三枝、熊井、松原
どうもふくみっとの中の人です。
では今回お邪魔しましたところは・・・
という法人様です。 「株式会社こみつ」
京都市内で訪問介護事業所を複数展開されていて、
ご自宅で介護サービスを受ける方には
無くてはならないService(※ネイティブに)です。
【前編】から徐々に盛り上がってきたところで
話を切ってしましましたが、
これから本音の部分がかなり出てきますので
お見逃し禁止ですよ。
今回も取材するにあたり、
施設訪問時に検温・手指消毒、
マスクの着用、双方の距離を取ることを徹底して行いました。
お伺いしたところが
少し小さな事業所様だったので、
あまり声を張り過ぎるといけないと思い、
かなり息を殺してインタビューさせて頂きました。
傍から見ると顔がかなり赤らめいてたかもしれません。
この場を借りて真面目にお詫び申し上げます。
人物紹介:こみっちゃん
株式会社こみつの代表取締役社長 兼 愛犬溺愛師
スタッフも犬もあらゆる方向から引き抜いてくるヘッドハンティング能力に長けている人物。
人物紹介:ななさん
三度の飯より犬が好き。
人物紹介:ひりゅうさん
広島出身、京都に来て約1年になりました。
未だに「ぶぶ漬けでもどうです?」と言われたことがない。
登場人物は【前編】と同じです。
おさらいでご紹介しておきます。
早速インタビューの続き、行ってみましょう!
なるほど、
一人の人生に対して全員で
協力して考えていくことは
素敵なことですね。
次、ひりゅうさん
伺ってもよろしいですか。
僕も上の人から言われて、
「1日1回利用者さんを笑わせる」って言われて、すごいなと思って、僕も意識してるんですけど、楽しんでくれてる人もいるんですけど、そうじゃない人もいて、すごく難しいなと思って。
僕たちがよかれと思ってやっているんですけど、それが全部ありがとうで返って来るとは限らないんですよね。
「帰れ」とか「何でいてるんや」とか、真逆のことを言われること多々もあります。
そんな中、若いスタッフがめげずに、怒られても次の日にはまた伺う。
もう涙出てくる。
そんな苦悩はみんなあって、悩んでやってると思いますね。
だからといって、利用者の方が悪いわけではないんですよね。
いろいろな障害だとか、症状だとか、簡単にはいかない。
我々もやって”あげている”という気持ちはゼロで、寄り添う、やらしてもらってるという気持ちですが、我々も人間ですからたまに「まじか!」と思う時もありますけどその感情を出すのは素人で、抑えるのがプロ!
その辺はみんな持ってると思います。
笑わせるって
具体的にどんなこと
やってるんですか?
話してくれる人もいれば、そうじゃない人もいる。
話してくれる人に対してはプライベートのことだったり。話してくれない人はなかなか‥(笑)
そうですね。
それは難しいですね。
さすがプロって感じですね。
僕たち素人が怒ってしまい
そうなところを、プロの方は
それを抑えるんですね。
怒る原因が必ずあるんで。
帰れと言われたら何でそう言われたのか考えなあかんし、逆に来てくれというアピールサインかもしれないし、それは自分だけで考えるのではなく、持ち帰ってきてもらって、先輩や上司とかと会議とかで話し合ったりするので、ヘルパー1人で行くので孤独を感じないようにしています。
その時間はみんなの代表で行ってるという認識で、行ってる人が最先端の情報を持ちかえってみんなに伝える大事な役割があるので、報告や連絡をきちんとしてもらうようにはやってます。
普段フランクな
感じでやってるんで、
伝達しやすいんですかね?
フランクじゃなくても、仕事だしきちんとしてくれてますね。
なかなか恋の悩みは言ってくれないですけどね(笑)
なるほど!
ありがとうございます!
ななさん
伺ってもよろしいですか
当たり前ですけど、施設と違って利用者の方の家にお邪魔してるので、不快に思わないように配慮するとか、少しでも節約するためにティッシュとかを無駄遣いしないとか、来た時よりもキレイにするとか、当たり前のことを配慮しています。
利用者の方もあまり話せない方もいるので、そういう方も、自分がいてる時間が嫌だなと思われないように、どうしてほしいかを、感情を読み取るのを諦めないようにすることですね。
細かいところまで
気を遣って
いるんですね。
気を遣いますね。
ヘルパーが来てくる前より汚して帰るってのはありえないですし、お湯もらうのもお湯いただきますって気持ちでやっぱり経済的に大変なお家も多いので、水出しっぱなしとか、いっぱい使うのを控えるとか。
まあティッシュのこともそうですけど。なるべくその辺に気を遣ってます。
でもそれはこうしなさいって教えてるわけではないので、今ななさんが言ってすごく感心してて。
あと諦めないって言ったんですけど、寝たきりの方とか、表情のない方とか、こっちが言ってることも反応が薄かったりするんですけど、だからといって、聞いてはらへんわ…と思わずに分かってはると思って声かけします。
背中ちょっとシワ大丈夫ですかー?とか、こういったらこうしてほしやろなとか諦めずに考えるようにはしてます。
こみつさんにしかない
特徴とかって
あるんですかね??
利用者さんの層も全然違うのもそうですし、尊敬できる方ばっかり。
人間関係、人がいいです(笑)
やっぱり、他の施設とかでゴタゴタがあってもここはないんですよね。話しやすい先輩が多いですし、全然仕事じゃない話も聞いてくれたり、犬の話したりします(笑)
楽しい時間で(笑)
仕事内容の方がいいですか??
人間関係の良さが
あるんですね。
ひりゅうさんも
お願いしていいですか?
