ちょいムビ
『夏祭り!!』 やってきました!! ついにこの日が!! コロナの影響によりイベントも縮小傾向でしたが、 今年8月13日の夏祭り!! 炭坑節で盆踊りを楽しんだ後、水鉄砲で的当てや。 久しぶりの交流で皆様見よう見まねで踊ったり、 歌ったり楽しいひと時を過ごしました。
『夏の行事』 ここ数年感染症への対応が続く中、外出することや イベントへの参加が見送られていましたが、 地域で活躍されている方々がGH熊取を訪問してくれました。 見て楽しい、参加して楽しい時間となり、 入居者様、職員一同、訪問してくださった地域の方々に 感謝の気持ちでいっぱいでした。 「7月25日 寿鳳会 民謡」 各地の民謡を11曲 アンコールではおてもやんと盆踊り音頭を披露してくれました。 迫力ある声量と鳴り物に圧倒され最高に嬉しい一日となりました。 「8月2日 地域の女性部 唄おう 手品 踊り」 歌を唄ったり手品ショーや、踊りに衣装にと 楽しませていただき、最後の曲は青い山脈でした。 青い山脈は入居者様もみんなで唄いました。 大きな声と手拍子が一体感がとても良かったです。
『七夕祭り』 7月7日は七夕の日☆七夕ゼリーを作り 皆様で七夕祭りを行いました♪ 今年は大きな笹を分けて頂き「大きな笹やなー!」と ビックリされていました! 願い事を書いていただき、美味しいものが食べたい、 家族に会いたいなど…それぞれの願いを込めて 飾り付けをしました☆ 楽しい七夕祭りでした♪
『スイカ叩き! やってみました』 夏といえば、やっぱりスイカ割りでしょ! まずは大きなスイカをゲット。 それを固定していざスイカ割り開始! としたかったのですが・・・ すぐに割れてしまっては楽しみを分かち合えない。 ということで!スイカ叩きを開催しました。 新聞紙を棒状にして何回叩いてもOK! 気の済むまで叩いてもOK!! 最初の入居者様が思い切りフルスイング! 複数人が寄ってたかってフルスイング! でも割れない(笑)スイカにダメージゼロ(笑) スイカ叩きを堪能したあとはフルーツポンチにして 皆さんで美味しく召し上がりました。
『2023年8月23日 夏祭り』 コロナ禍により開催が出来ておりませんでした 皆様が待ちに待った夏祭り!! 入居者様それぞれに盛大にお楽しみ頂きました! たこ焼きや焼きそば、スイカを美味しく頂きました!!
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ ■ レクリエーションの意義 「レクリエーション」ーー日本語に言い換えると「余暇活動」と言われています。 余暇という言葉が持つ意味から「余裕やゆとりのある人たちだけの特別な遊び」と受けとめられてしまっているかもしれません。 学校教育に中にも登場したレクリエーションは、ダンス、ソング、ゲームに代表されるように「明るく、元気に楽しく、そして仲間づくりを」というイメージで定着していきましたが、当時、その輪の中に障害者はいませんでした。 高齢者福祉施設でもさまざまなレクリエーションが展開されてきました。 低いネットで、やわらかく大きめのゴム風船を使う「風船バレーボール」は、車いすの高齢者でもできるということで全国的にブームになりました。 しかし、反応や笑顔のない高齢者までコートの中に入れられて「これこそが全員で楽しくできるレクリエーションだ」というふうにされていました。 この延長線で、ゲーム性を取り入れたものがさまざまに登場していきますが、あるデイサービス施設で「どれも子どもだましだ」と語っていた高齢者の言葉が忘れられません。 子どもだましなゲームをすべて否定するつもりはありませんが、これらを嫌う人たちにはどのような別メニューが用意されているのでしょうか。 レクリエーションを「生活での快適」と言った人がいましたが、こう考えれば素直にあるべき方向が見えてくるのではないでしょうか。 レクリエーションは少数の職員で多数の高齢者を一度に遊ばせるといったたぐいのものだけではないはずです。 ■ 高齢者の希望を実現 私が勤務していた施設では高齢者の希望を一つひとつ実現していきました。 と言っても、それは無理難題のものではなく当たり前のものばかりでした。 真夏の暑いときにはビアガーデンや居酒屋に出かけて乾杯! 温泉に出かけての入浴! 海水浴では潮風に思い出をよみがえらせてスイカ割り! 一泊旅行は愛媛を離れて高知、香川、徳島へ! デパートショッピングやお寺参り、チラシで気に入った飲食店での外食もありました。 ところが介護保険が導入されて外出や外食は激減してきました。 自己負担の必要やあまりの忙しさで職員の手が回らなくなったからです。 介護保険になって施設生活の自由度や満足度が低下したとしたら一大事です。 ■ さいごに 4月から介護保険の厚生労働省令の基準が改正されました。 第15条第4項には「入所者の生活を施設内で完結させてしまうことのないよう、入所者の希望や心身の状況を踏まえながら、買い物や外食、図書館や公民館などの公共施設の利用、地域の行事への参加、友人宅への訪問、散歩など、入所者に多様な外出の機会を確保するように努めなければならない」と明記されています。 日常生活においていかに満足できるか、これこそがレクリエーションではないでしょうか。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章 】 ~本当に必要な希望理解 信頼関係~ ■ 最も大切なことはしっかりと「聴く」こと コミュニケーションはメッセージの共有が前提です。 一般にメッセージは送り手となったり受け手となったりすることで互いが内容を共有していくことになりますから、一方的なメッセージで終わるとしたら、それはコミュニケーションとはいえません。 ややもすると、送り手=援助者となって、援助者のメッセージがどのように受け手である要介護者に伝わったかということを優先して考えられがちですが、要介護者の回答や意見をどのように正確に読み取るのかということを忘れてはならないと思います。 この場合に最も大切なことは要介護者のメッセージをしっかりと「聴く」ことです。この「聴く」は、メッセージの奥に隠れている希望や要望までも理解できるように耳を傾けてしっかりと聴きとろうとするものです。 ■ 要介護者との信頼関係 「言葉が人をつくる。言葉が態度をつくる。」ということを聞いたことがあります。 私は「言葉で人が殺せる」と考えます。 高齢者に対して赤ちゃん言葉や指示・命令言葉を使っているところは今では激減しているはずですが、一時は「痴呆があるので子どもみたいに扱うと安心している」などという施設もありました。 人生の大先輩に「○○ちゃん、 は~い、お口開けてくだちゃいよ。はい、よくできまちた」などという食事介助の光景に出合って違和感を感じないとしたら大変なことです。 信頼関係ができているから問題ないという人もいます。 しかし、信頼関係は短時間に、 しかも対人援助業務の中で容易に構築されるものでしょうか。 その信頼関係を誰が評価してくれているのでしょうか。 要介護者が「信頼関係があるから」と言ってくれたとしても、それが本心か本音か、そう言わせていないか、と考えなければなりません。 ■ さいごに ちゃんづけや君づけにしても、本人や家族から「そう呼んでほしい」と言われ、自己決定を尊重しているのだという施設があります。 自己決定の尊重とは、本人の希望をすべてそのまま受け入れることなのでしょうか。 本人が希望するなら絶対にそれでいいと断言できるのでしょうか。 では、ほかの自己決定はどのように実現されているのでしょうか。 「食事時間をもっと遅くしてほしい」 「入浴は夕食後にしてほしい」 「週に一回はショッピングに連れて行ってほしい」 ちゃんづけに応えるだけではなく「~ほしい」という希望に向き合ってこそ、ほんものの信頼関係が出来上がっていくと思います。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ ■ 援助者自身の意識や自覚 近年、医療や福祉への進学希望が増加しています。 免許や資格が付与される専門職で、少子高齢社会の進展では就職が容易であろうとする意識があっても不思議ではありません。 ですが、そのためには業務遂行に必要な専門性の高い技術と知識の習得が必要です。 自分の適性と個性をしっかりと把握し、医療職や福祉職としての目的や問題意識を構築していくことが大切です。 対人援助は、援助者自身の価値観や人格などによって提供されてしまいます。 医療も福祉も「生きている人間を幸 に導くための援助」であるとすれば、共通項や関連も多く、連携の充実も不可欠でしょう。 福祉や医療の分野ではパターナリズムという概念があります。 温情または保護主義と訳されます。 利用者が複雑な情報収集を行い理解することは難しいとして、専門家が指示したほうがよりよい援助につながるとするもので、医療モデル、専門家介入モデルとも言われます。 ここでは専門家たちが利用者の問題点を感じ取って判断して、善かれと思うサービスを提供していくことになります。 援助者自身の意識や自覚が問われますが、現実には「してやっている」式の対応が多いようです。 ■ 医療職と福祉職の絶対的な違い 医療職と福祉職の絶対的な違いは何なのでしょうか。 福祉職には医療行為が行えないことが最もわかりやすい例だと思います。 医療現場では「疾病の治癒」が最大限尊重されます。 つまり、治癒のためには絶対安静という大義で、身体拘束だってできるでしょう。 福祉には、生活者という視点が必要です。 利用者のクオリティー・オブ・ライフを支援していくことが求められます。 看護と介護は人を支える両輪ではないでしょうか。 福祉の現場では少なくとも患者とは言いません。 