【京都市上京区】ルーツもおもしろい。
有料老人ホーム 北野マリアヴィラに取材に行ってきました①【前編】
三枝、Kubota
みなさんこんにちは。ふくみっとです。
今回、インタビューしてきたのは、京都市上京区にあります
「住宅型有料老人ホーム 北野マリアヴィラ」の代表取締役社長の矢嶋充様と
看護師で事業所管理者の倉橋さち様にお話を聞きに行きました。
上京区は昔ながらのお家も多く、風情ある住宅街なイメージですが、
その中でも地域密着で福祉事業を行っている、株式会社結形。
建物の見た目は普通のマンションの様な雰囲気ですが、
一歩中に入ると高齢者の方が快適に暮らせるように、代表の矢嶋様が込めた想いがたくさん溢れていました。
週休3日の正社員や、夜勤のみの正社員など、多様な働き方を実現しておられます☆
興味のある方は求人情報ものぞいてみてね♪
はじめまして。
今回はお時間頂き
ありがとうございます。
三枝(みえだ)と言います。
京都産業大学に通ってる 2回生で、
歳は19歳です!
Kubotaと申します。
同志社大学に通っている 3回生で、
歳は先日21歳になりました!
10月生まれ?
11月1日です。。
(キティちゃんと一緒なんです。)
キティちゃん
身長はりんご5個分。
体重はりんご3個分。明るくて、優しい女のコ。
クッキーを作ったり、ピアノをひくのが大好きで、
夢はピアニストか、詩人になること。
音楽と英語が得意。
好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ。
双子の妹、ミミィとは大の仲良し。
出身:イギリス・ロンドン、
血液型:A型、身長:りんご5個分、体重:りんご3個分
あー!(笑)
誕生日にうち来たら
3,000円の商品券が貰えるんやけど。(笑)
僕、1 月23 日なんで
またお伺いしますね!(笑)
今、学生団体として
福祉業界に携わっていこうと思ってて、
ことメディカルさんと一緒に協力して
地域に密着した
求人サイトを作ろうと思っています。
株式会社 結形代表の矢嶋と申します。
僕、実は設計士で、ずっと福祉施設とか病院の設計をしておりましてですね、
その過程の中でクライアントさんから老人介護のホームの運営をやったらどうかと、言われて始めたのがこの道のきっかけですね。
それから介護の資格を取り、建物をたてて、あと介護事業所を設け、いまで6年目です。
おかげさまで地域密着で、順調に仕事の方はさせて頂いてると思います。
スタッフにも恵まれてやってます。(笑)
えー!?そうなんですね。
ありがとうございます。
えーと、横にいるのは倉橋と申します。実は看護師さんなんです。
うちのような住宅型有料老人ホームに看護師さんがいることは珍しいことなんですけど、開設当初から働いてもらってます。
京都市内見渡しても看護師さんで介護の事業所の管理者さんをやってるってまず無いはずです。
珍しい!しかも!若い!
そんなことないです(笑)
お母さんぐらいの年代です。(笑)
介護業界っていわれるところは、結構スタッフの年齢高いイメージありますかね?
確かに。
そういうイメージはありますね。
ですよね!だからそういう中で言うと倉橋は若い。
京都府とかの福祉関係のPRホームページとかでも
若者をターゲットにするためにめっちゃかっこよくして、
若い人を入れようとしている。わかります?
今、どんどん
新しくなってますよね~。
ですよね。
でも実際働く人は元々福祉に興味があるというよりは、
何かのきっかけでスタートして、
この業界に入る中途採用の人が多い。
福祉大学とか福祉専門学校だとかそういうところで勉強してこの道に入る人はやっぱり見渡すと数は少ない。
だからこそ、基礎のある学校とかで学んできた方がやっぱり現場のリーダーとなり、
導いていくべきだと思っています。
介護業界に入る
キッカケがあり、
入る決断ってのは
すぐに出したんですか?
はい!
設計のクライアントに勧められたのがきっかけですが、
決断するときはしっかり考えました。
北欧のノーマライゼーションも現地で感じてきました。
介護、福祉って公的資金を使うでしょ。
要するに、ご利用されるお客様も保険制度を利用するでしょ?
凄くこうなんか、役所っぽいじゃん。
本当はこう、血の通ったというか、もっとサービス業的な関わりがあって然るべきなのに、
なんか色んな基準があって、
あるいはその保険制度を使う上では、誰がしたって同じサービスなら同じ料金。
変じゃんそんなの。
もう少しこうできたらとか、
自由なサービスを提供をしたいなと強く思ったんです。
ただ今までの介護業界は僕も知ってたけど。
やっぱりほら、
狭い組織です。
入ったら何十人か職員がいて
勤務歴が長いスタッフが仕切ってて、
若い子が来たら嫌がらせする。派閥があって。
要するに向上心が無いままルーティーンで
仕事していくような人達がやりやすいようになる。
そんな状況を作りたくないなと思ったのもキッカケの1つです。
建築士としてのスキルを活かし、
組織的なところから
改革していきたいというか、
福祉業界を経営者として
変えていこうって感じですか?
