽しみは「食べること」でした。 高齢者の強い希望もあって、栄養士は毎月「外食の日」と「出前の日」を設けました。 一般家庭でも月に一度程度は外食もするでしょうし、同じレシピで作ってもレストランと全く同じ味にはなりません。 何より雰囲気を味わいたいというものです。 ■ 食事介助の様子  介護保険制度が導入され、施設では効率の優先が叫ばれ、介護職員の目の回るような忙しさの中、限られた時間帯で食事介助の能率アップが目指されています。 学生が名付けた「ツバメのえさやり」もそれです。  扇状のテーブルで、一人の職員が複数の高齢者の食事介助を一度にしている風景は、まるでツバメのえさやりだというのです。 職員は「食べないと体が弱ってしまうの。 あなたのためよ」と言って慌しく詰め込んでいます。  たしかに時間がかかりすぎると、咀嚼(そしゃく)力の低下があれば疲れてしまったり眠ってしまうこともあるでしょう。 しかし介助に必要なのは「食べさせる創意工夫」ではなく「食べていただく創意工夫」の視点だと思うのです。  さらには「ネコまんま」や「混ぜご飯」と言われる介助も大手を振っています。 おかずを細かく刻んだものやペースト状のものをおかゆに混ぜ込んでしまうというものです。 揚げ句には最後のおかゆに薬を混ぜている場合もあります。 「食事の楽しみより命が大切だ」と福祉専門職の人たちは開き直るのでしょうか。 ■ さいごに  各地の施設内研修でお話させていただく時に職員から「お年寄りが混ぜご飯を希望している。 自己決定の尊重である」と言われることがあります。 何を食べているのか分からないような食べ方を続けることが尊重なのでしょうか。 ひとつひとつの豊かな食材の味が生かされる介助を目指すことこそが尊重ではないのでしょうか。    スプーンも持てなくなったことで食事の全面介助を受けていた脳梗塞(こうそく)後遺症のT子さんが、ある日、隣の方のおかずを手につまんでゆっくりと口に運んでいました。 他人の介助より、どれほど時間がかかっても自力で食べられることは素晴らしいことです。 翌日、おかゆから一口サイズの小さなおにぎりに変更になりました。 T子さんの食欲がみるみる強まっていったことはいうまでもありません。 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~食事 生活で1番の楽しみ~ ■ 生活の中の一番の楽しみは「食べること」  飽食の時代、グルメブームなどと言われているようですが、これは一部のグルメファンや若者だけのものではありません。  介護を必要とする高齢者にも、当たり前に「パスタやピザを食べたい」などの希望があります。これは決して特別なことではありませんし、お店では「高齢者お断り」や「車いす、歩行器の方はご遠慮ください」という看板も見たことはありません。  特別養護老人ホームでの勤務時代に、食事についてのアンケートを栄養士とともに実施したことがありましたが、生活の中の一番の楽しみは「食べること」でした。 高齢者の強い希望もあって、栄養士は毎月「外食の日」と「出前の日」を設けました。 一般家庭でも月に一度程度は外食もするでしょうし、同じレシピで作ってもレストランと全く同じ味にはなりません。 何より雰囲気を味わいたいというものです。 ■ 食事介助の様子  介護保険制度が導入され、施設では効率の優先が叫ばれ、介護職員の目の回るような忙しさの中、限られた時間帯で食事介助の能率アップが目指されています。 学生が名付けた「ツバメのえさやり」もそれです。  扇状のテーブルで、一人の職員が複数の高齢者の食事介助を一度にしている風景は、まるでツバメのえさやりだというのです。 職員は「食べないと体が弱ってしまうの。 あなたのためよ」と言って慌しく詰め込んでいます。  たしかに時間がかかりすぎると、咀嚼(そしゃく)力の低下があれば疲れてしまったり眠ってしまうこともあるでしょう。 しかし介助に必要なのは「食べさせる創意工夫」ではなく「食べていただく創意工夫」の視点だと思うのです。  さらには「ネコまんま」や「混ぜご飯」と言われる介助も大手を振っています。 おかずを細かく刻んだものやペースト状のものをおかゆに混ぜ込んでしまうというものです。 揚げ句には最後のおかゆに薬を混ぜている場合もあります。 「食事の楽しみより命が大切だ」と福祉専門職の人たちは開き直るのでしょうか。 ■ さいごに  各地の施設内研修でお話させていただく時に職員から「お年寄りが混ぜご飯を希望している。 自己決定の尊重である」と言われることがあります。 何を食べているのか分からないような食べ方を続けることが尊重なのでしょうか。 ひとつひとつの豊かな食材の味が生かされる介助を目指すことこそが尊重ではないのでしょうか。    スプーンも持てなくなったことで食事の全面介助を受けていた脳梗塞(こうそく)後遺症のT子さんが、ある日、隣の方のおかずを手につまんでゆっくりと口に運んでいました。 他人の介助より、どれほど時間がかかっても自力で食べられることは素晴らしいことです。 翌日、おかゆから一口サイズの小さなおにぎりに変更になりました。 T子さんの食欲がみるみる強まっていったことはいうまでもありません。 元記事の著者  三好 明夫  ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授  https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら