ちょいムビ
職員募集中。 医療法人でありながら利用者様と距離の近いデイサービスです。 見学はいつでも可能です。お近くに立ち寄られた際は気軽にお声掛け下さい。
『夏祭り!!』 やってきました!! ついにこの日が!! コロナの影響によりイベントも縮小傾向でしたが、 今年8月13日の夏祭り!! 炭坑節で盆踊りを楽しんだ後、水鉄砲で的当てや。 久しぶりの交流で皆様見よう見まねで踊ったり、 歌ったり楽しいひと時を過ごしました。
『夏の行事』 ここ数年感染症への対応が続く中、外出することや イベントへの参加が見送られていましたが、 地域で活躍されている方々がGH熊取を訪問してくれました。 見て楽しい、参加して楽しい時間となり、 入居者様、職員一同、訪問してくださった地域の方々に 感謝の気持ちでいっぱいでした。 「7月25日 寿鳳会 民謡」 各地の民謡を11曲 アンコールではおてもやんと盆踊り音頭を披露してくれました。 迫力ある声量と鳴り物に圧倒され最高に嬉しい一日となりました。 「8月2日 地域の女性部 唄おう 手品 踊り」 歌を唄ったり手品ショーや、踊りに衣装にと 楽しませていただき、最後の曲は青い山脈でした。 青い山脈は入居者様もみんなで唄いました。 大きな声と手拍子が一体感がとても良かったです。
『七夕祭り』 7月7日は七夕の日☆七夕ゼリーを作り 皆様で七夕祭りを行いました♪ 今年は大きな笹を分けて頂き「大きな笹やなー!」と ビックリされていました! 願い事を書いていただき、美味しいものが食べたい、 家族に会いたいなど…それぞれの願いを込めて 飾り付けをしました☆ 楽しい七夕祭りでした♪
『スイカ叩き! やってみました』 夏といえば、やっぱりスイカ割りでしょ! まずは大きなスイカをゲット。 それを固定していざスイカ割り開始! としたかったのですが・・・ すぐに割れてしまっては楽しみを分かち合えない。 ということで!スイカ叩きを開催しました。 新聞紙を棒状にして何回叩いてもOK! 気の済むまで叩いてもOK!! 最初の入居者様が思い切りフルスイング! 複数人が寄ってたかってフルスイング! でも割れない(笑)スイカにダメージゼロ(笑) スイカ叩きを堪能したあとはフルーツポンチにして 皆さんで美味しく召し上がりました。
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【続:介護人への12章】 ~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ ■新鮮で純粋な学生たちが見たもの 施設職員として勤務していた時、「特別養護老人ホームには、特別養護老人ホーム独特のにおいがあるように思います」という実習学生からの言葉が印象に残っています。 このことは、建物に充満している排せつ物と消毒液のにおいが混ざって汚臭になっている、ということで語られたのではありません。 新鮮で純粋な学生たちが見たものは、在宅の生活、つまり人間らしい生活とは程遠い、管理と指導に満ちた違和感の「におい」だったのです。 施設か在宅かの二者択一の選択肢しかない状況にあって、在宅介護が限界となったとき、家族は無条件で施設介護を受け入れなければならないことについての問題提起でした。 「生きる」というよりも「生かされているだけ」とも語り、涙した学生たちは現在、どんなすてきな援助者として活躍しているのでしょうか。 ■ 「施設は人なり」 私は「介護の質は介護職員の質によって決まる」と考えてきました。 また、ある人は「その施設の職員を見れば、施設の高齢者の様子が分かる。 高齢者の様子を見れば、職員の様子が分かる」と言っています。 介護を受けなければ生きられない高齢者は、妥当な意見があっても、職員の機嫌を損ねると介護が乱暴になることを知っています。 「何か困ったことはないですか」と尋ねられたら、 「ありがとうございます。おかげさまで楽しく暮らしております」と笑顔になって、合掌までしています。 家族もなかなか本音で意見を言うことはできません。 ボランティアが意見を出しても「実態を詳しく知らない人が知ったように言わないで」とあしらわれてしまいます。 こうした中で、施設の実態を、最も正確に判断して是非を問うことができるのは施設職員ではないでしょうか。 しかし、職員にとっては最も過酷な「踏み絵」があります。人権侵害を是正しようと思えば、手抜き介護を続けておきたいと思っている大勢の職員から、猛烈な反発と嫌がらせの実力行使を受けるからです。 孤立化を覚悟するだけでなく、自身の退職を決意して臨まなければなりません。 むろん、職員たちばかりを責めることはできません。 施設の経営者からは「福祉現場はボランティア精神だから」とボランティアの強要もあります。 低待遇で脇目も振らずに働かされて疲れ切ってしまった職員に、精神的余裕などあるはずがありません。 ■ さいごに それでも人権擁護の姿勢で提言したにもかかわらず、介護の体制や姿勢は全く変わらないということは少なくありません。 高齢者から慕われ信頼され、ともに歩んできた職員が、いつの時代も介護の現場を去らなければならない実態に、胸を突かれます。 職員の苦悩はどこの誰が解消してくれるのでしょうか。 「施設は人なり」ーー質の高いケアやサービスを実施するには、職員たちを救う援助が不可欠です。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ ■ レクリエーションの意義 「レクリエーション」ーー日本語に言い換えると「余暇活動」と言われています。 余暇という言葉が持つ意味から「余裕やゆとりのある人たちだけの特別な遊び」と受けとめられてしまっているかもしれません。 学校教育に中にも登場したレクリエーションは、ダンス、ソング、ゲームに代表されるように「明るく、元気に楽しく、そして仲間づくりを」というイメージで定着していきましたが、当時、その輪の中に障害者はいませんでした。 高齢者福祉施設でもさまざまなレクリエーションが展開されてきました。 低いネットで、やわらかく大きめのゴム風船を使う「風船バレーボール」は、車いすの高齢者でもできるということで全国的にブームになりました。 しかし、反応や笑顔のない高齢者までコートの中に入れられて「これこそが全員で楽しくできるレクリエーションだ」というふうにされていました。 この延長線で、ゲーム性を取り入れたものがさまざまに登場していきますが、あるデイサービス施設で「どれも子どもだましだ」と語っていた高齢者の言葉が忘れられません。 子どもだましなゲームをすべて否定するつもりはありませんが、これらを嫌う人たちにはどのような別メニューが用意されているのでしょうか。 レクリエーションを「生活での快適」と言った人がいましたが、こう考えれば素直にあるべき方向が見えてくるのではないでしょうか。 レクリエーションは少数の職員で多数の高齢者を一度に遊ばせるといったたぐいのものだけではないはずです。 ■ 高齢者の希望を実現 私が勤務していた施設では高齢者の希望を一つひとつ実現していきました。 と言っても、それは無理難題のものではなく当たり前のものばかりでした。 真夏の暑いときにはビアガーデンや居酒屋に出かけて乾杯! 温泉に出かけての入浴! 海水浴では潮風に思い出をよみがえらせてスイカ割り! 一泊旅行は愛媛を離れて高知、香川、徳島へ! デパートショッピングやお寺参り、チラシで気に入った飲食店での外食もありました。 ところが介護保険が導入されて外出や外食は激減してきました。 自己負担の必要やあまりの忙しさで職員の手が回らなくなったからです。 介護保険になって施設生活の自由度や満足度が低下したとしたら一大事です。 ■ さいごに 4月から介護保険の厚生労働省令の基準が改正されました。 第15条第4項には「入所者の生活を施設内で完結させてしまうことのないよう、入所者の希望や心身の状況を踏まえながら、買い物や外食、図書館や公民館などの公共施設の利用、地域の行事への参加、友人宅への訪問、散歩など、入所者に多様な外出の機会を確保するように努めなければならない」と明記されています。 日常生活においていかに満足できるか、これこそがレクリエーションではないでしょうか。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章 】 ~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ ■ ユニットケアとは ユニットケアは、大規模化している介護老人福祉施設をユニット(単位) 化することで少人数のグループにして、家庭で生活しているようなゆったりしたケアを提供しようという試みです。 ここ数年でユニットケアを取り入れる施設も多くなりました。 各ユニットには居室、談話スペース、食堂を設置して、少人数で買い物や散歩をすることや、 調理・配ぜんも高齢者と職員が一緒に行い、食事をするということを目標としています。 たとえ、重い介護状態になったとしても普通の家庭生活が送れるような援助を行うことが目的でもあると言われています。 人が人として生きるための大原則は「個別性の重視」「主体性の尊重」「自己決定」ではないでしょうか。 ところが、施設の場合には自己決定や自己主張ができにくい状態の人が少なくありません。 ■ ユニットケアの導入 介護も機械的な流れ作業で終わってしまったり、一律のレクリエーションを施設全体で行ってしまったりすることもあります。 建物構造も施設と家庭ではあまりにも違いがあります。 高齢者にとって安心と満足の生活の実現のためには小規模、少人数化は必要であると思います。 約十年前、ユニットケアという言葉もなかった当時、部屋番号数字を花と木の名前の居室名に変更し、東棟と西棟をブロックにして分けたことがありました。 十分に職員間で話し合いをもって、入居高齢者の理解も得ていたはずでしたが、一週間が経過したときに自治会の会長、副会長がそろってやってきました。 「東棟と西棟に職員が分かれて張り付いたら細かいところまで対応してくれるというたが、さっぱりじゃわい。」 「東に人がおらんので西までお願いにいったら、西の担当は西で集中しているから東まではいけませんと言われてな。これじゃ無責任なままじゃ。」 「自治会の意見として元に戻してほしいと思います」 と怒りの表情で言われました。 施設を半分に分割することで小規模化を行って、高齢者のニーズをしっかりとくみ取って援助に結びつけ、ゆとりの介護を実現させたいという思いでしたが、結果として無責任なままに終わってしまいました。 ■ さいごに ユニットケアはややもするとハードの部分が強調されます。 職員の意識の中に十分な「家庭的な雰囲気づくり」が欠けていたのかもしれません。 生活環境の構造整備には、高齢者の声を聴き取って共につくり上げていく視点が必要です。 職員は毎日の決まった日課業務を続けていますが、高齢者は普通の生活を続けているのです。 機械的な身体介護中心の業務から日常の全体性を見る生活援助への移行が不可欠です。 ユニット内で判断したり決定することも多くなってくるだけに密室性も高くなります。 実施の理念を理解した高い専門性を身につけた職員の配置が必要となります。 「愛媛新聞2004年(平成16年)6月1日掲載」 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~食事 生活で1番の楽しみ~ ■ 生活の中の一番の楽しみは「食べること」 飽食の時代、グルメブームなどと言われているようですが、これは一部のグルメファンや若者だけのものではありません。 介護を必要とする高齢者にも、当たり前に「パスタやピザを食べたい」などの希望があります。これは決して特別なことではありませんし、お店では「高齢者お断り」や「車いす、歩行器の方はご遠慮ください」という看板も見たことはありません。 特別養護老人ホームでの勤務時代に、食事についてのアンケートを栄養士とともに実施したことがありましたが、生活の中の一番の楽しみは「食べること」でした。 高齢者の強い希望もあって、栄養士は毎月「外食の日」と「出前の日」を設けました。 一般家庭でも月に一度程度は外食もするでしょうし、同じレシピで作ってもレストランと全く同じ味にはなりません。 何より雰囲気を味わいたいというものです。 ■ 食事介助の様子 介護保険制度が導入され、施設では効率の優先が叫ばれ、介護職員の目の回るような忙しさの中、限られた時間帯で食事介助の能率アップが目指されています。 学生が名付けた「ツバメのえさやり」もそれです。 扇状のテーブルで、一人の職員が複数の高齢者の食事介助を一度にしている風景は、まるでツバメのえさやりだというのです。 職員は「食べないと体が弱ってしまうの。 あなたのためよ」と言って慌しく詰め込んでいます。 たしかに時間がかかりすぎると、咀嚼(そしゃく)力の低下があれば疲れてしまったり眠ってしまうこともあるでしょう。 しかし介助に必要なのは「食べさせる創意工夫」ではなく「食べていただく創意工夫」の視点だと思うのです。 さらには「ネコまんま」や「混ぜご飯」と言われる介助も大手を振っています。 おかずを細かく刻んだものやペースト状のものをおかゆに混ぜ込んでしまうというものです。 揚げ句には最後のおかゆに薬を混ぜている場合もあります。 「食事の楽しみより命が大切だ」と福祉専門職の人たちは開き直るのでしょうか。 ■ さいごに 各地の施設内研修でお話させていただく時に職員から「お年寄りが混ぜご飯を希望している。 自己決定の尊重である」と言われることがあります。 何を食べているのか分からないような食べ方を続けることが尊重なのでしょうか。 ひとつひとつの豊かな食材の味が生かされる介助を目指すことこそが尊重ではないのでしょうか。 スプーンも持てなくなったことで食事の全面介助を受けていた脳梗塞(こうそく)後遺症のT子さんが、ある日、隣の方のおかずを手につまんでゆっくりと口に運んでいました。 他人の介助より、どれほど時間がかかっても自力で食べられることは素晴らしいことです。 翌日、おかゆから一口サイズの小さなおにぎりに変更になりました。 T子さんの食欲がみるみる強まっていったことはいうまでもありません。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
【京都求人】介護施設の看護師について詳しく解説します。 看護師って病院で働くイメージがありませんか??? 実はそれだけじゃないんです!!!私もびっくりです(笑) 介護施設でも看護師として働くことができます。 ・介護施設での看護師ってどんな仕事? ・介護施設でどのように働くのか。 今回の記事では介護施設で働く看護師について仕事内容から病院との違いなどを解説していきます。 目次 ①介護施設で働く看護師の役割 ②看護師が働く介護施設の特徴 ③介護施設勤務の看護師の仕事内容 ④介護看護師の1日のスケジュール ⑤介護施設勤務の看護師の給料 ⑥病院看護と施設看護の違い ⑦介護施設勤務のメリット ⑧介護施設勤務のデメリット ⑨まとめ ① 介護施設で働く看護師の役割 介護施設で働く看護師の役割は、介護士と連携を取りながら入居者のサポートを行うことです。 介護施設ではほとんどの場合、医師が常駐していることはないので、入居者の健康管理はほぼすべて看護師が受け持つこととなります。 例えば、入居者の様態が急変した際には看護師が応急処置、救急隊員や医師への引き継ぎの役割を担います。 医療的な判断を任せられるケースも多く、その仕事には大きな責任を伴います。 ②看護師が働く介護施設の特徴 介護施設は、入居の目的や条件、運営主体などによってさまざまな種類があります。 今回は主な介護施設を5つピックアップし、それぞれの特徴をご紹介します! 〈 今回紹介する介護施設 〉 特別養護老人ホーム(特養) 介護老人保健施設(老健) 有料老人ホーム グループホーム デイサービス ・特別養護老人ホーム(特養) 特別養護老人ホームの特徴としては、要介護度が3~5と高めの介護度になるため、看取りや、急変時の対応なども、看護師の重要な役割となります。 人員配置の基準として、24時間の配置義務はないため、夜勤の看護師業務がない施設もありますが、いつでも入居者のもとへ駆けつけるサービスの対応がある特別養護老人ホームでは多い印象です。 ・介護老人保健施設(老健) 老健(介護老人保健施設)とは、 リハビリや医療ケアを目的とした施設となります。 長期入院をしていた人が在宅復帰を目指すために利用されるため、 老健は、3~6ヶ月の間しか利用することができず、原則65歳以上の方で「要介護1」以上の方が入所できます。 そのため、入居者の長期的なケアを行うことは難しいですが、さまざまな方の医療ケアに携わりたい方にはピッタリです。 ・有料老人ホーム 有料老人ホームには、介護付きと住居型の2種類があります。 介護付き有料老人ホームの場合、要介護者のみが入居する「介護専用型」、自立・要支援と要介護のどちらもが入居する「混合型」に分けられます。 住居型有料老人ホームには、自立・要支援・要介護の方が入居可能です。 どちらも身体介護や日常生活支援が中心で、医療ケアを行う場面は少なめです。 ・グループホーム グループホームとは、認知症の方が共同生活を送る施設です。 グループホームの目的は、少人数で家庭的な環境のもと、認知症の方が地域とかかわりを持ちながら生活を送るという点であるため、1ユニット5~9名の最大18名定員の施設が多いです。 少人数のケアに興味がある方にはおすすめです。 ・デイサービス デイサービスは、その名の通り、1日型や半日型で介護サービスを提供しております。 送迎車で利用者さん宅へ送り迎えをし、 デイサービスの施設内で入浴介助、食事介助、排泄介助、レクリエーションなどの生活サポートを行います。 生活サポートの中に、体調管理などの看護業務も含まれ、看護業務全般を対応していきます。 ③介護施設勤務の看護師の仕事内容 介護施設で行う看護師の仕事内容は主にこちらです。 〈 想定される看護業務・医療措置 〉 点滴 適時の痰の吸引 胃ろうの管理 中心静脈栄養管理(CVポート) バルーン管理ストマ管理 在宅酸素管理 インシュリン管理 バイタル測定 疼痛管理 服薬管理 オンコール対応、緊急時対応 これらの看護業務は、施設に入居されている方の体調によって変わります。 転職の際にはどんな方が入居されているのか事前に調べておくと良いですね! また、職場によっては、看護業務にプラスして介護業務が仕事に加わることもあります。 入浴介助や、排泄介助も含めた身体介護まで、対応することもあれば、あくまで介護士のサポート業務にとどまる範囲内になるなど、職場によって様々です。 看護師さんの中には、介護業務が苦手という方も多いです。 しかし、介護施設に就職するにあたり、いつそのような状況になってもおかしくありません。 仕事内容はきちんと確認が必要です。 ・介護施設の夜勤対応について 全ての介護施設で夜勤対応があるわけではないですが、 基本的には、16時から翌朝10時までの夜勤時間で対応する介護施設が多く、2交代制が基本です。 また、介護度の高い低いによって、夜間の緊急対応の回数も変わりますが、月に1回あるかどうかという頻度です。 ④介護看護師の働く1日のスケジュール 各施設によって内容は様々ですが、 ある日の看護師さんのスケジュールを表にしてまとめてみました。 6:00 ご入居者起床、点滴、トイレ介助 7:00 朝食準備、服薬準備 8:00 業務報告など 9:00 出勤(日勤担当) 10:00 状態に合わせた医療行為 11:00 入浴前後の健康チェック 12:00 服薬準備、食事介助の補助 ~ 14:00 口腔ケア、検温、巡回 15:00 記録、物品補充、胃ろうの準備 ~ 出勤(夜勤担当) 17:00 胃ろうの対応、夕食準備、服薬準備 18:00 退勤(日勤担当)、申し送り 19:00 検温、バイタルチェック ~ 21:00 消灯、ナースコール対応 ~ 巡回、点滴交換 このスケジュールは、特別養護老人ホームで働く看護師の1日です。 時間で表すことで想像しやすくなったでしょうか?? 私は思っていたよりも勤務時間が長くてびっくりしました! 勤務時間や勤務内容についても施設によって変わるので、自分がどの職場に合っているのかは把握しておく必要があります。 ⑤介護施設勤務の看護師の給料 介護施設ごとの給料の一覧表を作成しました。 地域や勤続年数によっても年収・給料は変動いたしますが、施設形態によって給料が変わってくる場合がありますので、参考にしてみてください。 ・常勤看護師の場合 ・非常勤看護師の場合 このようになりました! 施設によっての給料の違いについては、大きくは変わらないように思います。 あくまで平均なので、あまり金額にとらわれすぎずに目安として考えていただけるとありがたいです。 ⑥病院看護と施設看護の違い 実際に、病院と施設の看護師ではどういった違いがあるのでしょうか。 同じ看護業務だとしても、「患者」か「入居者」では、対応方法がまったく違ったものになります。 ・病院看護の場合 病院という場所は、治療をする場であり、「病気やケガを治して日常生活に戻るんだ」という気持ちの中で、何においても治療が優先されます。 ・施設看護の場合 介護施設は治療する場ではなく、高齢者の方が日常生活を送る場所ですので、すべてにおいて治療が優先される環境ではありません。 