僕も一番は人間関係だと思います。仕事も講師が教えてくれてるんかなってぐらい丁寧に教えてくれて。
めちゃめちゃ
推しますね(笑)
そこに僕入ってるん?(笑)
ありがとうございます!
採用した社長が凄いということで!
マスクしてるしわからんと思うけど、顔めっちゃにやけてます。(笑)
僕の勝手なイメージ、
介護業界の方って新しいことに
挑戦しようっていう取り組みが
あまりイメージないんですけど、
その中でもどんどん
最初のマンションの話も
そうですし、勉強会の話もそう
ですけど、他に新しい取り組み
ってあるんですか?
子どものことが好きでなんとかしたいなあってのがすごくあったので、17年勤めた施設を辞めて、子供さんとも関わりたいなと思ってこの会社をつくったんです。
だからうちで関わっている子供さんを5月5日の子供の日に無料招待して、会社負担でどっか遊びに行こうっていうのをはじめました。
最初は琵琶湖のクルージングにみんな連れて行って、釣りしたことない子とかいっぱいいたんで降りて釣りして、お弁当みんなで食べたりとかそういうのを第一回で行いました。
また次どうしたい?
ってを子どもたちに聞いて「あそこいきたい!」
「ここいきたい!」とか、まあバーベキューが多いんですけどね。
まあそういう取り組みもしてますし、高校の授業とかも参加しています(笑)
この三人で教室に行って喋ってきたり(笑)
講義もやるんですか?
やりましたけど僕はダダ滑りやった(笑)
あんだけ滑ったん生まれて初めて(笑)
誰も笑わない(笑)
高校の方に行ってこっちから介護の話をさしてもらうとか。
そういうのをこれからもやっていきたいです。
今僕たちも
インタビューの記事とか
やってるんですけど
ゆくゆくは小・中学生に
アプローチしていきたいな
と思っていて…
福祉行くっていう子より
看護行くっていく子が
多いと思うんで、
小・中学生から
介護を広めていけたら
いいと思っています!
僕もずっと思っていて、なんで大学の生徒さんたちの就職先が施設ばっかりかって、そういう教育をしていないから。
そういう講義時間がない。
ヘルパーのこととかもっと身近なこと、当たり前なことだっていうのを早くから子どもたちに教えていったら変わってくるかなと。
「ヘルパー=主婦」のイメージがある。
世の中の流れで、それはどっから出てきてるのってなったら大人になりかけの時からそういうイメージになっていくのかなっていうふうに思ってます。
義務教育で教えて欲しいですよね!
訪問介護とか
あまり知らない人
多いですよね。
でもね、小学生の夏休みの自由研究でヘルパーってなんだろうっていうのを子どもがインタビューしてくれて特集してくれたんです。
ヘルパーあるあるとか実際に子どもがいろんな質問をしてくれて。
この子に何にも言ってないのに歩いているおばあちゃんの支えになるようにおばあちゃんに手をそっと差し伸べてくれて。
(※実際に小学生が作った自由研究の作品を見せて頂きました。)
すごいです!
写真や文字の量も
すごいですね。
ちゃんとまとめて。
(※実際に小学生が作ったとは
思えない内容でした。)
これはヘルパーがこの小学生に言ったんですけど。まあズバリ「ヘルパーとは縁の下の力持ちって言ったんですよ。」やけどその小学生は「ヘルパーは笑顔を守る仕事。」
1日1回は笑かす。
この子はうちに来てこんなに感じてくれました。
小・中学生から教えるっていうのはこういうとこ。
本当に小学生ですか(笑)
そうですよ(笑)
それを学校で発表してくれた。
これを会議で全部読んで発表したんですよ。
そしたら何人かツーンと来てる人もいて。
僕も最後泣きましたね。
やっぱりこういうことをやっていきたいなって。
この仕事の魅力を知って欲しい。
凄すぎて圧巻です。
小学生とは
思えないです!
急に話
変わっちゃうんですけど、
普段休みの日とか
何してはるんですか(笑)
昼過ぎまで寝て、そっから飲みに行ったりとか、ひたすら飲んでます。
ななさんは
どうですか?
私はNetflixとかAmazonPrimeとか見てます!(笑)
結構、登録してますね~。
社長もお酒好きなんですか?
はい、嗜む程度です。
お酒の席の話とか
ありますか?
それはまずいですね(笑)
ちょっと。
言えないことが多いですね。
最後になんですけど、
学生に向けて
一言お願いします!
今しかできないことはしといた方がいいと思います!
遊びもですけど(笑)
私はアルバイトを経験して道を変えたので早くから経験するのはお勧めできます。
ちょっとでもやってみたいなと思ったらぜひ挑戦してみてください!
僕も遊ぶことが大切だと思います!以上です(笑)
僕は福祉に興味もってくれたら嬉しいなと思っています。
ほんでもし興味持ってくれたら僕がなんぼでも教えます。まあ選択肢がいろいろあると思うのでその1つになってください。
待ってても働いていてくれる方は来ないのでうちからどんどん声掛けると思いますが、そのときは是非応えてくれればと思います!
終始、和やかな雰囲気で
インタビューに答えてくださいました。
スタッフさんのお人柄、優しさが
松阪牛くらい溢れていました。
いや但馬牛くらい。
介護という言葉は
狭いようで広く、深く覗いてみると
まだまだいろんなことが見えてきます。
そして経験と実際に自分の目で
確かめてみる大事さというものを
改めて教えて頂いたきがします。
こんなところで、
今回はお別れできればと思います。
まだまだインタビューは続けていきます!
To be continued..