かつては入所者と呼んでいましたが、入居者、さらに進んで、利用者と言います。 顧客満足の視点で「○○さん」から「△△さま」と呼ぶ施設もあります。 しかし、いまだに、職員がお年寄りから「先生」と呼ばれている施設や、お年寄りを「○○ちゃん」「□□やん」などとニックネームで呼んでいる施設も少なくありません。 そのような施設では、指示命令が横行しています。 ■ さいごに 利用者は社会的弱者として一方的な支援が必要な存在なのでしょうか。 適切なサービスの質の確保と提供には、インフォームドコンセント(十分な説明と同意)が不可欠で、いくつかのサービスの選択肢を提示して自分たちで決定してもらうことが必要です。 専門家による説明責任の義務化は当然のことです。 利用者によって内容を省略したり簡素化することは許されません。 選択、自己決定については自己責任が伴うことはいうまでもありませんが、だからといって利用者自身の生活様式や方法について専門家がすべて取り仕切ってしまうことのないように配慮していかなければならないと思います。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ ■ 「入居者自治会」 私が生活相談員として勤務していた施設には「入居者自治会」があり、すべての入居者が加入することを前提に会費と会則が設定されていました。 自治会に役員会があり、毎月1回、入居者から選ばれた役員6人が今月の行事や出来事の反省、次月の行事の提案、生活全般についての意見を交換する会として根付いていました。 司会進行は会長または副会長です。その役員会で「夜間入浴」の問題が提起されました。 当時は職員の勤務の都合に合わせ昼間の入浴になっており、夏場でも1人週2回が原則でした。 役員の中から遠慮ぎみに「夏場の暑い時だけでええから寝る前にシャワーだけでも浴びて汗を流したい」という声がでました。 「ぜいたくなことを言うたらいかん。職員さんも忙しいんじゃ」という意見もありましたが、 最終的には夜間入浴を実施してほしいということでまとまりました。 自治会役員会で審議され了承されたものは職員主任会議に提案されて決定すると、職員会議で全職員に周知され、毎月1日に実施していた全入居者が参加する懇談会で発表されていました。 こうして、夏場の3ヵ月間、本人が希望すれば毎日でも入浴できるようになりました。 ■ 高齢者の希望に沿った企画の実現 自治会の活発な活動によって次々と高齢者の希望に沿った企画が実現しました。 「夜の居酒屋に出かけての一杯会」では若者が飲み合う横に車椅子(いす)軍団が入り込みました。 何度か行くうちに、それまで隣で無視していた若者たちが入り口の段差で車椅子介助を申し出てくれました。 「県外への一泊旅行」は県内で自信のついた高齢者の希望が高まって四国制覇の後に九州、中国へとつながっていきます。 「死ぬまでには来たいと思っていたんじゃけどもうこの体では無理じゃとあきらめていた」と語ったYさん。 脳梗塞(こうそく)の後遺症で固まった左手を支えながら、香川・善通寺の本堂でいつまでも念仏を唱えていました。 「温泉旅館に出かけての忘年会」では車椅子とベッドの生活ばかりだったOさんが、座椅子に腰を降ろして、「熱燗(かん)をコップでおくれや。畳の感じを忘れるところやった。私らはやっぱり日本人やわい」と元気いっぱいな笑顔で乾杯の音頭をとってくれました。 銭湯に出掛けての入浴や出前なども人気でした。 ■ さいごに 施設の生活主体はあくまで高齢者です。 自治会のない施設は人権意識が欠如しているとも言えます。会則や会費のない自治会もいただけません。 寝たきりや痴ほうの高齢者に何がわかるかという発想なのでしょうか。 要介護で依存状態になっていたとしても、意欲も主体性もない存在ではありません。 個の尊厳、主体性の尊重などがしっかりと守られていくためにも自治会組織は必要なのではないかと思うのです。 施設の主人公が我慢したりあきらめたりすることのない生活の場所づくりが求められています。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