施設看護の場合は、日常生活と医療ケアのバランスが非常に大事になってくるので、その感覚に慣れることが大事になってきます。 医療ケアのスキル・能力はもちろん大事ですが、ご入居者とのコミュニケーションがとても大事になってきますので、人付き合いの能力も求められるのが介護施設の看護師です。 ⑦介護施設勤務のメリット それでは全体を通したうえで、介護施設勤務の看護師のメリットについて解説していきたいと思います。 ・残業が少なく定時で帰ることができる職場が多い 介護施設では病院のように急患が入ることもなく、基本的には決められた時間に業務を終了できます。 場合によっては時間外勤務が発生することもありますが、病院と比べると残業は少なめです。 デイサービスなど夜勤のない介護施設も多く、子育てや介護と両立しながら活躍できる職場です。 ・日勤のみ(夜勤なし)で働くことができる 介護施設では、看護師の人員配置が24時間でなくてもよいところもあります。 また、すでに夜勤をする看護師は人員が確保できており、日勤のみ働ける人が欲しいという募集も多いです。 病院勤務で、夜勤業務がまじつらい・しんどかったという方は、日勤のみの施設看護はとても狙い目だと思います。 ・ひとりの方に長くゆっくり関わることができる ご入居者ひとりひとりの生活のサポートをする介護施設では、ご入居者とじっくり向き合った医療ケアをすることができます。 日々コミュニケーションをとりながら長い間一緒に生活をしていくので、病院看護とはまたちがう魅力・やりがいを持つことができます。 ⑧介護施設勤務のデメリット その一方で、デメリットが存在するのも事実です。 今回は実際に施設看護士として働く人々の不安や悩みの声を参考にしてまとめてみました。 ・介護士への医療ケアの支持・判断も任されることがある 正看護師の資格を持って介護施設で働くことになると、介護士さんへの医療ケアの指示も対応する機会があります。 医師が常駐していない介護施設がほとんどですので、簡単な医療ケアなどは、看護師さんの判断に委ねられることが多いです。 こういった責任感やプレッシャーに不安や悩みを感じる方は多いです。 ・病院と介護施設での働き方の違いに戸惑う 病院という場所は、治療をする場であり、「病気やケガを治して日常生活に戻るんだ」という気持ちの中で、何においても治療が優先されます。 一方で、介護施設は治療する場ではなく、高齢者の方が日常生活を送る場所ですので、すべてにおいて治療が優先される環境ではありません。 その働き方や、考え方のギャップに苦しむ方は多いです。 ・医療ケアのスキルアップはしづらい 介護施設での看護業務は、日々生活をするご入居者の健康管理・維持がほとんどです。 医療処置に関しては、特殊な内容を実施している施設は少ないです。 コミュニケーションを通して、一人一人の体調の変化を見抜く力など、別の面でのスキルアップは可能ですが、スキル面より働き方の面で介護施設を選んでいく方が長続きするかもしれません。 ⑨まとめ 最後まで読んでくださりありがとうございました! 様々な記事がある中、この記事を選んでくださったことをとてもうれしく思います! 少しでもお役に立てましたでしょうか?? 今回は「介護施設で働く看護師」について働き方や仕事内容について解説しました。 病院で働くイメージのある「看護師」という職業ですが、介護施設で働く方も多くいらっしゃいます。 その違いを理解して、どのようなメリットやデメリットがあるかも認識したうえで最適な決断をしていただけたらと思います! しかし!! 介護施設の看護師求人、を探すのは実は難しいんです… 『ふくみっと』では、 介護施設の看護師求人を多数掲載しております! 看護師求人は枠も少なく、レアな求人も多いので、好条件の求人を見つけた際は「気になる」などしてキープしておくことをおすすめします! 募集停止中の求人も、「チャット」で枠があるかどうか質問することもできますので、『ふくみっと』内の機能をうまく使って、お仕事探しを効率的に行っていきましょう! 最後まで見てくださったあなたに… 特別に看護師求人の一覧リストをプレゼントしちゃいます👏 下のURLから求人をチェックしてみてくださいね ↓ ↓ 介護施設の看護師求人 病院勤務の看護師求人
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