ちなみに建築士ってビジネスの能力無いんです。
建築士の生き方ってお金で自分のやりたいことを表現する。例えば、オリンピックのドームってあれ自分のやりたいことを国の金で作ってるわけでしょ?ある意味では。
要は、ああいうのが建築士の仕事じゃん。でもそれって自分本位な部分があるんです。でも本当は人って、もっと直接的に人の為になりたいって思ってるはずなんです。
それがなかなか満たされない。
介護業界って直結してるでしょ。
おじいちゃんおばあちゃん或いは、お父さんお母さんに、
何かの生活のお手伝いをさせて頂いた上にありがとうって
言ってもらえるとかね。それが凄くいいんですよ。
なるほど~。染みますね。
ところで、
倉橋さんは看護師、
なぜこの施設で
働かれているんですか?
きっかけとか何ですか?
元々は病院で務めてて、病院てのは花形で、医療メインですから、
患者さんの気持ちだとか、本当は大事にしなきゃいけないんだけど、
そうじゃなくってやっぱり、時間とか、業務で追われて全然喋れない、全然ケアをしてあげれない。
ていう中で過ごすのが病院やったんです。まあ私はそういう人間になりたいとはひとつも思わなくって、
本当だったらケアっていう、精神的なケアということで、不安に思ってることとか、もうちょっと大事に「そうだよね、不安だよね。」っていう話をしたりとかってのが1番大事なんじゃないかなと。
そういうことが出来るのってやっぱり福祉業界、介護の業界の方がすごく大きいかなって思ったので、路線変更しました。
1番初めは老健にいったので、そこでも看護の仕事入ってますけど、やっぱり施設なので介護は必須。
その中で大体よくあるのは看護師さんと介護職たちの隔たりというか越えられない一線があって、看護師さんが言うことは絶対みたいな(笑)
看護師さんは常に機嫌悪いみたいな(笑)
そういうイメージがどこもあるんですけどね(笑)
でもそれを私は絶対にしたくなかったし、メインは介護職の方達なので、
その人たちを中心に、その人が働きやすいようにしていくっていうのが、
施設の中での看護師の役割かなと思っててそれがすごく楽しかったです。
それが尊重されると思ったのがここの職場やと思ったのでここでお世話になってます。
仕事にやりがいを感じるというか、
元々の環境では
出来ないようなことをやるために
路線変更されたという感じですか?
そうですね(笑) やりたいことがそこには無かったですね。
自分が歳を重ねていく中で、どういう人間になりたいか、
先輩とか見て目標ってあるじゃないですか、
「あ!自分もこういう人になりたいな」っていうのが無かった。
っていうのがあったのでやっぱりそういう人がいる環境で働きたかったですね。
いいこと言うやん!
初めて聞いたけどね(笑)
イメージですけど、
社会人になったら
家庭とか組織の
イザコザとかあって、
なりたい姿とかけ離れて
現実的になるかな
とすごい思ってたんで。
そうかもしれないですね(笑)男性もそうですけど結婚したり、女性やったら出産があったりとか、
いろいろある中で仕事として続けていきたいというか、
続けていかないと今の世の中食べていけないですから。
そういう意味では、介護業界も資格があって仕事をするんで、
全国どこでも働けるし、1回辞めてもまた戻ってくることもできるので、すごい魅力的だと思うし。
会社としてはそういう人たちに対応してあげられるようにしないとな、って思います。
そういう体制が
あまり出来てないですかね?
今でも結構ね、働き方はいろいろですよ。
家庭の事情とか色々あるので、その人に合わせて、
シフトの組み方だったりとか、働き方とかは変えるようにしてます!
抽象的ですけど、
利用者さんに対する
想いとかあれば、
お聞きしたいです。
日本全国に、介護のお手伝いが必要な方が約670万人ぐらい?いるんです。
で、うちを利用されている方が40人なんです。
だからご縁のあった約670万人分の40人が一番幸せにある環境にしたいと思っています。
ボスがこんなこと言っててどうするの!?って話なんやけどね(笑)
具体的に言ったらここに来たら楽しい時間を過ごす、1分でも長く。
うちに来たらチョーお得というのを何とか表現したい。
それを入ってきたスタッフが共有出来て、チームワークが良くなると、うまく組織として回って、辞めにくくなる。
楽しいことになってくるやん、辛いことでもね。
そうですね、若い子たちとは違って利用者さんは人生の最後を迎える場所ではあるので、最後までその人らしさを大事にしたい。
でも施設なので、ある程度の共同生活をしないといけないので、みんな我慢していることいっぱいあると思うんです。
だけど一対一で関わる時はその人らしさをいっぱい引き出したいなと思います。
あとは、ご家族の方もいろいろな思いがあって、父親なり母親なり亡くなっていく過程を見ていくので、それまでの大変な期間の中で、ご家族の方も後悔してほしくない。
施設に入れたからこうなったとか、後悔は絶対してほしくない。
自分たちはそのお手伝いを出来切るような職業でありたいなと。
ええやん!もっと喋って!
僕が面接で使うし(笑)
僕もそう思う!
僕が言ったことにしといて(笑)
嘘はだめですよ(笑)
大きい会社になればなるほど、下の人と関わることって無いじゃないですか?
福祉施設も大きいとこも結構あるんで、施設長と会うことがないところもあるみたいなんで、ここは小さい施設なんですけど、小さい会社だからこそ、社長と毎日顔を合わせる。
管理職の人とスタッフ、施設の利用者の人とも顔を合わせる。すごいいい環境かなと思います。
それが職員さんの
モチベーションに
繋がるんですかね?
スタッフとしては安心だと思います。
上の人たちがしっかり見えていて、何をしているかが分かると。
それで自分たちが困っていたら助けてくれる。
というのは安心なんじゃないかなと思います!
話も盛り上がり、量が多くなりそうなので,
続きはまた【後編】でお会いしましょう。