コラム紹介とは こんにちは!ふくみっとの中の人です! 「コラム紹介」とは!私が出会ったコラムの中で、介護職に携わる皆さまにぜひお伝えしたい名コラムを紹介するコーナーです! このコラムは、福祉人材の育成に尽力されているノートルダム女子大学教授の「三好 明夫」先生が、2004年頃に愛媛新聞に寄稿されていた、『介護人への12章』です。 三好先生のご紹介はこちら 【介護人への12章】 ~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ ■ 施設での人権侵害行為 県外の社会福祉士養成校の通信課程で老人福祉論を担当しています。 受講者のほとんどが社会人で、その半数は福祉施設・団体などで実際に勤務している人たちです。 私は、いつまでたってもなくならない施設での高齢者への人権侵害行為の改善を問い掛けたいという思いから、リポート試験に、「虐待・拘束、プライバシー、性的羞恥(しゅうち)心、肖像権、呼称の5つのキーワード解説を行い、高齢者への権利侵害を予防する方法を論じなさい」と課題を出しました。 提出された200人近いリポートのすべてを読み採点を終えたところです。 「拘束」は、安全や事故防止のために行われるのなら仕方がなく、廃止することは難しいという意見が半数以上ありました。 この中には「入所時に、家族から縛ってもかまいませんと申し出るケースもある」とか、「ショートステイの申し込み窓口で、うちは縛ったりしませんから徘徊(はいかい)のある痴ほうはお断りしますと回答している」というものもありました。 「家族が拘束を拒否すると、安全に責任がもてないので申し込みを丁寧に断る」施設も少なくありませんでした。 また、「職員のとっさの判断で、頭を小突いたり、尻をたたいたり、食事や排せつのミスに対して当然のように罰を与えることがある」「指示を出して通じないと本人のせいにして叱(しか)り、怒り、痴ほうがあればさらにエスカレートする」との文章もありました。 職員の善かれと思う行為が不愉快な思いや肉体的苦痛を強いていることはないのでしょうか。 本人のためでも、結果としてしごきやイジメになっているかもしれません。 ■ プライバシーの侵害 「プライバシーの侵害」とは、自分の秘密や私生活の部分を自分の意思に反して知られてしまうことです。 「大部屋での環境や身体介護優先の建物構造ではある程度は仕方ない」という意見がありました。 個室の是非については、高齢者はもともと、集団で雑談などを好むという傾向や個室だと夜が寂しいという意見があり、個人の尊重を考えれば、個室がすべてではないというリポートもありました。 しかし、大部屋の場合には、冷暖房や、薄っぺらなカーテン1枚でオナラやイビキも共有しなければなりません。 消灯後のテレビも同室者から嫌がられると見られません。夜間のホールでのテレビが禁止だと好きな番組は永久に見られないことになります。 ■ さいごに 最近、福祉施設見学の要請も増えていますが、見学を希望する側の動機と施設側の判断だけで、利用者の意思を無視していることはないのでしょうか。 大部屋の出入り口で入退室のあいさつをきちんとしている施設はほとんどありませんし、高齢者の個人情報をおもしろおかしく職員同士でおしゃべりしている風景もなくなりません。 生き地獄と感じている高齢者は多いはずです。 元記事の著者 三好 明夫 ノートルダム女子大学 社会福祉学 教授 https://notredame-db.net/detail.php?id=65 関連記事はこちら 【介護人への12章-1】~少人数で家庭的な雰囲気 ユニットケア~ 【介護人への12章-2】~利用者本位へ課題残る 措置から契約に~ 【介護人への12章-3】~問われる援助者の意識 指示と説明責任~ 【介護人への12章-4】~社会常識とかけ離れる 施設病~ 【介護人への12章-5】~本当に必要な希望理解 信頼関係~ 【続介護人への12章-6】~整容 気持ちも支える工夫を~ 【続介護人への12章-7】~ホームの生活環境 日常性重視し個室化を~ 【続介護人への12章-8】~ケアマネジメント 自己選択への援助 大切~ 【続介護人への12章-9】~社会福祉士 専門性高いが低い認知度~ 【続介護人への12章-10】~援助と指導 高齢者の主体性を尊重~ 【続介護人への12章-11】~福祉の現場 職員救う援助が不可欠~ 【続介護人への12章-12】~施設の評価 専門的な外部機関必要~ 【介護人への12章-13】~排泄 恥ずかしさ思いやって~ 【介護人への12章-14】~食事 生活で1番の楽しみ~ 【介護人への12章-15】~入浴 高齢者の希望優先して~ 【介護人への12章-16】~移動 転倒防止で身体拘束?~ 【介護人への12章-17】~介護福祉士 しっかりした教育必要~ 【介護人への12章-18】~レクリエーション 外出・外食の機会確保を~ 【介護人への12章-19】~コミュニケーション 「共感」レベルの実現を~ 【介護人への12章-20】~リスクマネジメント 本人の希望実現のため~ 【介護人への12章-21】~人権を問う・上 「拘束やむを得ず」半数~ 【介護人への12章-22】~人権を問う・下 対等平等な援助不可欠~ 【介護人への12章-23】~入居者自治会 活発な活動 希望を実現~ 【介護人への12章-24】~終末期の看取り 入院せず施設に居たい~ 介護・看護・保育・福祉の求人検索はこちら
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